昨年年末に購入した雑誌の一冊、モデルグラフィックスの2016年1月号です。ガルパンのオフィシャルガイドブック第4弾という位置付けで、劇場版公開スタートに合わせて特集を組むことが事前にアナウンスされていたため、最優先で予約して、発売日の11月25日に職場近くの書店で買いました。
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劇場版のストーリーや見どころなどの特集記事も楽しいものでしたが、最大のお目当ては上図の記事でした。登場全戦車キット化プロジェクトの中間報告書、です。
その内容は、ガルパンのテレビシリーズから劇場版に至るまでの全ての戦車のキットの基本情報です。既に公式キットがリリースされているものはそのまま紹介され、まだ公式キット化がなされていないものは適応キットが挙げられています。
ざっと見てゆくと、適応キットの大半は、現時点では入手が困難であるようです。特にドラゴン系のキットはその傾向が顕著であり、値も張るので、タミヤの類似キットで制作する人が多いそうです。私も似たような考えで安価で入手し易いタミヤキットを利用してきましたので、そのことはよく理解出来ます。
いずれにせよ、今回の雑誌の記事によって、現時点におけるガルパン戦車の全てのキットの動向がほぼ把握出来ます。なかには継続高校チームのBT-42のように、劇場版での活躍によってブレイクして購入が殺到してあっという間に市場在庫が払底してしまったキットもあります。
にもかかわらず、一緒に劇場版を視聴に行った模型仲間のA氏やT氏には「次は継続のBT-42を作って詳しくレポートしてくれ」と言われています。キットが売り切れで入手も出来ない、と答えたところ、A氏に今後はタミヤの再生産待ちになるので、その一部をOEM供給にまわして公式キット化が図られる可能性がある、という噂を知らされました。
確かに、人気沸騰の戦車なので、再生産すれば絶対に売れる事が確実です。そして、市場在庫が無くなってしまった現在が、公式キット化には絶好のチャンスと思われます。もしBT-42の公式キット化がなされるのであれば、そのタイミングは早くてもガルパンアハトゥンク劇場版が刊行される夏ぐらいの時期に合わせてくるであろう、というのがA氏の予想でした。
したがって、それまでは、継続高校チームの所属車の完全な公式設定資料というのは無いわけです。今回の雑誌にも公式設定図が紹介されていますが、右側面とエンジンフードの一部だけしか掲載されていません。劇場版のシーンを観る限り、他にもタミヤキットと各所で差異があるように思います。そのあたりを確認出来ない今の段階では、たとえキットが入手出来たとしても、ガルパン仕様に仕上げるのが難しいと思います。
なので、継続高校チームのBT-42に関しては、完全な公式設定資料が揃うまで待って下さい、と答えておきました。
そしたら、T氏にはこう言われました。
「そんならね、星野君は大洗と黒森峰は全部が揃いつつあるわけやからね、今年は別のチームのやつも作っていけばええんやないかね?」
そのことは自分でもなんとなく感じていますので、おそらくそういう成り行きになることでしょう。聖グロリアーナ女学院、サンダース大付属高校、アンツィオ高校、プラウダ高校、知波単学園、のいずれかになることは間違いありません。
あと、大学選抜チームもありますが、これは一応除外しておきましょう。高校生戦車道チームの車輛が、いまの私の制作対象でありますので・・・。