ガルパン戦車プラモデルの紹介記事に関して、サンダースの分もやってくれないかとの依頼をいただきましたので、今回簡単にまとめてみました。
劇場版の試合での活躍は、あっけない感じで幕切れとなった感があるサンダース大学付属高校チームですが、むしろ試合以外の場面での活動の方が目立っていました。廃校となって途方にくれる大洗チームを何かと支援している姿が、感動ものでした。大学選抜チームとの試合直前の作戦会議において、さりげなく場をまとめる発言で西住みほをサポートし続けたケイの温かな人柄にも、心を揺り動かされました。
それで、サンダース大学付属高校チーム戦車のキットを、私自身も作ってみたいという気持ちになってきています。
周知のように、サンダース大学付属高校チームはアメリカ軍テイストの陣容をもって戦車道を邁進しており、使用する車輛は全てシャーマンの系列に属します。テレビシリーズと劇場版の双方において、三種の車輌が登場しています。

まずは、隊長のケイが搭乗する、初期型の無印M4と呼ばれる、75ミリ砲搭載型の車輌です。車体側面に強化装甲がある型式です。去年の9月19日にファインモールドより公式キットが限定2000個にて発売されましたが、キット自体はタミヤからのOEM供給品です。ファインモールド公式サイトでの案内情報はこちら。
この公式キットは、劇中車に最も近い形状であるため、そのまま組んでも良いです。本格的にガルパン仕様を目指すのであれば、VVSSが後期型であるのを初期型パーツに換装する、装備品の英軍型消火器2個とハンマー1個と車体後部左側に装備するクリーニングロッドが不足するので他キットから転用する、といった段取りが必要になります。また、車体内部に大きな吹き抜けが出来るのでプラ板で塞ぐ、といった作業も必須です。

公式キットの元キットとなったタミヤの製品です。M4シャーマンのプラモデルといえばコレ、と言われるほどに有名なキットです。ホビーサーチでの案内情報はこちら。

次は、副隊長のアリサが搭乗する車輌です。M4A1の76ミリ砲搭載型で、上図のドラゴンの製品が現時点では一番の適応キットです。劇中車に仕上げるには、転輪や履帯などを他キットより転用し、装備品の幾つかを省き、各所の細かな修正を行なう必要があります。
また、サイドスカートのパーツが入っていませんが、前述の公式キットでケイの搭乗車を再現した場合にサイドスカートのパーツが不要となって余りますので、それを転用するという方法があります。その場合はパーツ同士の合わせにて調整が必要となります。
問題は、このキットが現時点で入手困難であることです。通販ではほぼ売り切れ状態で、あとは大型専門店などの店頭在庫のみとなります。また、モデルグラフィックスの特集記事では、適応キットとしてイタレリのM4A1のキットが挙げられていましたが、そちらは古い時期の製品で余計に入手が困難です。ここは、公式キットの発表を待った方が良いのかもしれません。
ホビーサーチでの案内情報はこちら。

三番目は、副隊長のナオミが搭乗するシャーマンVCファイアフライです。上図のアスカの製品が現時点では一番の適応キットです。キット自体の形状は劇場版の劇中車にほぼ一致します。
テレビシリーズの劇中車に仕上げるには、車長をケイの搭乗車と同じにする必要がありますが、車輪の間隔も直さないといけないので、この改造は無理だと思います。あとは、後部エンジンフード上のクランプの位置を変えるなど、各所の細かな修正を行なうだけで済みます。サンダース大学付属高校チームの車輌の中では最も楽に作れるキットですが、惜しむらくはこれもまた現時点では入手困難です。通販ではほぼ売り切れ状態で、あとは大型専門店などの店頭在庫のみとなります。
なお、劇中車はICファイアフライに近いとする意見もみられますが、公式設定図面との比較によれば、大部分の特徴がVCファイアフライのそれであることが明白です。
ホビーサーチでの案内情報はこちら。

