東京・銀座にある区立泰明小学校の新しい制服が波紋を広げています。
今年4月に入学する新1年生から、9万円前後もする制服を着用するというのです。
都市と地方の格差をまざまざと見せつけられた思いです。
小学1年生の制服が1着9万円ですよ。
5人に1人の貧困児童がいる熊本です。
地方・熊本の実態は、お下がりの制服、お下がりのランドセルです。
この格差、どう思われますかぁ~?
アルマーニ社の制服が、国会でも取り上げられ、
『高いと言えば高いなぁ~!』が麻生大臣の答弁だったそうです。
エリート富裕層には、庶民感覚は全く分かりません。
アルマーニ社の制服がエリート意識を育みます。
小学1年生から、新貴族の帝王学です。
新入社員のスーツが3~4万円で買える時代に、
区立小学校の一年生が9万円の制服で登校します。
お上自ら、新貴族社会を、エリート意識を、差別意識を、育てます。
小泉改革から始まった新自由主義政策は、日本にも貴族階級を作ることです。
トリクルダウン(富裕層優遇政策)で、益々富が富を呼ぶようになりました。
富裕層(資産家)は三代続かないのが日本の税制でした。
富の再分配機能が働いていたのです。
この富の再分配機能をぶっ壊したのが小泉改革です。
税の再分配機能がぶっ壊され、貴族社会が出現しました。