NIKKORレンズが1億1000万本

 Nikon(ニコン)が、1959年に発売が開始されたレンズ交換式カメラ用のNIKKOR(ニッコール)レンズ(注)の累計生産本数が2018年10月に1億1000万本を達成したことを発表しました。めでたし、めでたし。

注:ここで云うNIKKORレンズは「ニコン一眼レフカメラ用およびミラーレスカメラ用交換レンズ」とのことですので、レンズ交換式レンジファインダーカメラ用のSマウントレンズと中判・大判用のNIKKORは含まず、FマウントなのにNIKKORではないSeries EレンズとNikon 1用のレンズは含まれると云うことのようです。

 「めでたし、めでたし」と書きましたが、実はあまりめでたくないこともあるのです。Nikon Rumorsに掲載されていた「キリ番」達成履歴を見ると、こんな感じなのに、

100 million: July 27, 2016 (5 million lenses in 12 months)
95 million: July 28th, 2015 (5 million lenses in 9 months)
90 million: November 4, 2014 (5 million lenses in 10 months)
85 million: January 16, 2014 (5 million lenses in 7 months)
80 million: June 13, 2013 (5 million lenses in 7 months)
75 million: November 14, 2012 (5 million lenses in 5 months)
70 million: June 11, 2012 (5 million lenses in 8 months)
65 million: October 17, 2011

 1億本から1億1000万本までは28か月、500万本ベースで云えば14か月かかっている訳で、ペースがガクッと落ちているんです。これからはZマウントNIKKORの出荷が増えるものとは思いますが、それは同時にFマウントNIKKORの出荷が減少する可能性をも示唆している訳ですね。Fマウントの出荷数を維持しつつ、そこにZマウント分が上乗せになれば良いのですがどうなる事やら。

 と云うわけで今日の一枚は、我が家に生息している一番古いNIKKORレンズ、NIKKOR-S Auto 1:2 f=5cm。1959年、Nikon Fと共に発売された初期型は絞り羽根が9枚とのことですが、これは6枚ですので後期型と云うことになります。ただし、後継のNIKKOR H Auto 50mm f/2が1964年には登場していますのでそれ以前の製造であることは間違いなく、少なく見積もっても54年以上に作られたものと云うことになりますが、ヘリコイドがやや重い以外は良好で、マウント側のキャップ、フロントキャップ、フードも当時のものが揃っております。

 blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは11月19日に撮影した写真を6点掲載いたしております。晩秋を彩る花たちとニワトリをご覧いただければ幸いです。

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