映画で知ることもある

SMAPがどうなるか、っていうのにあまり触れたくなかったんだけど、最初の衝撃が去ってから、妙に腹が立つのはなんでだろう。

メンバーの一人が以前に、自分の夢を追って抜けた時は頑張ってね、っていう気持ちだった。
でも、今回は言ってみればお家騒動で、花咲舞・・・・だっけ？
常務派と専務派の綱引き、みたいなしょうもない内輪モメ的なことで、解散するだの事務所出るだのって、彼らを愛し応援してきた人にとっては、すごくバカバカしいと思わない？？

事務所あっての俺らだろう、って言ったか言ってないかは知らないけど、残るっていうキムタクの言い分は正しいし、俺らを育ててここまでにしてくれたマネージャーがいたから、って思うそのほかの４人も正しいと思うよ。
どっちがどっちってことないと思う。

だけど、応援していた人は、SMAPだから応援してたんじゃないかな。
メンバーで誰が好き、という意見は各々違っていても、原点はSMAPで、CDセールスにしても何にしてもSMAPありきだったと思う。
個々人で活動できているのも、後ろにSMAPという看板があったわけだしさ。

それにしてももし、ペナルティを科されてしまうとなると、それは彼らだけでいいのか？って思う。

退社したマネージャーはともかく、意見の相違で口出ししたメリーだか、ジュリーだか、そっちはお咎めなし？？
そもそも会社の代表が軽々しく自分はどのグループが好きだとか、あのグループはダンスができないとか言ってもいいものなの？？

わたしね、『人生の約束』っていう映画見たでしょ。
今こそ、SMAPはじめ、関係者に見てほしいって思ったの。　ほんというと。

中原と塩谷、という親友ふたりが立ち上げた会社がN&Sグローバルというものだった。
最初は二人、力を合わせて会社を大きくしていったのに、性格や経営手腕の違いから、中原は塩谷をきる。
そして、数年後に塩谷の故郷である新湊に赴いた時にはすでに、親友は死んだ後だった。

もう二度と会えることはない。
登場人物のひとり、西田敏行の言ってるセリフが泣かせるのよ。
『無くしてから気づくことばっかりやなぁ』ってね。

ちょうどそのころ、中原の会社も国税局が入ったりして彼は代表の座を降りて、なにもかもなくして振り出しに戻ってしまう。
そんな彼がどうやって再生していくか、っていうのが映画のテーマでね。

こんな時でも『世界・・・』を買って支えようとする大勢のファン、けなげじゃん。

内輪もめしてる事務所も、やめるとか解散とか、応援してくれたファンを置き去りにしているかのようなメンバーも、この映画を見ろ！って思ったわ。
何が一番大事か、よ～く考えてほしいな。