エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

久遠の檻

2021-09-26 07:57:13 | 
知念実希人 著  新潮文庫  令和3年 9月1日


これまた知念実希人の著作というだけで、新刊の目立つところにあったので手に取ったもの。
天久鷹央シリーズがあるのは知ってたけどね(笑)

でも、天久鷹央のシリーズは未読。
知念作品というのとタイトルの『久遠の檻』が、なんとなく京極夏彦の小説みたいだなーと思って。

累計で170万部売れているというのも納得。
現役医師だけあって病院ものはお得意だろうし、登場人物のキャラ立ちもいい。
不老不死の少女? うーん、女性といったほうが良いのかな、工事現場から出てきたミイラ、カルト宗教っぽい雰囲気。
そして、現代を象徴するようなネット配信。

ただ、天久鷹央という医師の喋りが『櫻子さんの足下には死体が埋まってる』の、櫻子さんと似てない?
櫻子さんは背が高くてすらーっとしていたけれど、鷹央さんは小柄でどうにかすると中学生か高校生にも見えてしまいそうな可愛らしい人物。
でもさぁ、喋り方が似てるんだよね(笑)

こういう軽いミステリーは大好きなので、シリーズの後ろからさかのぼって今は『神話の密室』読んでます(笑)


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