気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

プラウダ高校 T34/85 作ります!! その1

2018年06月28日 | ガルパン模型制作記

 プラウダ高校チームの主力車輌は、と問われれば、私は上図のT34/85を挙げます。テレビシリーズの対大洗戦では、計15輌のうちの6輌を占め、T34/76の7輌には及ばなかったものの、チームにおいては中核戦力に位置づけられていたのは間違いありませんでした。

 

 そのことは、隊長のカチューシャと副隊長のノンナが共にT34/85を搭乗車としていた点にも示されています。試合中盤以降の追撃戦にてノンナはIS-2に乗り換えていますが、それは射程の長さを採ったからでしょう。その結果、大洗女子学園チームは2輌をたて続けに撃破され、窮地に陥っています。

 劇場版においては、大洗支援に駆けつけたカチューシャのT34/85がプラウダ勢唯一の残存車として終盤まで粘り、臨時に組んだメンバーをも率いて各所で見事な勝利を挙げています。史実では、ドイツの重戦車対策の一環として85ミリ砲を搭載した型ですので、もともと格闘戦には適した車輌であるわけです。

 ですが、ガルパンにおけるT34/85は全体的にみてどうも存在感が薄いというか、T34/76と並んでその他大勢、という認識にまとまるようです。史実で語られる幾多の戦績すら、アニメストーリーには反映されていません。黒森峰女学園チームのドイツ車輌がそれぞれに光彩を放って色々と印象も強いのとは、まったく正反対です。

 ですが、個人的には、ソ連軍戦車の中ではT34/85が好きですので、プラウダ高校チームの再現製作にあたっても一両のみというのは物足りませんでした。T34/76でもタミヤキットとAFVクラブキットで2両を作りましたので、T34/85も同等かそれ以上に作ることになるだろう、と考えていました。

 以前に制作したT34/85の1輌目は、プラッツ発の旧公式キットを用いましたが、今回は上図のAFVクラブのキットをチョイスしました。もともとT34シリーズに関しては、このAFVクラブの製品群が優れた内容を具現しており、フルインテリアキットである点もその魅力を引き伸ばしています。加えてプラッツ発公式キットのドラゴン製品にひけをとらない精度の良さ、そしてタミヤばりの組み立て易さ、等が特色です。

 既にT34/76の2輌目をAFVクラブのキットで作った経験があり、プラッツの公式キットよりも色々な点で優れていることを実感していましたので、T34/85の2輌目を他メーカーのキットで作るという発想がありませんでした。
 それに、フルインテリアキットの魅力も大きく、プラウダ高校チームの1両ぐらいは内部も作ってみたいなと思っていましたので、今回の選択に至りました。

 

 右は制作ガイド、左は同封ピンナップです。AFVクラブの製品には、だいたいこういうサービス品が含まれています。その気になれば、ガルパンのイラストに差し替えて公式キットに加わってくれそうだな、と以前から感じていました。果たして、そのAFVクラブもセンチュリオンの製品化によって公式キットメーカー群に参入してきましたから、今後も何らかの動きがあるのでは、と期待してしまいます。

 

 今回のキットは、周知のように車体や砲塔のパーツがスケルトンとなっており、インテリアを見られるように作る選択肢も添えてあります。
 が、私の製作では、テレビシリーズの劇中車に仕上げますので、スケルトンパーツも全て冬季ホワイトに塗装する予定です。

 

 ですが、車体パーツが製作ガイドに示されるものとは別のものになっていました。砲塔のリング径も合わないため、車体パーツは別品を誤って入れているようでした。しかし、海外メーカーですので、タミヤのようにカスタマーサービスに連絡してすぐ交換してもらえる、というわけにはいかないだろうと考えました。

 それで、これで何とか努力して、出来るだけのことはやってパーツを有効活用してゆくことに決めました。ただ、スケルトンプラスチックというのは硬いので、ヤスったり削ったりするのも大変です。プラスチックの軟性に乏しいため、下手に扱うと割れやすいので、手を加えるにあたっては慎重さが求められます。

 

 フルインテリアキットだけあって、御覧の通り、パーツ数も多いです。ですが、私の製作においては、完成後に見えなくなる部分は作らないという基本方針がありますので、エンジン等は省くことにしました。とりあえず、操縦席から砲塔内部までの空間を制作範囲に定めました。

 

 ガルパンの劇中車は、1輌目をプラッツ発の旧公式キットで出来るだけ再現してあります。今回のキットもこれに合わせて再現しますが、細部の再現度は今回のキットの方が上ですので、仕上がりに差があると違和感が生じます。そのあたりも勘案しての調整が必要となります。

 

 ステップ1から4までは、内部のタンクやサスペンション基部などをひたすら作ります。AFVクラブのキットは細部までこだわってパーツ割りする傾向がドラゴン系よりも強いので、完成すれば見えなくなる箇所であっても、相当のパーツ数と組み立て工程をこなさないといけません。

 

 ステップ1のパーツ群です。

 

 組み上がりました。砲弾は仮組みで、塗装後に取り付ける予定です。

 

 ステップ2のパーツ群です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ3のパーツ群です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ4のパーツ群です。エッチングパーツも色々と含まれ、殆どが完成後は見えない場所に組み付けますが、時々、こういうのは無駄じゃないか、と思ってしまいます。こういうエッチングパーツの存在が価格に反映されているのであれば、減らしてくれたほうが良いかなと思います。

 

 組み上がりました。ここまでは似たような部品の繰り返しでした。 (続く)

 


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