気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

あんこうチーム Ⅳ号戦車D型 作ります !!  その12

2013年12月25日 | ガルパン模型制作記

 ステップ10の続きです。ガルパン仕様への追加工作の二番目は、上画像の円内の四角ハッチの周囲のガードの形状を作り替えることでした。


 タミヤのキットでは線状に低くモールドされているだけなので、前面にはプラ板を置いて幅を広げ、左右にもプラ板を追加して高く作りました。


 ここまで改造してから、天板パーツB17を砲塔上に接着するように決めていましたので、この辺は組み立て説明の指示とは異なっています。


 ここで劇中のワンシーンを御覧下さい。砲塔後部のディティールが良く分かる貴重なシーンですが、この部分の形状がタミヤのキットでは殆どモールドされていません。これらの再現が、ステップ10におけるガルパン仕様工作のヤマ場となります。


 公式設定資料の画像でも、砲塔後部のディティールは明瞭に示されています。前掲のワンシーンとあわせて参考にしながら、リベットやボルトなどの追加工作を進めていきました。


 キューポラ後部周囲のリングをプラペーパーで追加し、キットに不足しているフックのパーツを、同じタミヤのJ型のキットのA1にて代用しました。それから左右のピストルホールC4の周囲にリベットを3個ずつ追加しました。


 それからキューポラ部分のパーツB28、B30、B33を組み立て説明の指示通りにつけていきました。


 続いて、B33の下段にリベットを計10個つけて、リングには大きめのボルトを5個つけ、リングの下の左右にリベットを1個ずつ追加しました。これらのうち、黄色のリベットやボルトは、モデルカステンのボルトセット「A-1」およびリベットセット「A-2」を使用しました。


 ガルパン仕様への追加工作の三番目は、上画像の円内の直接照準器を追加することでした。タミヤのキットでは省略されている部分です。


 これは、プラ板を適当な大きさと形にカットし、キューポラの窓の高さに合わせながら調整して取り付けました。


 ガルパン仕様への追加工作の四番目は、上画像の円内のアンテナガード固定具の追加でした。これも、タミヤのキットでは省略されている部分です。


 B31を砲身下に取り付けている位置からプラペーパーを回し、上の留め具を伸ばしランナーの切れ端で適当につけました。写真では砲身に沿って縦向きにしていますが、後で横向きが正しいと気付いて、横向きに修正しました。


 左右の取っ手パーツB10をつけて、ステップ10の工程がほぼ完了しました。この時点では、キューポラのハッチB29、B30をまだつけておらず、B29が砲塔の向こう側に写っています。
 このⅣ号戦車D型には、カラコレの西住みほを乗せる計画だったので、キューポラのハッチは開いた状態にする積りでしたが、ハッチの開き加減がよく分からなかったので、資料や写真などを色々あたって調べました。劇中のシーンではよく全開状態になっていますが、キットのパーツの形状だと、全開させるのが難しいのです。瞬間接着剤で強制的にくっつけたとしても、ヒンジ部分で僅かに接着するだけなので、その後の強度が心もとないのでした。下手すると、ポロッと取れてしまいそうな感じでした。
 実際のドイツ軍の写真では、全開状態の他に、九割ほど開いた状態もあり、蝶番のネジを段階的に調節することでハッチの開き加減を変えることも出来るようになっていたようです。九割ほど開いた状態ならば、キットのパーツの形状でも無理なく接着出来ますし、接着後の強度もある程度確保出来るように思いました。それで、九割開きの状態を選ぶことにしました。


 とりあえず、キューポラのハッチの取り付けは次に回すことにして、残る追加工作を三ヵ所やりました。上画像では、そのうちの一ヶ所、キューポラ左側前方の潜望鏡の基部の蝶番部分をプラ板で再現したのが見えます。後の二ヶ所は、潜望鏡の覗き穴をモールドすることと、キューポラ右側前方の円蓋の中央にリベットを一つ追加すること、でした。
 あと、ガルパン仕様としては、砲身中央段差部分にある6ヶ所のネジ穴の再現がありますが、キットのパーツの形状では厚みが足りず、私の拙い腕では無理と思われたので、これは追加工作の対象から外しました。


 キットの組み立て説明では、最終ステップにおいて車体の上部と下部とを接着するとありますが、前述したように上下の合いがあまり良くないので、早い段階で接着した方が各ステップの工程がやり易くなります。それで、ステップ9の工程に入る時に接着しています。
 モーターライズのキットというのは、基本的に車体の上下を外せるようにしますから、最初からきっちり密着させるようには出来ていないようです。そのうえ、フェンダー下などの目立たない箇所に、隙間が結構ありますから、これらをプラ板などで塞ぐ作業も人によっては必要になるでしょう。
 私は、このキットは底面が完全に省略されているので、目立たない箇所に手を入れても余り意味が無いと判断し、隙間などの大部分はそのままにしています。転輪や履帯などを付ければ見えなくなりますので、あまり気にしていません。

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