唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
不思議な長距離路線バス
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画像はNAVITIMEより
今日は、ローカルネタです。
首都圏の路線バスのイメージは、電車の駅から3、4キロ離れた団地・住宅地までの、せいぜい15分程度の路線ですが「淵24」(神奈川中央交通)はJR横浜線淵野辺駅から小田急線登戸駅までの約20キロを1時間かけて走る長距離路線です。しかも、運転されるのは週に一度、土曜日だけで朝7時に淵野辺駅を出発して登戸駅で約12分停車し折り返す、週一往復という摩訶不思議な路線バスです。
注:神奈川中央交通(神奈中)は小田急グループで日本一の規模のバス専業会社。ちなみに町田市は東京都ですが、小田急線・横浜線の町田駅周辺は神奈中バスで埋め尽くされており「町田は神奈川!」と云われる所以でもあります。
淵野辺から登戸に行きたいのであれば、フツーの人は横浜線で町田に出て、町田から小田急線に乗りますね。町田での乗り換え時間を勘案しても乗車時間は半分以下でしょうし、電車の時刻表をあらかじめ確認するまでもなく、 いつでもちゃんと登戸まで連れて行ってくれるはずです。
「淵24」は首都圏の路線バス愛好家には結構知られた路線のようですが、今年三月で廃止になるのだそうです。毎日一時間に一本程度でも運行されているのであればり利用する人もいるのかも知れませんが、週に一往復、しかも土曜日の朝7時発のバスに乗る人がいるとも思えません。乗るのは路線バスマニアくらいなものでしょう。ですから、廃止されても現実的な意味において誰も困らない。逆に云えば、どうしてこんな路線が長年運行されていたのか、まったくの謎ですね。
横浜市青葉区の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影・掲載しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは1月11日に撮影した写真を5点掲載いたしております。からりと晴れて散歩日和となった森の様子をご覧いただけましたら嬉しいです。
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#神奈川中央交通 #神奈中バス #長距離路線バス #淵野辺 #淵24 #登戸
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いわゆる免許維持路線なんだそうです。今はネットで簡単に物事を調べられるのでホントに便利ですね。
私は人生の殆どを神奈中バス路線で過ごしてきましたが地元民からはあんまり評判は良くないようです。
この前も地元ではない女性が運賃支払い方法(神奈中は一部を除き後払い)がよく分からなかったらしく「皆知っている!」と馬鹿にされたそうです。
あのボディカラーも昔からうXこ色なので子供達からは馬鹿にされていました。しかも運転手は乱暴な人が多く暴言をたまに聞くこともあります。
こんにちは&コメントありがとうございます。
>いわゆる免許維持路線
そのようですね。
許認可権を持つ行政庁との関係でこのような路線が存在しているようですね。かつては大きなな団地でもできれば赤字路線が一気にドル箱路線に変わるようなこともあったのでしょうけれど、今後はそのようなことは見込めず路線免許返上ということなのでしょうね。
>神奈中は一部を除き後払い
後ろ扉からの乗車時に整理券を取って(パスモタッチ)前扉から降りるときに整理券と料金投入(パスモタッチ)でしょうか。私の今の生活圏内の東急バスは均一料金ですので分かり易いです。
最近、あと何分でバス停に到着するのかが分かるアプリが登場してイライラもなくなりました。一部不採算路線もありますが、概して人口密集地を走る路線が多いのでそのような投資もできるのでしょうね。
最近AT車両が増えて、変速のたびに前後に揺すられることが少なくなったのも嬉しい変化です。
先払い方式は東急や横浜市営バスは桂台にいたときに利用してました。最初に払うのに初めは戸惑いましたが距離を乗ればこちらの方が得ですからね。因みに最寄りバス停は松風台でした。
松風台循環はなくなり、変わって118系統(奈良北団地行き)が松風台を経由するようになりました。日中は1時間に2本ですが朝夕は5本出ていますので、松風台循環当時よりも便利になったようです。