2月1日(金)に封切られましたね。
池井戸 潤氏・原作の 『七つの会議』です。
今日、5日(火)に早速見に行ってきました。
原作を読んでから行ってきました。
原作は八っつの物語からなっています。
映画づくりが少々気になっていましたが、
うまい映画の作り方でした。見ごたえ充分です。
が、原作は超えられませんね。
さて余談です。
松本清張・原作、橋本忍、山田洋二・脚本の『砂の器』です。
この映画を見た原作者の松本清張氏が、原作を超えた映画だと言われたそうです。
原作を超えていましたね。いい映画でした。
約半世紀前の映画ですが、感動がまだ残っていますよ。
さてさて、『七つの会議』です。新聞広告に載っていました。
日本の就業者数は約6,709万人。
そういう意味では、まだまだ「たったの」100万部を突破したばかり。
映画化をきっかけに、働く全ての人に読んでいただきたい一冊です。
(集英社文庫・編集部編集長)。
映画あらすじ。
都内の中堅メーカー、東京建電の営業一課で係長を務めている八角民夫(野村萬斎)。
最低限のノルマしかこなさず、会議も出席するだけという姿勢を
トップセールスマンの課長・坂戸宣彦(片岡愛之助)から責められるが、
意に介することなく気ままに過ごしていた。
営業部長・北川誠(香川照之)による厳格な結果主義のもとで部員たちが疲弊する中、
突如として八角(野村萬斎)がパワハラで坂戸(片岡愛之助)を訴え、彼に異動処分が下される。
そして常に2番手だった原島万二(及川光博)が新課長に着任する。
原作には、八つの物語が書かれています。
八つそれぞれの物語の中に、
登場人物のそれぞれの過去、家族、現在のことが書かれていますが、
約2時間の映画の中で表現するのは難しいんでしょうね。
さて、主な登場人物と役者さんです。(下記)
親会社・梨田常務(鹿賀丈史)、
子会社・東京建電、
北川営業部長・香川照之、坂戸営業1課課長・片岡愛之助、
八角営業1課係長・野村萬斎、原島営業2課課長・及川光博、
佐野カスタマー室長(元営業部次長)、
飯山経理部長・春風亭昇太、新田経理課課長代理・藤森慎吾、
上記の登場人物の過去、家族のことが原作には書かれています。
この他に、下請けのネジ工場の若社長、社内不倫の女子社員など、
登場人物の物語が原作には書かれています。
結論、原作を読まないで映画を見た方が、感動するかもです。
ちなみに、民間会社のパワハラはこんなもんじゃありません。
人格否定の暴言です。多くの若者を自殺に追い込む暴言です。
積水ハウスパワハラ自殺 ←クリック。(私のブログです)。
サラリーマンって難しいね。(八角係長の奥さん)。
サムライの国は、人の命より会社の命が大事かも?
人の命より大事な物はない。(八角係長)。
映画の中のセリフです。
働く全ての人に読んでいただきたい一冊です。((集英社文庫・編集部編集長)。
きっかけはパワハラだった。
ある中堅メーカーで、不可解な人事をめぐり、明らかになっていく衝撃の秘密、
親会社や取引先を巻き込んだ事態は、どこへ向うのか
会社は一体何を隠しているのか。
日本企業の歪みをあぶり出し、働くことの正義を描いたクライム・ノベル。