銀幕大帝α

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バイオハザード・アイランド

2013年01月21日 20時28分37秒 | 洋画ホラー
-感想-

ちょ!この映画、後半20分間だけ超面白くなるんですけど!?
今までの1時間は何だったんだって思うくらいに作品のクオリティがグンと上がります。
そこだけ別の監督が撮ったんじゃねぇのか?ww
しかもだ。
そこに集中して予算をぶっこんだみたく、描写の激しさ的なレベルが全然違う。
サバイバル&ゾンビ&アクション。
全ての要素に製作者サイドの本気を感じた。
この本気と書いてマジと読むを最初から出来なかったんやろか。

ゾンビスタイルはノロノロ系。
何かを求めてというよりも、何も考えずにただ彷徨っている感じ。
そんなスタイルなもんだから、人間は悠々と群れの間をすり抜けていけます。
変な言い方をすれば
「あ、どうぞどうぞ」
と道を譲っている風にも見て取れる。
いいのか、これで?(笑)

でも襲うシーンもあるんだよね。
ゾンビの描き方がちょっと中途半端。

そんな中にも進化を遂げる奴も居たりして、物語途中で無線に「走る奴が出てきた!」と島に連絡が入るのだが、それを活かしたかの様に、例の後半20分になると猛ダッシュゾンビが急に現れたりします。
ランナーの恐怖に怯えて主人公たちも走って逃げまくる場面はちと楽しい。

島に到着したのはいいが食料が無く、仕方なく人肉を食らって生き延びようとしていたとか、終末的な世界に安息の地はないという悲しきお話なのだが、一番の感動ポイントはゾンビパパが船に乗り込んだ娘を黙って桟橋から見送るラストシーンだったりします。

という感じで、始まりから1時間は大して面白くもないのに、終盤20分間は別物作品みたく作り込みがガラリと変わるので、鑑賞者側のテンションも低から高へと移行。
ゾンビ映画では見てくれのグロ描写もしかり。
出るわ出るわの臓物祭り。
銃の発砲音からしても最初の方は「パン!」、後半は「ズドーン」ですからね。
製作していく過程に何があったのか聞きたい位ですわ。

評価:★★☆
13/01/21DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2012-12-07
メーカー:オデッサ・エンタテインメント

DEAD SEASON
2012年
アメリカ
88分
ホラー/アクション
劇場未公開



監督:アダム・デヨー
製作:アダム・デヨー
脚本:アダム・デヨー
出演:
マリッサ・メリル
スコット・ピート
ジェームズ・C・バーンズ『レイク・デッド ケインとアベル』
コーシカ・ウィルソン

<ストーリー>
ゾンビが支配する魔の世界と化したアメリカ。救急救命士のエルビスに助けられた若き女性生存者・ツイーターと10歳の少年・コーディは、ゾンビのいない孤島の楽園を目指すのだが…。



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レッド・ステイト

2013年01月20日 13時00分27秒 | 洋画ホラー
-感想-

おバカなティーンってのはヤリたかったら容姿・年齢問わずに誰でもいいんかね?
わたしゃ、あんなオバサン相手にするのは無理やわ。
酒の力借りても起たんわ。

「ホモは悪だ!!」

そう唱える神父が支配するキチガイ宗教団体に拉致されてしまった男子青年3人組。
その施設を包囲した特殊部隊。

お互いが銃器で武装し睨みあう中、間抜けな保安官が銃をぶっ放してしまった事で壮絶な銃撃戦が開始される!

マインドコントロールされた信者たちがまぁキモい。
男女問わず、小さな子供までもが「同性愛者は死ね」の一辺倒。
それに輪をかけて神父様自体が「ホモは死んで当然Ohジーザス」な考えをしているものだから性質が悪い。
他人の意見なんか聞き入れぬわ!の精神をお持ちなので、いざ撃ち合いが始まると死をも恐れぬ覚悟で丸で楽しむかのように撃ちまくる。

特殊部隊も特殊部隊で「人質諸共全員撃ち殺せ」なもんで容赦なし。
事態収拾に全てを費やす所はいかにも銃社会アメリカらしく、人の命は虫けら以下。
救いを求めて警官隊に駆け寄ってきた女性や、拉致されていた青年までもが呆気なく射殺されてしまうこの異様さに、監督は自国の現状をブラックに皮肉っているなと。

