ステップ4では、車体にサスペンションを組み付け、背面にエアクリーナー等を取り付けます。そのなかのH10およびH11において修正が必要ですが、後で述べます。
ステップ5では、車体前部の各所を組み立てます。このうち、ダルノーズ部分の牽引ホールドのパーツはK9およびK10のみを使用、K5とK8は左右とも不要です。
誘導輪のパーツは、ガイド指示のV18でも良いですが、私の制作においてはやや幅のあるD21およびD22に交換しました。上図の中央下寄りにあるのがD21およびD22です。
サスペンションと起動輪を組み付けました。
横から見た図です。シャーマン独特の足回りの姿が良いです。
いったん軽く走らせて、全ての転輪がコロコロ回るのを確認しました。全て回っていれば、サスペンションの取り付け状態が正常であると分かります。回っていない転輪があれば、そのサスペンションの取り付け位置がズレているか、軸部が固まっているかのいずれかです。
下部車体パーツのZに関しては、ガイドの指示において抜けている点が一つあります。左右フェンダー部の前端を斜めにカットしないと、上部車体パーツK15と合わせられません。その斜めカットの指示が抜けています。
パーツには、このように斜めにカットすべきラインが入っています。
ラインに沿ってカットし、ヤスリで削って均しました。
両側をカットして仕上げました。
ステップ5に進みました。ダルノーズ部分の牽引ホールドのパーツはK9およびK10のみを使用します。K5とK8は左右とも不要です。
上図のワンシーンにおいても、劇中車の牽引ホールド部分がシンプルになっているのが確認出来ます。K5およびK8に該当する部分が省略されています。
車体前部が組み上がりました。
横から見ると、こんな感じです。
ここでもう一つ、ガイド指示が抜けている箇所があります。ステップ4で背面に取り付けたH10およびH11において修正が必要です。パーツに斜めのラインがモールドされていますが、これをカットしないと、上部車体パーツK15と合わせられません。その斜めカットの指示が抜けています。
上図では、H10およびH11を全てにラインに沿ってカットしておいたのを取り付けています。
真横から見ますと、こんな感じに外側を小さく斜めにカットしています。こうしないと、上部車体パーツK15との合わせがピッタリといきません。
上部車体パーツK15を仮組みしてみました。下部車体Zの前端の斜めカット、H10およびH11の一部カットをやっておかないと、上図のようにカッチリと合いません。こういう重要な指示がガイドから抜けているのが今回のキットの不備のひとつですので、注意が必要です。 (続く)