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湊かなえ 著 文春文庫 2015年 10月25日 第5刷
途中で、寺町ホームズ読んだり、京極夏彦のを齧ったりしていたので、読み終えるまでに時間がかかってしまいました。
でも、それが良かったみたい。
今回、これには騙されなかった(笑)
梨花、美幸、紗月、交互に出てくるこの3人の女性の物語。
これをいつも通りダ~ッと読んでたら気づかなかったかも。
オチ(とはいわないかw)、結末の鮮やかさからいったら、数年前に衝撃を受けた『イニシエーション・ラブ』や『葉桜の季節に君を思うということ』の方が鋭かったと思う。
それか、こういう展開、3作目にして私も慣れたか(笑)
同じ和菓子屋さんが出てきたり、登場人物の名前がフルネームで記されていなかったり何気に読み流してしまいそうなエピソードが出て来てみたり、仕掛けが分かってしまうと、ああ、これは×××が違うんだな、と気づいてしまったので『湊かなえにしか書けない感動のミステリー』ということらしいけれど、途中からミステリー要素が無くなってしまって、あとはどう辻褄あわせをするのかな、ってそこに焦点が行ってしまった。
『告白』は超えられていないね。
今日も雨。 傘がない・・・なんちゃって(笑)
『64』を早く読み終えねば。
本屋大賞をとった作品も待ってるし、今月、みぃさんから新刊本のリストが送られてきているんだけど、多いんだよね(笑)