やっちまった。

ここんとこ、本当に自分の記憶があいまい過ぎて、先日もまた同じ本の２度買いをしてしまった。

森見さんの『四畳半神話大系』
森見さんの本はここ数年のものならだいたい読んでいる、と思っているんだけど、この四畳半・・・・だけはなぜか読んでいないと思い込んでいた。

『夜は短し歩けよ乙女』を観に行ったあと、映画評の中にも四畳半・・・の誰それがさり気に出ている、とかなんとか、そういう評もあったので、やっぱり読んでおこうと思って買って帰った。

読みながらなんとなくこれは知ってるふうであるなぁと思ったものの、以前も書いたように何冊かの彼の本は、あっちの話とこっちの話が入り混じっているパラレルワールドっぽいものだから、きっと別の本で出てきたエピソードの前哨戦なんだ、という具合に解釈してみたものの、それにしてもなんだか読んだ感ありありで(笑)　ブログで確認したら、やっぱり読んでた。

こういう二度買いをしないためにも読んだ本を記録していながら、記録が記録だけにとどまっているというお粗末ぶり。
たとえ安価な文庫本といえど、二度買いしたのはもったいなかった。　と思っていたら、息子が「俺、読むわ」といったのでとっとと２階に持って行っておいた。


昨夜、私がお風呂に入っている間に作中に登場する『猫ラーメン』の屋台にラーメンを食べに息子が出かけて行ってた。
猫ラーメンという名じゃないけれど、ほんとに、出町柳近くにあるんだ(笑)

先日、他の小説でも知った柳小路の八兵衛明神のように、森見さんの本の中には京都の人でも知らないよ、っていうような場所がたくさん出てきて笑える。