唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
「大学院履修生」は職業か
今日の神奈川新聞「自由の声」(所謂と「投書欄」である)に、「著名人擁立 有権者も問題 大学院履修生 ○□△○男35(茅ヶ崎市)」と云う投書が掲載されていた。この際この投書の中身は郷秋<Gauche>が書こうとしている主題に関係ないので特に説明しない(タイトルの「有権者も問題」は「有権者にも問題」だと思うが、この際良いこととしておこう)。
郷秋<Gauche>が云いたいのは、果たして「大学院履修生」が職業であるのかと云うことである。神奈川新聞の投稿要領によれば、実名が原則で、(前略)住所、氏名、年齢、職業(後略)を書かなければならないことになっている。とすると、神奈川新聞は「大学院履修生」を「○□△○男」氏の職業として認めたことになるのだが、さて、「大学院履修生」って何だ?
今の大学には「科目等履修生」と云う制度がある。正規の大学生ではない高等学校卒業以上の方が(実際には大卒者が多い)、ある大学で開講されている授業科目の一部を履修して、正規の単位を修得できる制度のことである。「大学院(「件の○□△○男」氏は「科目等」の語を省略しているものと思われる)履修生」とはその大学院版だから、大学を卒業した、正規の大学院生以外の方が大学院で開講されている授業科目の一部を履修して、正規の単位を修得できる制度、その学生と云うことになる。
お判りの通り「科目等履修生」とは、正規の大学(院)生ではない、パートタイムの学生である。パートタイムの学生だから、多分、通学定期を買うことができない。あくまでもパートタイムなのである。
職業とは、広辞苑を引くまでもなく「生計を維持するために日常的にしている仕事」のことだろう。つまり、それをすることで収入を得る事が出来るのが職業だ。だから、学生は正しい意味での職業ではない。主婦が職業であるかどうかについて論じ出すと際限のないことになるので今日は避けておくが、「主婦」が「学生」と共にその方の「属性」を表す有力が分類項目であることは間違いない。
同様に、「元国会議員」とか「元小学校高校」「元警察官」が、元の職業に関連する内容の投書をした場合、その「元職業」つまりその方の属性は投書内容をより深く理解する助け(あるいは説得力)になることは確かである。しかし、「科目等履修生」は記事内容理解の為の何の助けにもならない。
収入を得るためと云う意味では「アルバイト」や「パートタイマー」が、あるいは「会社員」が本来の職業であって、「科目等履修生」はあくまでも従たるものであるのだから。もっとも「○□△○男」氏が職業として「政治学研究科科目等履修生」(そうならばと云う仮定の話だが)と書いてくれたならば、多少の意味を持つことにはなったかも知れないが。
追記:今日はトルコGPについて書くつもりでPCに向かったのに、書きあがった記事はまったく別のものでした(^^;。間抜けもいいところだけれど、トルコGPについては明日こそは書きたいと思っております。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、田植え時の「白山谷戸」。間に小さな畑を挟んで手前に田植え前、奥に田植えの終わった田んぼ。横浜の原風景の一つである。
郷秋<Gauche>が云いたいのは、果たして「大学院履修生」が職業であるのかと云うことである。神奈川新聞の投稿要領によれば、実名が原則で、(前略)住所、氏名、年齢、職業(後略)を書かなければならないことになっている。とすると、神奈川新聞は「大学院履修生」を「○□△○男」氏の職業として認めたことになるのだが、さて、「大学院履修生」って何だ?
今の大学には「科目等履修生」と云う制度がある。正規の大学生ではない高等学校卒業以上の方が(実際には大卒者が多い)、ある大学で開講されている授業科目の一部を履修して、正規の単位を修得できる制度のことである。「大学院(「件の○□△○男」氏は「科目等」の語を省略しているものと思われる)履修生」とはその大学院版だから、大学を卒業した、正規の大学院生以外の方が大学院で開講されている授業科目の一部を履修して、正規の単位を修得できる制度、その学生と云うことになる。
お判りの通り「科目等履修生」とは、正規の大学(院)生ではない、パートタイムの学生である。パートタイムの学生だから、多分、通学定期を買うことができない。あくまでもパートタイムなのである。
職業とは、広辞苑を引くまでもなく「生計を維持するために日常的にしている仕事」のことだろう。つまり、それをすることで収入を得る事が出来るのが職業だ。だから、学生は正しい意味での職業ではない。主婦が職業であるかどうかについて論じ出すと際限のないことになるので今日は避けておくが、「主婦」が「学生」と共にその方の「属性」を表す有力が分類項目であることは間違いない。
同様に、「元国会議員」とか「元小学校高校」「元警察官」が、元の職業に関連する内容の投書をした場合、その「元職業」つまりその方の属性は投書内容をより深く理解する助け(あるいは説得力)になることは確かである。しかし、「科目等履修生」は記事内容理解の為の何の助けにもならない。
収入を得るためと云う意味では「アルバイト」や「パートタイマー」が、あるいは「会社員」が本来の職業であって、「科目等履修生」はあくまでも従たるものであるのだから。もっとも「○□△○男」氏が職業として「政治学研究科科目等履修生」(そうならばと云う仮定の話だが)と書いてくれたならば、多少の意味を持つことにはなったかも知れないが。
追記:今日はトルコGPについて書くつもりでPCに向かったのに、書きあがった記事はまったく別のものでした(^^;。間抜けもいいところだけれど、トルコGPについては明日こそは書きたいと思っております。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、田植え時の「白山谷戸」。間に小さな畑を挟んで手前に田植え前、奥に田植えの終わった田んぼ。横浜の原風景の一つである。
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