唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
リコー GR DIGITAL III登場
GR DIGITALが予てよりの噂通り、IIIに進化した。
レンズはこれまで通り単焦点28mm(35mm換算、以下同様)だが、IIの5群6枚から6群8枚と、新設計、大口径化されF値が2.4から1.9と明るくなった。画素数はリコーの見識により1000万に据え置かれたが画像処理エンジンは「GRエンジン III」に進化している。
ボディ形状はIIと事実上同一だが、データを確認すると幅と高さが2mmと僅かに大きくなっているのがわかる。重量は168gから188gと20g(12%)増加。バッテリーはDB-60からDB-65に型番が変わっているが、チャージャーはII用のBJ-6が使える。
レンズが新設計になったために、II用のワイドコンバージョンレンズ(GW-1)、フード&アダプタ(GH-1)は使用できない。III専用のGW-2、GH-2が用意されるが、III用のテレコンバージョンレンズは今のところ用意されていない。
以上がIIとIIIの主な相違点である。高級コンパクトカメラとしてこれまで独自のポジションを築いてきたGR DIGITALであるが、フォーサーズセンサーを搭載したレンズ交換式コンパクトカメラ、オリンパス E-P1が登場した今、GR DIGITAL IIIが、これまでの独自かつ孤高のポジションを保てるかどうかは大いに怪しい。
GR DIGITAL IIIのイメージセンサー(撮像素子)サイズはこれまで通り1/1.7サイズ(正確を期せばIIは1/1.75だったから僅かに大きくなったことになる)。GR DIGITAL IIIにとって最大のライバルとなるであろうE-P1はフォーサーズ(4/3)だからその差は非常に大きい。
注:1/1.7センサーのサイズは7.6mm×5.7mm、面積は43.3mm2、対する4/3センサーは18mm×13.5mm、面積は243mm2。面積では5.6倍の差となる。
イメージセンサーの大きさの差は画質、取り分け高感度時の画質に顕著に現れる。わかりやすい数字で説明すれば、GR DIGITAL IIIの1600に対しE-P1の6400と云う ISO感度に現れる。
イメージセンサーが大きければ当然のこととしてレンズが大きくなり、消費電力が増大することからバッテリーが大きくなり、結果としてボディサイズの肥大化、重量増大を招く。ここでは重量だけを記すがGR DIGITALIII の188gに対してE-P1+17mm(34mm)F2.8は406g。
コンパクトタイプの中では抜群の画質と操作性のGR DIGITALIIIを選ぶか、GR DIGITALIII の倍程の重さではあるけれど 4/3イメージセンサーの高画質・高感度とレンズ交換の可能なE-P1を選ぶのか、一見悩ましい選択には思えるけれど実は簡単。両方買えば良いのである。
今日の一枚は、郷秋<Gauche>のサブカメラたち。お手軽に撮ったためにすべてのカメラにピントが行っていないのはご愛嬌。手前からNikon COOLPIX S52(1/2.5型センサー、125g)、RICOH GX200(1/1.7型センサー、208g)、Nikon EM(135フィルム、460g)、Nikon EF2(135フィルム、550g)、Nikon D40X(APS-C型、495g)。郷秋<Gauche>としては、GX200があるからGR DIGITAL IIIの導入はあり得ないが、上の写真の5台のどれとも似ていないE-P1の可能性は、なくはない。
レンズはこれまで通り単焦点28mm(35mm換算、以下同様)だが、IIの5群6枚から6群8枚と、新設計、大口径化されF値が2.4から1.9と明るくなった。画素数はリコーの見識により1000万に据え置かれたが画像処理エンジンは「GRエンジン III」に進化している。
ボディ形状はIIと事実上同一だが、データを確認すると幅と高さが2mmと僅かに大きくなっているのがわかる。重量は168gから188gと20g(12%)増加。バッテリーはDB-60からDB-65に型番が変わっているが、チャージャーはII用のBJ-6が使える。
レンズが新設計になったために、II用のワイドコンバージョンレンズ(GW-1)、フード&アダプタ(GH-1)は使用できない。III専用のGW-2、GH-2が用意されるが、III用のテレコンバージョンレンズは今のところ用意されていない。
以上がIIとIIIの主な相違点である。高級コンパクトカメラとしてこれまで独自のポジションを築いてきたGR DIGITALであるが、フォーサーズセンサーを搭載したレンズ交換式コンパクトカメラ、オリンパス E-P1が登場した今、GR DIGITAL IIIが、これまでの独自かつ孤高のポジションを保てるかどうかは大いに怪しい。
GR DIGITAL IIIのイメージセンサー(撮像素子)サイズはこれまで通り1/1.7サイズ(正確を期せばIIは1/1.75だったから僅かに大きくなったことになる)。GR DIGITAL IIIにとって最大のライバルとなるであろうE-P1はフォーサーズ(4/3)だからその差は非常に大きい。
注:1/1.7センサーのサイズは7.6mm×5.7mm、面積は43.3mm2、対する4/3センサーは18mm×13.5mm、面積は243mm2。面積では5.6倍の差となる。
イメージセンサーの大きさの差は画質、取り分け高感度時の画質に顕著に現れる。わかりやすい数字で説明すれば、GR DIGITAL IIIの1600に対しE-P1の6400と云う ISO感度に現れる。
イメージセンサーが大きければ当然のこととしてレンズが大きくなり、消費電力が増大することからバッテリーが大きくなり、結果としてボディサイズの肥大化、重量増大を招く。ここでは重量だけを記すがGR DIGITALIII の188gに対してE-P1+17mm(34mm)F2.8は406g。
コンパクトタイプの中では抜群の画質と操作性のGR DIGITALIIIを選ぶか、GR DIGITALIII の倍程の重さではあるけれど 4/3イメージセンサーの高画質・高感度とレンズ交換の可能なE-P1を選ぶのか、一見悩ましい選択には思えるけれど実は簡単。両方買えば良いのである。
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今日の一枚は、郷秋<Gauche>のサブカメラたち。お手軽に撮ったためにすべてのカメラにピントが行っていないのはご愛嬌。手前からNikon COOLPIX S52(1/2.5型センサー、125g)、RICOH GX200(1/1.7型センサー、208g)、Nikon EM(135フィルム、460g)、Nikon EF2(135フィルム、550g)、Nikon D40X(APS-C型、495g)。郷秋<Gauche>としては、GX200があるからGR DIGITAL IIIの導入はあり得ないが、上の写真の5台のどれとも似ていないE-P1の可能性は、なくはない。
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