唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
米ロの人工衛星が衝突
アメリカの衛星電話会社、イリジウム・サテライトの中継用衛星と、ロシアの通信衛星(ただし既に使われなくなったものらしい)が、シベリア北部の上空約800km辺りで衝突したようだ。
広い宇宙空間でどうして人工衛星同士が衝突しないとならないのか、不思議に思われる方も多いことと思う。人工衛星には地球の周りをぐるぐる回っているもの(GPS用や今回衝突した衛星電話用がこれ。小さなアンテナ&小電力で通信できるように地球の近くを回っている)と、赤道上空約36,000kmの地点(宇宙空間なのに「地」点というのは変か。「空点」?)に静止しているものとがある(BSやCS用の衛星がこれ。静止しているとは云っても、実は約24時間で地球を一回りしているが、地球も同じ速さで回っているから地球上から見ると静止しているように見える)。
地球周回の軌道には最適なコースと云うのがあり、広い宇宙空間であるにもかかわらず、実は多くの人工衛星がほとんど同じ軌道を回っているのである。静止衛星はと云えば、赤道上空約36,000kmに何百個という衛星がひしめいていて、新たな衛星を打ち上げる場所が無いほどなのである(先進国がその多くの場所を占めているために、新興国との間での国際問題にもなっている)。
このように、広い宇宙空間であるにもかかわらず同じ軌道を沢山の衛星が回っているから衝突するのである。現役で利用されている衛星の場合にはその軌道が常に(相互に)チェックされ衝突しないようにコントロールもされるのだろうが、今回のロシアの衛星のように使われなくなった衛星は「野放し」状態で、他の衛星と衝突する危険性も高くなるということなのだろう。
今回の衝突で約600個の破片が辺りに散らばっているということだから、この破片が新たな衝突事故を起こす可能性もあるわけだ。郷秋<Gauche>としては今はまったく他人事の衝突事故だが、600個の破片がGPS衛星と衝突するとか、気象衛星と衝突する事態になると、日常上生活にも影響が出ることになる。
ところで、路上でクルマとクルマが衝突すると警察が現場検証をして、どちらの過失が大きいかによって保険金が払われたり賠償金を取られたりするわけだけれど、宇宙空間での衝突事故の場合はどうなるんだろう・・・。
例によって記事本体とは何の関係も無い今日の一枚は、一昨日(10日)にご紹介した郡山市立美術館を、10日の写真の向こう側から撮ったもの。不思議に思われた方の為にちょっと説明。写真の右半分が実風景で、左半分は美術館の建物の外壁となるガラスに映った虚像です。
広い宇宙空間でどうして人工衛星同士が衝突しないとならないのか、不思議に思われる方も多いことと思う。人工衛星には地球の周りをぐるぐる回っているもの(GPS用や今回衝突した衛星電話用がこれ。小さなアンテナ&小電力で通信できるように地球の近くを回っている)と、赤道上空約36,000kmの地点(宇宙空間なのに「地」点というのは変か。「空点」?)に静止しているものとがある(BSやCS用の衛星がこれ。静止しているとは云っても、実は約24時間で地球を一回りしているが、地球も同じ速さで回っているから地球上から見ると静止しているように見える)。
地球周回の軌道には最適なコースと云うのがあり、広い宇宙空間であるにもかかわらず、実は多くの人工衛星がほとんど同じ軌道を回っているのである。静止衛星はと云えば、赤道上空約36,000kmに何百個という衛星がひしめいていて、新たな衛星を打ち上げる場所が無いほどなのである(先進国がその多くの場所を占めているために、新興国との間での国際問題にもなっている)。
このように、広い宇宙空間であるにもかかわらず同じ軌道を沢山の衛星が回っているから衝突するのである。現役で利用されている衛星の場合にはその軌道が常に(相互に)チェックされ衝突しないようにコントロールもされるのだろうが、今回のロシアの衛星のように使われなくなった衛星は「野放し」状態で、他の衛星と衝突する危険性も高くなるということなのだろう。
今回の衝突で約600個の破片が辺りに散らばっているということだから、この破片が新たな衝突事故を起こす可能性もあるわけだ。郷秋<Gauche>としては今はまったく他人事の衝突事故だが、600個の破片がGPS衛星と衝突するとか、気象衛星と衝突する事態になると、日常上生活にも影響が出ることになる。
ところで、路上でクルマとクルマが衝突すると警察が現場検証をして、どちらの過失が大きいかによって保険金が払われたり賠償金を取られたりするわけだけれど、宇宙空間での衝突事故の場合はどうなるんだろう・・・。
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例によって記事本体とは何の関係も無い今日の一枚は、一昨日(10日)にご紹介した郡山市立美術館を、10日の写真の向こう側から撮ったもの。不思議に思われた方の為にちょっと説明。写真の右半分が実風景で、左半分は美術館の建物の外壁となるガラスに映った虚像です。
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