森田純一:著 荒地出版社
戦前の沖縄では、舞踊や唄三線をするような人はまともな人間として扱われず、遊び人か身分が低い者がすることだと言われ、人目をはばかりながら稽古をしたそうです。戦後は、アメリカ軍施設からさまざまな物資を調達する「戦果アギヤー」として暗躍し、黒人大尉のもとでハウスボーイとして働いた誠小(セーグァー)さん。今は沖縄民謡会の重鎮であり、琉球民謡協会の名誉会長、登川流の宗家でもあります。
放埓でテーゲーでいながら、几帳面で勉強家で努力家。優しくおおらかでいながら、厳しく激しい。基本に忠実でいながら、その場主義。そして暖かく冷たい。その相反する要素を全て統合し、そして飄々と生きている。それが自然に顕れるところがセー小さんの唄の魅力なのでしょう。
屋外で聞くときが、最も素晴らしく聞こえる三線の音。
りっかりっか!三線を持って、海辺に行きましょう。
(沖縄言葉で、“りっかりっか”は“行こう行こう”とか“Let's”の意味です)
アッチャメー小
ムービー
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