ラストのステップ11です。砲塔各部のパーツを取り付け、次いで砲塔を車体にセットします。ガルパン仕様への工作が幾つかあり、B26、H3、H8、J1、K13、MA6は不要です。またガイド指示にて番号が抜けているH20も不要です。劇中車はワイヤーを装備しませんので、関連のA45、MA3、MA5も不要です。
また、砲塔本体H1の表面の鋳造肌の凸凹がかなり目立ちますが、劇中車はアニメ画像の常で表面がツルツルです。なるべく凸凹が目立たないように少し研磨も行います。
関連するパーツ群です。不要パーツを除くと、数はそんなにありません。
手始めに、砲塔本体パーツH1の手直しを行います。上図は、キットパーツのままの状態です。上面後方に製品番号が刻字されていますが、これは埋めなければいけません。
あらかじめ内部から開けておく穴は、左右のB15の取り付け穴二ヶ所のみです。
劇中車の砲塔部分を見ますと、色々と相違点があります。キットの状態よりも各所が省略されて、全体的にシンプルになっています。これに合わせてゆきます。
修正工作のポイントは、上図の五つです。表面の鋳造肌の凸凹を少しヤスって目立たない程度の滑らかさにもってゆきます。隅部は角ばり気味なので、少し削って丸みを増やします。上面後方の刻字は埋めます。砲塔後ろの左右に突き出るL字材はカットします。上面左前方にある環状のモールドと三つの突起は不要ですので全て削り取ります。
作業中の状態です。表面全体にサンドペーパー等で軽く研磨をかけ、隅部も丸くしました。上面後方の刻字はパテで埋め、砲塔後ろ左右のL字材はカットしました。
底部パーツB31との合わせ目もヤスって目立たなくしました。
修正工作を全て終えた状態です。表面の凸凹もあまり目立たなくなりました。
砲身やハッチ等のパーツ類を全て取り付けました。このうち、H7とH9は逆に付け、H9の円錐部上端をカットしてブラ材でアンテナ基部のみを再現しました。ケースに入れて展示保管する関係で、アンテナの完全な再現は見送りました。
なお、ハッチの向きは、劇中車に合わせてあります。
以上で、砲塔の組み立てが完了しました。
車体後部に、排気管のパーツH12を取り付けました。
上下の車体を貼り合わせました。
劇中車は、御覧のようにスカートを装着しています。スカートのパーツは今回のキットには含まれませんので、以前にケイ搭乗車をファインモールド発の公式キットで制作した際に不要となっていたものを転用します。
スカートのパーツを準備しました。ファインモールド発の公式キットに入っている、つまりはタミヤ製品のパーツです。F13からF20までと、F30、F31です。
メーカーが異なりますので、そのままではピッタリ合いません。各所を削ったりカットしたりして合わせる作業を行いました。またやや長いので、F19およびF20を中央でいったんカットして約3ミリほど切り詰め、上図のように組み立てました。
車体に仮組みしてみました。切り詰めた状態でもやや長く感じますので、タミヤのキットの車体の方がやや長いようです。スカートは、塗装後に組み付ける予定です。
以上で、塗装前の組み立てとガルパン仕様への工作の全てが完了しました。 (続く)