ま、間抜けな保安官が放った一発には、当て逃げされて傷つけられた車の恨みが込められているみたいで笑いが生まれてしまったのだが。

さてこの戦い、一体どうやって決着がつくのやら・・・。

普通に予想したら団体側が全員撃ち殺されて終わり、みたいなものですが、突然鳴り響く

「ブォーンブォーン」

という怪奇音。
誰もが思う事でしょう。

「なんじゃこりゃ?」と。

このオチには参った。
天の神が本当に舞い降りてきたのかと、そんな突拍子もない結末で良いのかと変な期待を抱いて見届けてしまったのですが(笑)。
音の正体は意外なモノでしたが、それでも面白いオチの付け方だなって。

情報によればこの作品、シッチェス映画祭で第44回グランプリを獲ったみたいでして。
いやはやなんとも癖のある一品でしたよ。

評価:★★★☆
13/01/19DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-01-12
メーカー:松竹ホームビデオ

RED STATE
2011年
アメリカ
88分
ホラー/サスペンス
R15+
劇場未公開



監督:ケヴィン・スミス『コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら』
脚本:ケヴィン・スミス
編集:ケヴィン・スミス
出演:
マイケル・アンガラノ『Mr.ゴールデン・ボール/史上最低の盗作ウォーズ』
ケリー・ビシェ
ニコラス・ブラウン
カイル・ガルナー『エルム街の悪夢』
ジョン・グッドマン『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
メリッサ・レオ『ザ・ファイター』

<ストーリー>
田舎町に住む3人の高校生が監禁された先は、狂信的キリスト教団。性の乱れの象徴として処刑台に架けられた彼らをめぐり、協会を包囲した特殊部隊と狂信者との銃撃戦が始まる。


オフィシャル・サイト<“シッチェス映画祭”ファンタスティック・セレクション>(日本語)
コメント (10)
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ボディ・ハント

2013年01月19日 23時35分28秒 | 洋画サスペンス
それは、
彼女の肉体を狙っていた…。


-感想-

アメリカでは今、旬な女優さんなんですかね。
先日観た『ハンガー・ゲーム』でも主演を務めたジェニファー・ローレンスが本作でも主役を演じています。

シスコンの話なのかと一瞬思っちゃうんですが。
要は自らの不注意で起こしてしまった過去の事故に良心を苛まれてしまったのか、それとも両親の異常さに精神がおかしくなってしまったのか。
一見良い人っぽい隣人のライアンがある秘密を地下室に隠し持っていたというお話。

中盤まではラブロマンス的なノリ。
ただその親密になってしまった(成りすぎてしまった)が為に、ライアンのお気に入りになっちゃって恐怖の夜を過ごす羽目になるという後半への繋がりには一役買っていました。

途中で「あれ!死んじゃったじゃん!!」と驚きの展開になっちゃったんですけど。
そもそも妹の成長した顔なんて知らないもんだから、軽くフェイントを食らわされましたね。
地下に監禁していたのは・・・「あぁ、そういう事ね」と。

助けに来た警官が早々に殺されちゃうとか、この手のジャンルでは定番だ(笑)。
結局は主人公エリッサがどう立ち向かっていくのか、そこに焦点が絞られる訳ですが、うんまぁ携帯電話の使い方とかは演出的には凝っていたかなぁ。
自宅の電話機から携帯に着信が転送されるというアイデアがあったからこその、エリッサの母親までもがきっちり巻き込まれてしまう、そんな多少の盛り上がりは生まれていましたから。

惜しいのはビクビクさせるようなシーンが余り無い所。
ブレーカーを落として部屋を真っ暗にするまでは良いんだけど、その後が微妙。
暗がりという状況を活かし切れずに、呆気なく片が付いてしまったもんだからそこは拍子抜けでした。
接触の悪い懐中電灯がパッと点いた時に、ライアンが画面に向かって飛び掛ってくるとか、そういう演出が欲しかったです。

それにしてもライアンが両親から受けた虐待内容。
中々言わない(明かさない)もんで、何処まで引っ張るんやろって。
そのままスルーするつもりなんか?ってヤキモキしていたら最後の最後に暴露していました。
けど、「それだけかよ!」ってな中途半端さ。
そこはもうちょっと長めに説明しても良かったんじゃないかなぁ。

評価:★★★
13/01/19DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-01-16
メーカー:ポニーキャニオン

HOUSE AT THE END OF THE STREET
2012年
アメリカ
101分
サスペンス
PG12
劇場公開(2012/11/17)



