湊かなえ著 双葉文庫 2010年4月11日初版
これ、文庫になる以前に、『このミステリーがすごい』だかなんだかの大賞を受賞したもの。
ま、↓でも書いたとおり、私は寝っ転がって読んだり、乗り物の中、病院の待合室(以前は美容院でも)なんかで読む人なので、ベストセラー本でも文庫まで待つ事が多い。
この本も気になりつつ文庫化を待っていた。
しかも、映画も6月だったかな、封切りされるようだし。
シングルマザーの教師が、自分の勤めている中学のプールで、4歳になる我が子を殺された、という所から話が始まる。
中学1年生の3学期、明日から春休みが始まるという最後のホームルームで、担任教師はこのクラスの生徒に、娘が殺された、という話をする。
それを聞いた『級友』『犯人』『犯人の家族』というように、“告白”していく次々の、それぞれの立場から、事件の全体像が浮かび上がってくる。
それは、同じ事件に関わりながら、少しずつ視点が違っているのだけれど。
ほんのわずかの誤算、というものが後の大きな出来事に結びついてゆき、悲惨なのは救いのないこと。
告白していった誰もが不幸な事実に閉じ込められる。
ああ、この登場人物は、きっとあの人をモデルにしているなぁ、と思わせるようなキャラクターも出てきて興味深い。
最初の“告白”をするシングルマザーの教師が、映画では松たか子さんが演じるが、適役だなと思う。
熱血先生がこのところ私のお気に入り(笑)の岡田将生クンというのがちょっと???なんだけれど、合わせて映画も絶対に観に行くぞ、と思わせた一冊。 面白かった。
これ、文庫になる以前に、『このミステリーがすごい』だかなんだかの大賞を受賞したもの。
ま、↓でも書いたとおり、私は寝っ転がって読んだり、乗り物の中、病院の待合室(以前は美容院でも)なんかで読む人なので、ベストセラー本でも文庫まで待つ事が多い。
この本も気になりつつ文庫化を待っていた。
しかも、映画も6月だったかな、封切りされるようだし。
シングルマザーの教師が、自分の勤めている中学のプールで、4歳になる我が子を殺された、という所から話が始まる。
中学1年生の3学期、明日から春休みが始まるという最後のホームルームで、担任教師はこのクラスの生徒に、娘が殺された、という話をする。
それを聞いた『級友』『犯人』『犯人の家族』というように、“告白”していく次々の、それぞれの立場から、事件の全体像が浮かび上がってくる。
それは、同じ事件に関わりながら、少しずつ視点が違っているのだけれど。
ほんのわずかの誤算、というものが後の大きな出来事に結びついてゆき、悲惨なのは救いのないこと。
告白していった誰もが不幸な事実に閉じ込められる。
ああ、この登場人物は、きっとあの人をモデルにしているなぁ、と思わせるようなキャラクターも出てきて興味深い。
最初の“告白”をするシングルマザーの教師が、映画では松たか子さんが演じるが、適役だなと思う。
熱血先生がこのところ私のお気に入り(笑)の岡田将生クンというのがちょっと???なんだけれど、合わせて映画も絶対に観に行くぞ、と思わせた一冊。 面白かった。
この映画、6月の予定に入れておきます。
ありがとう!
映画化されるので、おもしろそうだな~っと思って買いました。
わ~~、展開が楽しみ
あ、「ちょんまげプリン」もよろしく
これ、去年の「本屋の店員さんが、一番売りたい作品」という賞をとったんですよね♪
この賞をとった作品は、ほとんど映画化していますが・・・。
いつもながら、がくまむさんの書評というか本の紹介の上手なこと!
ものすごく、本屋さんに行きたくなります。
最初に、映画館で松さんのシーンを見たせいもあってか、この教師の役は松さん以外に考えられません。 ぴったりだなって思います。 予定調和的なエンドじゃなくて、救いのないラストがいいな~と思いました。
1章1章、語り手が違って、ああこれがラストに結びつくのね~という読み終えた後の、小説の構成としての巧さ、というのを一番に感じました。
次々ページを繰りたくなる本でした。
ちょんまげプリンもはい、楽しみにしてます(笑)
ああ、本屋さんが一番売りたい本大賞ね、どんだけ私がいい加減なのか(汗)
出来る事なら、本に忠実に忠実に映画化してほしいものです。
私ねぇ、書評に限らず、映画でもレビューって書くの苦手なんですよ。
どっちかと言うと妄想でモノを書く方が得意ですね(爆)
いやいや(笑) その気にさせるのは得意だけど
全然、怖くないよ。
てか、人の本質だけ見てたら怖いのかもしれないけれど。 小説としての巧みさに感心させられました。