お役所仕事 或いは

先日、花の水やりをしていたら、府民だよりを配っている人が来た。
1年以上空き家になっている我が家の斜め向かいの郵便受け（実際には家の敷地内に落ちるように開口部があるだけ）に府民だよりを入れようとしていた。

「そこ、空き家なんですけど」と声をかけたが彼女は構わず入れながらこう言った。
「空き家であってもこうして郵便受けがある以上入れないといけないんです」

「えっ？　空き家でも？」
「はい。　入れられないように（開口部に）蓋があれば別ですけど」

「でも、そうしたらどんどん紙ごみがそこの家の敷地に溜まってしまいますけど？」
「でも、府民だよりは入れないといけないんです。　なんならガムテープでふさいでくれればいいんですけどね」

それ、私の役目？

「開口部は塞いでくれないと危ないんですよ。　誰かがふっと火のついたものを投げ込むかもしれないし」

だったらなおのこと燃えやすい紙をいれるなよ

「塞がなくても空き家だって言ってるんだから入れなきゃいいだけじゃないですか」
「決まりですから」

これだからお役所仕事は嫌われるんだ
頭悪い、、、いや、固いか(笑)にもほどがある。

「お役所仕事やねぇ」
「・・・・・・・・・・」



と思ったけれど、あの人、役所の人にも見えなかったし、１軒当たりいくら、、、っていうふうに契約してるんじゃないかってふと思ったね。
だから、１軒でも減ると嫌なんだろうって。

あ～、根性悪いかわたし。

でも、なんだか腹が立ったので、ガムテープでべったべたに開口部を塞いでやった。
空き家の持ち主とは連絡つかないし。

もし、なんか文句言われたら「ゴミ屋敷になるけど？」とでも言ってやろうか。