今まで、ガイドブックやあちこちで見かけて、よく分らなかった沖縄の歴史上の人達が、この本を読んで、やっと繋がりました。沖縄の歴史入門に、お勧めです。
護佐丸・阿麻和利・第一尚氏・第二尚氏の関係とか。第二尚氏は、第一尚氏とはまったく血の繋がりはなくて、いわば家来だった人なんですね。あと、いつの時代から中国やアジアとの貿易が始まったのかとか、どうやって島津に支配されたのかとか。これを読むと、島津が仕掛けてきたときに、沖縄王(尚氏)が直接徳川将軍に会って話していたら、きっと島津支配はなかったのだろう、と思います。
歴史から何かを学ぶとすれば、今の沖縄は、どこを見て進んだらよいのか、ということでしょう。向くべき方向は、ヤマトではないかもね。
この本は1993年「甦る琉球王国」として刊行したものを加筆修正後、文庫にしたそうですが、「謎」よりも「甦る」の方がいいなぁ。外からの圧力に対して、知恵と工夫で立ち上がってきた「戦わない国・琉球」は、今こそ甦る時ですね。
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