さとなお:著 文春文庫プラス
沖縄料理はおいしくない、と考える人がたまにいる。このごろ減ったがまだ意外といる。どこぞのグルメ評論家がそんなことを書いたのが発端らしいが、その人は本当の沖縄料理を知らないのだろう。不幸だ。駅の立ち食いそばを食べて「おー、これがそばというものか。たいしたことないな。」とほざくようなものだ。まぁ、その人はそのまま死んでいけばいいのだが、みなさんはそのまま死んではいけない。沖縄料理の驚異のうまさ、奥深さをぜひぜひ知ってほしい。
このようなコンセプトで書かれているこの本は、都会の人が沖縄に旅行するときの上級者向けガイドブックに仕上がっています。ぐるくん釣りからはじまって、モズク採り、ムンチャー(タコ)捕りなど、素材の採取から島豆腐作りまで、食に絡めたレクリエーションがいかにも楽しそうでおいしそう。さすが、JTAの旅サイト「美ら島物語」に連載されていただけのことありますね。
よく雑誌などで、おいしい店が紹介されていますが、正直言って「なんであんな店が?」と思うようなところが少なくない。北谷のある店も、ある雑誌で沖縄No1と紹介されたそうですが、実においしくない、そして高い。初めて沖縄に来る人は、ガイドブックに頼るしかないので仕方ないのですが、冒頭の「駅の立ち食いそば」状態になっているようで、残念に思います。
この本は、初めて沖縄旅行をする人には、ちょっとディープすぎるかも。年に一回以上、沖縄旅行をする上級者に、ぜひ読んでもらいたい本です。
↓ランキング投票お願いします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/bb/3118ca3047235148d25b9cc6e45e059e.png)
いつもクリックありがとう
↓沖縄上手な旅ごはん