シャーマンVCファイアフライのキットは、上図のようにタミヤからも出ていますが、これも市場在庫が払底しているようで、入手が難しくなっています。ホビーサーチでの案内情報はこちら。
あとはドラゴンなどの各キットを根気よく探すしかありませんが、それよりは公式キットが発表されるのを待った方が賢明かもしれません。
いずれにせよ、現時点においては、公式キットがまだ市場に出回っているケイの搭乗車輌しか、購入可能なキットが無いわけです。あとの二車種については、模型店の店頭在庫を地道に探すか、全戦車公式キット化プロジェクトの恩恵に期待しつつ気長に待つより他になさそうです。
劇場版の試合での活躍は、あっけない感じで幕切れとなった感があるサンダース大学付属高校チームですが、むしろ試合以外の場面での活動の方が目立っていました。廃校となって途方にくれる大洗チームを何かと支援している姿が、感動ものでした。大学選抜チームとの試合直前の作戦会議において、さりげなく場をまとめる発言で西住みほをサポートし続けたケイの温かな人柄にも、心を揺り動かされました。
それで、サンダース大学付属高校チーム戦車のキットを、私自身も作ってみたいという気持ちになってきています。
周知のように、サンダース大学付属高校チームはアメリカ軍テイストの陣容をもって戦車道を邁進しており、使用する車輛は全てシャーマンの系列に属します。テレビシリーズと劇場版の双方において、三種の車輌が登場しています。

まずは、隊長のケイが搭乗する、初期型の無印M4と呼ばれる、75ミリ砲搭載型の車輌です。車体側面に強化装甲がある型式です。去年の9月19日にファインモールドより公式キットが限定2000個にて発売されましたが、キット自体はタミヤからのOEM供給品です。ファインモールド公式サイトでの案内情報はこちら。
この公式キットは、劇中車に最も近い形状であるため、そのまま組んでも良いです。本格的にガルパン仕様を目指すのであれば、VVSSが後期型であるのを初期型パーツに換装する、装備品の英軍型消火器2個とハンマー1個と車体後部左側に装備するクリーニングロッドが不足するので他キットから転用する、といった段取りが必要になります。また、車体内部に大きな吹き抜けが出来るのでプラ板で塞ぐ、といった作業も必須です。

公式キットの元キットとなったタミヤの製品です。M4シャーマンのプラモデルといえばコレ、と言われるほどに有名なキットです。ホビーサーチでの案内情報はこちら。

次は、副隊長のアリサが搭乗する車輌です。M4A1の76ミリ砲搭載型で、上図のドラゴンの製品が現時点では一番の適応キットです。劇中車に仕上げるには、転輪や履帯などを他キットより転用し、装備品の幾つかを省き、各所の細かな修正を行なう必要があります。
また、サイドスカートのパーツが入っていませんが、前述の公式キットでケイの搭乗車を再現した場合にサイドスカートのパーツが不要となって余りますので、それを転用するという方法があります。その場合はパーツ同士の合わせにて調整が必要となります。
問題は、このキットが現時点で入手困難であることです。通販ではほぼ売り切れ状態で、あとは大型専門店などの店頭在庫のみとなります。また、モデルグラフィックスの特集記事では、適応キットとしてイタレリのM4A1のキットが挙げられていましたが、そちらは古い時期の製品で余計に入手が困難です。ここは、公式キットの発表を待った方が良いのかもしれません。
ホビーサーチでの案内情報はこちら。

三番目は、副隊長のナオミが搭乗するシャーマンVCファイアフライです。上図のアスカの製品が現時点では一番の適応キットです。キット自体の形状は劇場版の劇中車にほぼ一致します。
テレビシリーズの劇中車に仕上げるには、車長をケイの搭乗車と同じにする必要がありますが、車輪の間隔も直さないといけないので、この改造は無理だと思います。あとは、後部エンジンフード上のクランプの位置を変えるなど、各所の細かな修正を行なうだけで済みます。サンダース大学付属高校チームの車輌の中では最も楽に作れるキットですが、惜しむらくはこれもまた現時点では入手困難です。通販ではほぼ売り切れ状態で、あとは大型専門店などの店頭在庫のみとなります。
なお、劇中車はICファイアフライに近いとする意見もみられますが、公式設定図面との比較によれば、大部分の特徴がVCファイアフライのそれであることが明白です。
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シャーマンVCファイアフライのキットは、上図のようにタミヤからも出ていますが、これも市場在庫が払底しているようで、入手が難しくなっています。ホビーサーチでの案内情報はこちら。
あとはドラゴンなどの各キットを根気よく探すしかありませんが、それよりは公式キットが発表されるのを待った方が賢明かもしれません。
いずれにせよ、現時点においては、公式キットがまだ市場に出回っているケイの搭乗車輌しか、購入可能なキットが無いわけです。あとの二車種については、模型店の店頭在庫を地道に探すか、全戦車公式キット化プロジェクトの恩恵に期待しつつ気長に待つより他になさそうです。