みなさんこんにちは。
帰宅しシャワーを浴びてさっぱりします。
お芋から作られる命の水をぐぃ~
汗だっぱだぱ出てくるのですが
気づかないうちに水分不足になっていたのでしょうね。
さて、W杯が開催しているということで…
はちの「勝手に住宅WカップINロシア」
ただロシアの住宅事情を紹介するだけの記事です
まずロシアといえば「広い」という印象ですよね。
そう、世界で一番広い国は、ロシアです。 面積は1710万平方km、日本の約45倍の広さがあります。
これだけ国土が広かったら家も広いのだろう、軽井沢みたいな広大な敷地の木立の隙間から一軒家が見える、そんなイメージかと想像していました。
ところが、そんなことはないようです。都市部は基本的に集合住宅、そして面積は家族4人の住まいで50平米台が主流だとか。意外に狭いのです。
どうしてなのでしょうか?
話は旧ソ連時代にさかのぼります。
当時は国が無償で国民に住居を提供していました。
共産圏の国だったので「公平性」を重んじます。また「効率性」も重んじます。
その結果、効率よく暮らせる集合住宅で、最低限の生活ができる広さということでこの形になったのだとか。
また暖房とお湯も関係しています。
ロシアの冬はとても寒いので、各住戸にお湯や暖房をひく必要があります。
このときに広大な敷地の一戸建てにそれぞれお湯やガスの配管を回すのは非効率です。
日本でも空き家が増えてこのインフラの維持が問題になっています。
だからロシアでの原則は「都市部に集まって暮らす」という形になっているようです。
多くの家は玄関扉が二枚あります。
また、バルコニーもサンルームのように囲われています。
寒さ対策ですかね。
壁紙も自分で貼るのが普通だそうで、白の壁紙はほとんど見られないようです。
アパートなど賃貸も自由に壁紙を変えたりドアを変えるのが許されているようです。
ロシアは市内中心部が都市計画上、ほぼ集合住宅しか建てられません。
しかも広さは40~60平米と狭い。
やはりこの生活にストレスを感じる人もいるようです。
またカザンのようにやや裕福な層が出始めている都市では、郊外の戸建住宅を買い始める動きも出てきています。
公団住宅が羨望のまなざしだった時代から、郊外の一戸建てへあこがれがシフトした日本の30~40年前と似たような状況です。
以前にも書きましたが、ロシアでの一般的な戸建てはレンガ造です。
しかし、いくつか問題があるようです。
ひとつは施工精度。未仕上げで引き渡す文化があることも影響してか、大工さんの仕上げの精度が日本と全然違うそうです。
大げさな比喩になりますが、日本はミリ単位の仕上げ水準ですが、ロシアはセンチ単位くらいの差があるとか。
もうひとつはその構造と断熱。
レンガ造りが多く、推定50cm以上もある分厚いレンガやブロックが断熱材の役割も兼ねているとか。
見た目は頑丈ですが、必ずしも性能が高いわけではありません。
そして3つ目は引き渡しの水準。
キッチン、バス、トイレ、内装仕上げは含みません。
内装はホームセンターで買ってきて自分で取り付ける、あるいはそれをプロに別で依頼する方法が一般的。
ただ、ロシアでも日本でいうパワーカップル(共働き夫婦で二人とも高収入)が登場してきており、この若い世代からすると、ある程度内装仕上げもお任せしたいというニーズも出てきているとか。
4つ目として品質保証がないこと。
日本では住宅品質確保促進法(品確法)というのがあって、第三者の専門機関が住宅の性能を評価し、購入者に分かりやすく表示したり、引き渡し後10年以内に瑕疵が見つかった場合は、売主が無償補修などをしなくてはならないという制度がありますが、それがロシアにはありません。
日本の木造住宅が進出し、大人気だそうです。
前回書いたときは事情も知らずやすいといってしまったのですが、なるほど、設備など入ってない価格だったのですね。
当社もロシアへ支店を出すときは…
私はハワイ支店がいいです