
ステップ3では、サスペンションや車輪類を車体に取り付けます。私の製作においては、車輪類の大部分は塗装後に取り付ける予定ですので、このステップで取り付けるのは上部転輪のB21およびB22のみになります。また、幾つかの修正が加わります。
ステップ4では、履帯の一部のパーツを組み立てます。ガイド指示では「4個作ります」となっていますが、これは片側の分ですので、両方合わせて8個を作ります。

劇中のワンシーンをご覧下さい。劇中車は起動輪の内区にある「FIAT・ANSALDO・」の字がありません。

キットパーツには、上図右のように「FIAT・ANSALDO・」の字がモールドされています。これを劇中車に合わせて削り取り、上図左のように仕上げました。細い環状の溝の中の文字を削るのはけっこう難しく、専用の工具があればいいな、と考えつつもアートナイフで少しずつ削ってゆきましたが、当然ながら綺麗に仕上げられませんでした。まあ、文字が消えればいいか、と割り切りました。

起動輪および誘導輪のパーツです。起動輪の方は接着せずに回るようになっていますが、誘導輪は軸にはめこんで固定する形ですので、回りません。

起動輪および誘導輪が組み上がりました。

背面部分の各パーツの取り付けに移りました。パーツごとに仮組みして合いを確かめ、違和感があればパーツをヤスったりして微調整しておきました。

連結器のパーツA20は、チェーンフックの取っ手のモールドが省略されたように小さくなっていて、取っ手に見えませんでした。

そこで、パーツA20を車体に取り付けた後、取っ手部分をカットし、上図のようにジャンクパーツでそれらしく作り直しました。

最後に、上部転輪を取り付けました。これらはフェンダーカバーに大部分が隠れますので、塗装も最低限で済みます。それで、塗装後に取り付けるよりは、この段階で取り付けた方が良いと考え、ガイド指示通りに接着しました。

続いて、ステップ4の履帯の組み立てにとりかかりました。6コマずつ連結したものを8個作ります。

完成しました。

ステップ5では、履帯を取り付けます。私の製作においては、履帯は塗装後に取り付ける予定ですので、ここでは仮組みして履帯が起動輪および誘導輪に接する部分を作り、テープで留めて乾燥させました。

上図のように仮組みしてテープで留め、形を作ってゆきました。

塗装後の組み付け手順を考慮して、上図のように三分割としました。

左右の二セットが組み上がりました。ベルト式の履帯パーツに慣れていますので、こうした組み立て式の履帯パーツにはちょっと苦労しました。 (続く)