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去る12月23日にアスキー・メディアワークスさんより発売された、「ガールズ&パンツァー 戦車道のよこみち」です。たまたま書店で見かけて即座に購入してまいりました。
アマゾンでの案内情報はこちら。
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タイトルからも分かるように、最近まで「電撃G’sマガジン」で連載されていた同名の記事の集成版です。 「電撃G’sマガジン」はたまに買いますので、連載記事「戦車道のよこみち」も知っていました。最初に読んだのが一昨年のことだったと記憶していますので、二年にわたって続いていたことになります。
そんなに長く続いていたのか、一冊の本にまとまるわけだな、と感心しつつ目次を開くと、全部で21回ありました。初めて見るイラストが大半でした。これに劇場版記念の記事も加わっています。
連載当時は、特集記事の中に含まれていたりして、その一部みたいな感じがありましたが、今回の集成版ではすっきりとまとめられて良い感じになっています。
メインは当然ながらイラストで、アニメシリーズでは描かれなかった日常のシーン、キャラクター達の様々な交流の場面が季節ごとに多彩に展開されていますので、ガルパン世界のイメージが限りなく広がって楽しめます。
今回改めて読んでいて、戦車が登場しているのが最初の2回しか無いことに気付きました。ほぼ完全に戦車道を離れた普段の生活の日々、であるわけです。ガルパンの場合は、動き溢れる戦車戦のシーンが必須であり、ダイナミックな動感の積み重ねが物語の中心的な場面を占めますので、こういった静かで穏やかな日常の有り方の描写が、思った以上にストーリー世界に深みと安らぎを添えてくれているように思います。