唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
Nikon F2 Photomic A
一眼レフのスタンダードを築き、その最高峰として君臨したNikon Fの登場から12年を経て1971年に登場し、またもや一眼レフの最高峰として1980年のF3の登場までその名声を轟かせたNikon F2です。
1959年のF登場の時点では一眼レフカメラへの露出計内臓は技術的に難しかったのでしたが、数年後の実用化を確信していたNikonはそのためにファインダー部を交換可能なものとしてFを世に送り出したのでした。
F登場の3年後には外光式、その3年後にはTTLの露出計をファインダーに内蔵し更に3年後つまりF2登場の9年後の1968年にはその時点での完成形とも云えるF Photomic FTNが登場、その3年後にはファインダー部に露出計を内蔵したPhotomicが標準ボディーとなったF2が登場します。その後も露出計は進化を続け1977年にPhotomic Aが登場するのでした。
Photomic A登場の3年後にはファインダー交換式を踏襲しながらも露出計をボディ側に標準装備し、絞り優先の自動露出を実現した F3が登場します。このF3はマニュアルフォーカス式一眼レフの完成形として20年の長きに渡り世界中のプロ、アマチュアの期待に応えて来たのは良く知られることでもあります。
今日ご覧いただきますのは、後ろにF Photomic FTNを従えたF2 Photomic A。Fの誕生からF2の登場までは12年待たなければなりませんでしたが、我が家においてはFの登場からわずか3年でF2の登場と相成りました。複数台あるF3も含めて、それぞれの現役当時にはとても手にすることが出来なかった名機を我がものとすることができるのは、カメラのデジタル化のおかげと感謝せねばなりますまい。
ちなみに一昨日我が家にやって来たF2 Photomic Aはその製造番号から1977年6月から10月までの間に製造されたものであることを知ることが出来ます。40年前のF2で、さてどんな写真を撮りましょうか。
「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは 22日に撮影した写真を6点掲載いたしております。春が深くなる森の様子をどうぞご覧ください。
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