
ステップ4では、トーションバーを車体に組み付けてゆきます。

ステップ5では、転輪を取り付けます。二種類の転輪を制作ガイドの指示に従って接着してゆきました。

ステップ6では、前部の誘導輪を取り付けます。ですが、取り付け位置が分かりにくいので、私の制作においては車体への接着は後にしました。ナカジマが、不要な突起を切り取るようにアドバイスしてきますが、ただのアドバイスではなく、ガルパン仕様への追加工作をすすめているのです。

ナカジマのアドバイスに従って、ガルパン仕様への追加工作に入りました。車体パーツGには、各所に突起やモールドがありますが、公式設定資料の図や劇中シーンでは全く見られないので、全て削り取りました。また、溶接痕などもあちこちにモールドされていますが、ガルパン仕様ではほとんど表現されていないので、溶接痕の大部分も削るか、パテで埋めるかして無くす必要があります。

車体後部側面の突起などを削り取りました。

側面全体のモールドをヤスって消しました。ワイヤーフックの取り付け位置を示すモールドも幾つかありますが、ガルパン仕様でのフックの位置は微妙に異なりますので、これらのモールドも全て不要でした。

ステップ7では、前部装甲の組み付けに入りますが、ここからガルパン仕様への改造が必要となります。なおホシノが履帯の向きに注意するようコメントしていますが、履帯は塗装後にはめ込む予定でしたので、この段階では取り付けませんでした。

劇中のワンシーンにて、前部装甲のガルパン仕様を再確認しました。キットのパーツは増加装甲にフックを吊り下げた形になりますが、劇中ではフラットな傾斜板の左右にL字形の固定式牽引フックがあり、傾斜板の下には合わせ目の溶接痕があります。
この状態への制作例が、「ガールズ&パンツァーモデリングブック2」の67ページに紹介されていますので、それを参考にしました。
なお、フェンダー内側の改造については、後のステップ11にて行うことにしました。

キットのパーツB4を仮につけてみますと、劇中車の形状と異なるのが分かりました。少し長いのです。

そこで、左右の端に出っ張りがある部分を約2ミリほどカットして縮めました。

続いてキットのパーツA34の代わりに、プラ板で作ったフラットな傾斜板をはめこみました。その寸法は縦1.5センチ、横5.2センチですが、そのままではきつくて入らなかったので、少しヤスって調整しながらはめ込みました。
その後に、下端の合わせ目溶接痕をラインチゼルで適当にケガいてつけました。

左右のL字形の固定式牽引フックは、余りランナーをカットして自作出来ますので、キットに入っている不要ランナーのうちのTHランナーを使うことにしました。

御覧のようにカットしまして・・・。

二つのコーナー部分をカットしてパーツに仕上げまして・・・。

劇中シーンを参考にしながら、前部傾斜板の左右に接着しました。ここまでの改造工程が10分もかかりませんでしたから、このキットは思ったよりも楽かもしれないな、と思い始めました。
ネット上での先行制作例においては、後部エンジンパネルや砲塔の改造が難しいと聞いていましたが、要はバーッと切って、ダーッと改造して、ドーンとくっつければいいんだろう、と気楽に構えていました。 (続く)