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垣谷美雨 著 祥伝社文庫 令和2年 9月20日 第一刷
世代的には、この小説の主人公?である大手石油会社を定年退職した庄司常雄の考え方に共感するところも多い。
多いけれど、こんな夫が再就職もせずず~~っと、勘違いしたままで家に居られたらそりゃあ『夫源病』にもなるわなーと思う。
最近の若い夫婦は違ってきているのだろうが、やっぱり我々の世代の夫族は、専業主婦は気楽な存在で、家でずっと楽しているぐらいに思っているのが多いのだろう。
夫が自分は間違っていないし、家族を養うために40年も働いてきたんだぞ! お前はいったい何が不満なんだと思い、妻は妻でもう夫に理解してもらおうなどと思う事すら諦めてなるべく接触を避けようとする。
定年後の生活。
どうしよう。 我が家も夫がこんなだったら。
私の知り合いにも、夫源病を患っている人がいる。
ご主人は彼女より10歳上で、定年後はずっと家に居る。 職場ではそれなりのところまで出世もしたが役員待遇で残る気はさらさらなかったようで、西宮の高級マンションで悠々自適。
ただし、妻を束縛しすぎている。
彼女はその不満を昔からの友人であった我々にぶつける。
我々の夫は、幸いにも?まだ働いているから。
夫への愚痴や不満ならともかく夫が日中いない私たちへの不満となってあらわれる。
言動がおかしくなった。 私たちにもイヤな女!と思わせるような攻撃的な事が続き、まぁ、今は疎遠。 会いたくない。
小説は、その勘違い夫を妻や娘が改造していくものだとばかり思っていたが、庄司常雄氏の賢かったところは、自分で自分を改造していったところ。
この本は、男性にこそ読んで欲しいと思う。
世代的には、この小説の主人公?である大手石油会社を定年退職した庄司常雄の考え方に共感するところも多い。
多いけれど、こんな夫が再就職もせずず~~っと、勘違いしたままで家に居られたらそりゃあ『夫源病』にもなるわなーと思う。
最近の若い夫婦は違ってきているのだろうが、やっぱり我々の世代の夫族は、専業主婦は気楽な存在で、家でずっと楽しているぐらいに思っているのが多いのだろう。
夫が自分は間違っていないし、家族を養うために40年も働いてきたんだぞ! お前はいったい何が不満なんだと思い、妻は妻でもう夫に理解してもらおうなどと思う事すら諦めてなるべく接触を避けようとする。
定年後の生活。
どうしよう。 我が家も夫がこんなだったら。
私の知り合いにも、夫源病を患っている人がいる。
ご主人は彼女より10歳上で、定年後はずっと家に居る。 職場ではそれなりのところまで出世もしたが役員待遇で残る気はさらさらなかったようで、西宮の高級マンションで悠々自適。
ただし、妻を束縛しすぎている。
彼女はその不満を昔からの友人であった我々にぶつける。
我々の夫は、幸いにも?まだ働いているから。
夫への愚痴や不満ならともかく夫が日中いない私たちへの不満となってあらわれる。
言動がおかしくなった。 私たちにもイヤな女!と思わせるような攻撃的な事が続き、まぁ、今は疎遠。 会いたくない。
小説は、その勘違い夫を妻や娘が改造していくものだとばかり思っていたが、庄司常雄氏の賢かったところは、自分で自分を改造していったところ。
この本は、男性にこそ読んで欲しいと思う。
来年には我が家の旦那さんも完全退職
ずーっと家に居ると思うと憂鬱だわ
一応、本人はアルバイトでも働ける内は働くと言ってるけどねぇ
って言うから
「辞めたらあかん」言い続けてます。
今は半日だけ会社顔出しして・・・
それだけでも生活にメリハリが付くから・・・
一日中いられたら・・・想像するだけで怖い~
まだまだ定年させてもらえない。
いつになったら・・・・借金なくなるの
自分じゃ何にもしないくせに、口ばっかり出したりご飯の事ばっかり言い出したら殺意を覚えるわ、きっと(笑)
男って、定年退職したら今までずっと働き詰めだったのでゆっくりさせてくれ、、、みたいに言うらしいんだけど、女は一生定年がないんだ、ということには気づかないみたいね。 老後、夫の小間使いにだけはなりたくない。
仕事している方が元気ですって。
男から仕事を取ったら何にも残らないんだから(笑)
それか、完全に仕事をやめたら何か自分ひとりで遊べるものを見つけて欲しいです。
くれぐれも私を誘わないで欲しい(笑)
「はたらけど はたらけど猶(なお) わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る」
うちの叔父も小さな会社を経営していて、ある晩、突然死。 亡くなった途端に金を貸してた・・・という有象無象がたくさん取り立てに来たそうです。
でも、別に、叔母やその子供らは命も取られずなんとかなりました。
生きてりゃなんとかなる。