ボクネンズアート沖縄で“真南風(まはえ)展”開催中です。
このブログのタイトルにも使っている“真南風(まはえ)”は、夏に吹く季節風のことです。梅雨明けから8月にかけてが、この季節風の強くなる時期で、「夏」の象徴とも言えます。10月後半になると“新北風(ミーニシ)”と呼ばれる、冬の始まりを告げる風が吹くようになります。
ところで、中学校か高校かで習った、菅原道真のこの歌を覚えていますか?
東風(こち)吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて春を忘るな
大宰府に左遷させられた菅原道真が、平安京の梅を思い、それに重ねて自らの境遇を歌った作品です。この中の“東風(こち)”という読み方ですが、現在の日本では使われていない、古語辞典に載っているような昔の読み方ですね。こういう日本の古い読み方が、沖縄では現在も使われています。
「東風平(こちんだ)」は沖縄本島南部にある地名です。沖縄言葉で最も有名な「めんそーれ」も、「参り召しおわれ」という平安時代の言葉が変化したものだそうです。最近は乱発しすぎの感がある「ちゅら」も、もともとは「美」ではなく、「清らか」が変化した平安の古語だそうです。沖縄で美人のことを「ちゅらかーぎー」と言いますが、これは「清らかな影」の人という意味なんですね。
知れば知るほど、奥が深いウチナーグチです。
“沖縄”を知ろうとすると、いつのまにか“日本”を知ることに繋がっていくのですね。
これは、新しく出来たBOKUNEN.COMのバナーです。
ボクネンズアート沖縄 沖縄県北谷町美浜3-1-12 TEL098-926-2764
OPEN 11:00AM~8:00PM 火曜定休
交通アクセス:那覇空港より国道58号線を北上約1時間北谷町キャンプ桑江第2ゲート過ぎて左側(58号線沿い)。伊平バス停留所徒歩5分。
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