源氏物語千年紀

京都は今年、『源氏物語』の存在が記録の上から確認された時から、ちょうど1000年をむかえるのだそうです。で、数々のイベントが行われそうです。そうですって、またいい加減なんだけど、まだ、私自身もよく分かってないから（笑）

ここで、多分、詳細は分かるんじゃないかな。
春には文化博物館で国宝の「源氏物語絵巻」や、重要文化財180点ほどが展示される、というのしか分かってなくて。

私、同じ頃の女流文人？？なら、ちょっと皮肉っぽい清少納言のほうが・・・実は好き。源氏物語もいろんな人の訳でちょこちょこ読んだけれど、田辺聖子さんのがはじめて最後まで読んだものだと思う。
今回、京都在住で、源氏訳をされた瀬戸内寂聴さんがとても大きな役どころではあるようですが。

そうそう、与謝野晶子の手による源氏物語あるんですけど、今となっては、これにも訳がいる（爆）
今年、この源氏物語千年紀で、また京都は観光に力を入れるだろうな、と感じてます。本屋でちらりと目にして、結局買わなかったのだけど、源氏の舞台となったところを網羅した？地図本みたいなもの出てるんですよ。簡単な解説とともに。
灯台下暗し、とまで言わないにせよ、源氏の世界がそこここに残っているというのに、案外、わざわざ尋ねてなどいってないし、へぇ、ここがそうだったの！的、まったく知らない場所なんかも多いのね。結構、面白そうでした。やっぱり買っておけば良かったかな。

源氏物語の中には後半の宇治十帖、なんかがあるでしょ？
宇治には源氏物語ミュージアムもあるので、今年はそっち方面も賑やかになるかもしれない。

まぁ、いいとこの出の類まれな美しきプレイボーイの恋物語、と言ってしまえばそれまでなんですけど、この世界最古の長編小説、平安時代の宮廷、貴族文化を語る材料としては歴史的にもかなりな価値があるとは思いますね。

因みに、いろんなとこで書いてますが、嫉妬のあまり生霊と化して相手の女を取り殺してしまう・・・年増女の六条御息所、が一番好きだな、私。

京都大好きって方、多いと思うの。　是非、源氏物語が確認されてから1000年だというこの節目の年、遊びにいらしてくださいな。
と・・・お前はいったい何者か？の突っ込み覚悟で書いた楽母でございました。