唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ニコンD800 vs キヤノンEOS 5D Mark III
待ちに待ったNikon(ニコン)D800が発表になった途端に、キヤノンも対抗馬たるEOS 5D Mark IIIを発表。発売日は3月下旬とされているけれど、D800が発売される3月22日にぶつけてくる可能性もあるな。このクラスのニコンとキヤノンが同時期に発売されるのは初めてのような気がする。となるとD800と5D Mark IIIとの勝負、果たしてどちらに軍配が上がるのか、楽しみな郷秋<Gauche>である。
そうは云っても、古い例で強縮だが、トヨタのカローラの新型と日産のサニーの新型が同時に発売になってどちらが勝つかと云うとは、DSLRの場合にはちょっと事情が違う。カローラからサニーに乗り換えようが、その逆だろうが、ユーザーにとってのデメリットはほとんどない。その時点で好きな方を選べばそれでよいからだ。
注:厳密に云えば、スノータイヤはホイールのサイズが違って、新しいものに買い替えなければならないことが起こるかも知れないが、数万円の話しである。
カメラの場合には、取り分けD800や5Dクラスのユーザーの場合には、少なくとも一桁後半の数の交換レンズを持っている。十数本、ニコンユーザーの場合にはMFを含めると数十本のNikkor(ニコンレンズ)を持っていたりすることも稀ではない。だから、ボディ(カメラ本体)を買い替えると云うことは、これら手持ちのレンズ資産、そしてストロボ他のアクセサリーを全て買い替えることを意味している。
だから、同じDSLRでも、標準ズームと望遠ズームの2本しかレンズを持っていないD3100やD5100、あるいはEOS Kissのユーザーと、D800や5Dのユーザーはまったく違うのである。手持ちのレンズ資産の事を考えると、気軽に「浮気」出来ないのがD800や5Dのユーザーなのである。だから郷秋<Gauche>は、初めてDSLRを買う人には口を酸っぱくして云っているのである。D5100がいいか、Kiss X5がいいかではなくて、ニコンにするのかキヤノンンにするのかを決めるんだよ。選んだどちらかを死ぬまで使うことになるんだからね、と。
まぁ、最初のレンズキットを買ったくらいならニコンに乗り換えても傷は浅いけれど、レンズの本数が増えて来ると、乗り換えはだんだん難しくなって来る。乗り換えのタイミングは、2本目、3本目のレンズの時までかな。それ以降になると、まったく無駄な出費が必要になるからね。何の弾みかX4あるいはX5のレンズキットを買ってしまった人も、ニコンに乗り換えるなら、今のうちですよ。
D800と5D Mark IIIのスペック比較の記事をNikon Rumorsが掲載しているので、ご覧あれ(Click here)。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続いて雑木林のもう一人の主役、コナラの樹皮。若いコナラの樹皮は白っぽく、縦裂も少なく浅い。大樹になると縦裂が多くなり荒れて来るが縦裂は長く、縦裂間には白っぽく平らな表皮の部分が残る。