
国宝の本殿建築を見た後、引き返して正規の参道ルートに進み、本社区域の中門にあたる三光門に向いました。

三光門の門前の左手に牛の銅像があり、覆屋が設けられています。

劇中にも登場しています。

牛の頭部のアップです。劇中アングルで撮ってみました。

牛をなでると頭がよくなる、ということで平沢唯や田井中律が気合を入れてなでているシーンがあります。その後の受験を勝ち抜いて志願のN女子大に揃って合格しましたから、北野天神の牛の御利益はあったということでしょう。

なので、私も気合を入れてなでておきました。 (アホかお前は)

三光門は、国の重要文化財に指定されています。三光とは、日、月、星を指し、これらの彫刻が施される門を三光門と呼びます。ですが、北野天満宮の三光門には星の彫刻だけが無いので、「星欠けの三光門」と呼ばれます。星を彫らなかった理由はよく分かっていません。

三光門は、このアングルで劇中に出ています。

このシーンですね。つまらない真似をして山中さわ子先生に叱られるHTTの四人、やれやれと言った表情の真鍋和です。

三光門の建築様式の大きな特徴が、上図の大きな獅子の透かし彫り入りの蟇股です。華美な装飾を好んだ桃山時代の気風をよく伝えています。脇に日、月の彫刻もあるのですが、写真を撮り忘れました。

三光門の手前の東側に並び建つ灯籠群です。劇中にも出ている「絵馬書所掛所」の看板はここにあったような気がしますが・・・。

このシーンですね。現在の参詣客の大半は受験祈願でやってきて、絵馬に願い事を書いて奉納しますから、絵馬を書く所、掛ける所の案内看板は必要不可欠であるはずなのですが、いまは撤去されていました。おかしいなあ、と思いましたが、後で撤去の事情が判明しました。

三光門をくぐると、廻廊に囲まれた本殿の前庭エリアに入ります。左右の廻廊の右側部分は、上図のように受付や授札所、売店などになっています。

劇中では、山中さわ子先生がひっそりと縁結びのお守りを買い求めていました。 (続く)