作詩か作詞か

 年に一度開催している、学生時代の仲間と合唱三昧の二日を過ごす合宿の日程が決まったので、メイルで案内をした。今年は、昨年完成し全曲演奏した恩師作曲のミサ曲の中からKyrieと、学生時代からずっと愛唱している「風がフルルン」の作詩者、浅田真知さんの詩を元にした恩師の新曲を歌うよと書いたところが、「作詩」じゃなくて「作詞」だろうとの指摘があった。

 確かに、一般的には「作詞」であるが、歌われることを前提に書かれた場合、あるいは曲が先に出来ていてその曲に合う言葉を付けた場合には「作詞」、楽曲の言葉になる事を想定せず作られた詩に、後に曲が付けられた場合には「作詩」だろうと郷秋<Gauche>は思っており、これまでもそのように書き分けて来たのだが、そうではないだろうと云う主張である。

 広辞苑によれば(このような常套句は避けた方が良いと、エッセイ作りの講習会などでは習うらしい)、作詞は「歌の文句を作ること」、作詩は「詩を作ること」とある。と云う事は、広辞苑の説明は、楽曲の歌詞となることを想定せずにつくられた場合には「作詩」とであろうと云う郷秋<Gauche>の主張と同じ事になる。さて、読者の皆さんはいかが思われるでしょうか。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、一昨日に訪れた、長野県南佐久郡佐久穂町と小海町との境にある白駒の池付近の原生林。原生林の雰囲気がまったく出ていないダメ写真(^^;

コメント ( 0 ) | Trackback (  )