唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
原発事故から9年を経た福島の現状
帰省した折の散歩のついでに卒業した小学校を訪ねてみました。懐かしい木造校舎はもちろんなく、日本全国どこにでもある無個性な鉄筋コンクリートの校舎が鎮座しておりましたが、福島以外の学校にはおそらくはないと思われるものが校舎前に設置されておりした。
空間放射線量の測定・表示装置です。表示装置とカメラのシャッタースピードとの関係で正しく写っておりませんが、確か0.073μSv/h(マイクロシーベルト毎時)を表示していたと記憶しております。自然由来の放射線量が0.05μSv/h(全国平均)程度だったかと思いますので特別高い数値ではないように思えますが、母校から数百メートを離れた公園に設置された測定・表示装置には0.15と云う数字が表示されておりました。平時の3倍です。
政府は今夏に行われる東京オリンピクを「復興オリンピック」と位置付けているようですが、地震と津波被害の物的復興は進んでいても、原発事故の復興は全く進んでおりません。その事実を隠して「復興オリンピック」を声高に叫ぶ政府与党のありようは、森友学園・加計学園問題、近くは「桜を見る会」問題の核心部分を隠蔽しうやむやにしてきた、しようとしているのとまったく同じ「手口」です。
空間放射線量の多寡が問題なのではなく、このような測定・表示装置を設置しなければならない事態に至ったことが問題なのです。私は、これらの測定・表示装置はオリンピック開幕前には撤去されるのではないかと考えております。この測定・表示装置があるから、その数値が高いから原発事故が終息していないことが明らかになる。だったらこの装置を撤去すれば問題そのものがないことになる。「桜を見る会」の招待者名簿を無いことにしたのと同じ論法、やり口です。日本国民を愚弄するにほどがあります。遠からず現政府与党に厳しい審判が下されることと私は信じております。
blog「恩田の森Now」 https://blog.goo.ne.jp/ondanomoriには12月29日に撮った写真を6点掲載いたしております。2019年最後の森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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実際にはまったくコントロールされていないし終息に向かうための糸口さえも見えていません。なのに避難指示の解除が続いております。ホントに安全だと思うなら、政府与党の皆さんに率先して移住していただき、安全であることを身を以て示して欲しいものです。