好調、ウィリアムズ&中嶋!

 22日に始まったバレンシアテストの4日目、中嶋一貴が駆るFW30が1分11秒971を記録し、ライッコネン(フェラーリ)、コバライネン(マクラーレン)、マッサ(フェラーリ)に次ぐ4番手のタイムを記録した。ちなみに5位がハミルトン(マクラーレン)である。

 初日から好調を維持してきたウィリアムズ・トヨタだが、FW29BからFW30にスイッチしても好タイムをたたき出しての快挙。バレンシアでは既に1,400kmを大きなトラブルなしに走りきっており、今シーズンの躍進を大いに期待できるテスト結果と言えるだろう。

 対する本家、トヨタワークスはと言えば、17台中トゥルーリが7位、グロックが14位と、そう悪くはないけれどトップチームには着いていけない状態。グロックのマシンに電気系のトラブルが発生したようだが、既に500周以上を消化しているとのことなので、信頼性はまずまずと言ったところだろうか。

 2日目に、恒例により真っ白に塗られたRA-108のシェイクダウンを行ったホンダだが、今のところはまったくぱっとしない。勿論、開幕戦までの熟成ということはあるけれど、シーズンを通して速いマシンは、シェイクダウンの時から速いのが通例だ。開幕戦、オーストラリアGPまで7週間。この間に、ロス・ブラウン率いるホンダがどれ程の仕事をする事が出来るのか、注目したい。

 さて、SAF1。チームの存続さえ危ぶまれるような状況であり、とてもテストどころではないようだ。2年前は、熱い思いだけを力にがむしゃらに突っ走り、とにかく開幕戦のグリッドにマシンを並べたSAF1だが、3年目の春は如何に。
 
 例によって記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、咲き始めた瑞泉寺の水仙。(20日撮影)
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