
車体の細部の塗装を行いました。前部の機銃やOVM類の金属部分は28番の黒鉄色で、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。砲塔の同軸機銃とジャッキと消火器は、公式設定資料図や劇中シーンを見ても車体色と同じであるので、グレーグリーン塗装のままとしました。
車輪部分は、前回の記事で述べたように、グレーグリーンのグレー沈殿分を取り出して混ぜてから吹き付けましたので、車体色よりも明るめの色調に仕上がりました。

公式キットにはガルパンデカールがついています。レオポンさんチームの自動車部の四人もデザインされています。

今回使用したのは、1番の大洗校章が一枚、3番のレオポンさんマークが左右二枚、でした。

デカールを貼りました。右側側面観はこんな感じで、この戦車唯一の大洗校章が明るく浮かび上がっています。

左側の側面観です。OVM類がセットされているために、こちら側には大洗校章が貼れなかったのでしょうね・・・。

正面観です。実際のドイツ軍でも最強クラスの攻撃力を誇った重戦車の迫力がみなぎっています。もちろん、大洗女子学園チームにおいても最強の戦車です。

後ろから見ました。ガルパン仕様への追加工作や改造は、今回は可能な限り試みましたので、再現度はかなり高いと思います。

このアングルから見ると、88ミリ主砲の長さが際立って見えます。砲塔が車体前部に位置しているためでもありますが、主砲が前に突き出していると、攻撃的な頼もしさが感じられます。

とにかく車体が大きいです。これまで作ったキットがみんな中戦車と軽戦車でしたから、それらに比べるとパーツも大きくてゆったり感があり、チマチマと作っている気がしませんでした。

吸気口のメッシュ部分にも余り違和感がありませんでした。100円のアイロンシートにも思わぬ利用法があるものですね。専用のエッチングパーツを使ったら、幾らかかるんでしょうか・・・。

どこから見ても絵になる、レオポンさんチームのポルシェティーガーです。カッコイイですね。ドイツの戦車はみんなカッコイイんですよね。

ラストの弁慶の仁王立ちのシーンを再現してみました。最強の黒森峰戦車部隊と正面から渡り合える唯一の戦車でしたから、最期の奮闘の凄まじさもよく共感出来ましたね。あの場面でガンガン撃っていたのがホシノですからね、これはもう感情移入しちゃっても仕方が無いですね。で、そのあとで「ゆっくりでいいよー」と明るく言うのはお約束ですね。ここは、金元寿子さんの声で元気よく言ってみましょう。

以上で、レオポンさんチームの搭乗車が完成しました。製作期間は、12月26日から12月29日までの四日間でしたが、実際にキットを製作していた日数は3日でした。組み立てと改造に2日、塗装に1日、でした。自分でも驚いてしまったほどの、最短記録でした。
大洗女子学園チームの八輌のなかで、一番大きくて改造箇所も少なくない戦車のキットをたった三日で仕上げられたのは、やっぱり私がホシノだったからでしょう。なにしろ自動車部のホシノですからねー。(アホかお前は)
それにしても、このキットは従来言われてきたような難しい品であるという気があまりしませんでした。むしろタミヤのB1bisやアカデミーのM3中戦車リーの制作に比べたら楽だったと思います。砲塔の改造と後部エンジンフードの自作さえこなせれば、あとは小工作で済みますので、全体的にはスイスイと組み立てられました。ガルパン仕様に近づけるために使用パーツを間違えないことのほうが大変でした。
このポルシェティーガーを完成させたことで、大洗女子学園チームの八輌が全て揃いました。それによる満足感もひとしおでした。