監督:マーク・トンデライ『監禁ハイウェイ』
原案:ジョナサン・モストウ
出演:
ジェニファー・ローレンス『ハンガー・ゲーム』・・・エリッサ
マックス・シエリオット『ウェス・クレイヴンズ ザ・リッパー』・・・ライアン
ギル・ベローズ・・・ウィーヴァー
エリザベス・シュー『ピラニア3D』・・・サラ

<ストーリー>
両親の離婚により、母・サラと郊外の一軒家に引っ越してきた17歳のエリッサ。隣の家に住む同級生・ライアンに次第に惹かれていくが…。


オフィシャル・サイト(日本語)
コメント (12)
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沈黙の牙 TRUE JUSTICE2 PART3

2013年01月18日 20時13分45秒 | 洋画アクション
-感想-

これといって特に書く事がない・・・^^;

何時ものセガールアクション。
何時ものセガールムービー。

今回は若干アクションシーンが増えたかな。
オヤジのドスコイ拳法が割と多めにありました。
落ち着いた姿勢で圧勝しちゃう所は最早、安定の域に達しております。

「おい、わたしを相手にするのは止めておいた方がいいぞ」

「う、うるせぇ!」

ボコッ
ボコッ
ベシ

「す・・・すんません。。。」

ほんま鬼に金棒状態ですわ。

次作へのポイントとなるのは、ラストで正体を見え隠れさせていた人物は誰なのかという部分でしょうかね。
そのうち顔見せしてくるでしょう。
あ、それとサラさんが撃たれて大重体に陥ってました。
まさか死なないよね?

この3作目まで観て、サラさんよりも内勤業務の女の子(名前何だっけ?)の方が気になってきた。
可愛くないですか??

レンタル店にはもう6作目まで並んでた。
私は未だに3作目。
まだ3作目。
ようやく3作目。

だってなんか飽きてきたんやもん。
シーズン1で終わりでも良かったんじゃないですかねぇ。
まぁ気が向いたら残りの3巻も借りてみますよ。

評価:★★☆
13/01/17DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2012-12-04
メーカー:日活

True Justice: The Ghost-Violence of Action
2012年
アメリカ
90分
アクション
TVM



監督:ラウロ・チャートランド
脚本:キオニ・ワックスマン
出演:
スティーヴン・セガール『マチェーテ』
サラ・リンド『沈黙の宿命 TRUE JUSTICE PART1』
ロックリン・マンロー
ジェシー・ハッチ

<ストーリー>
過去にケインを苦しめたBOJANが再び出現。CIAは、ケインの部下を殺した黒幕の個人資産を運営する男の警護のために彼が現れたのだと推測するが…。


オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『沈黙の絆 TRUE JUSTICE2 PART0』
『沈黙の嵐 TRUE JUSTICE2 PART1』
『沈黙の掟 TRUE JUSTICE2 PART2』
『沈黙の牙 TRUE JUSTICE2 PART3』
『沈黙の炎 TRUE JUSTICE2 PART4』
『沈黙の刻 TRUE JUSTICE2 PART5』
『沈黙の魂 TRUE JUSTICE2 PART6』
コメント (4)
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ハンガー・ゲーム

2013年01月17日 22時18分32秒 | 洋画アクション
生存率1/24
それは究極のサバイバル。戦うことでしか、生き残れないのか――?


-感想-

全米で大ヒットしたってのも頷けるなぁ。
自分的にはかなり面白かったです。

ただ、例え映画の中の話とは云え、小さな女の子が命を落とすってのは胸が痛みます。

子供たちが殺し合いをする話ですが、血がドバドバと出る描写はなく、グロさは控えめにしていたってのは好印象でした。
流石に『バトル・ロワイアル』みたく無残さが強調されていると嫌悪感も生まれてきますからね。
大人同士ならまだ何とも思わないですけど、子供同士やもん。
そこは出来るなら配慮して欲しいという想いはありましたから。

ここまでアメリカ人のハートを掴んだのは主人公の勝気な性格の中にも勇気と優しさがあったからやと思うんですよ。
他の子供たちみたく、最後の1人になりたいが為に情け容赦なく相手を殺していくといった嫌な感じが主人公には無かった。
相手を思い遣る余りに時には涙を流す。
そしてその悲しみを生き残る糧にして、なるべく人を傷つけないように頭を使いながらサバイバルに挑んでいく。
この人の心を奮い立たすような優しさに包まれた姿に私も共感。
だから凄く主人公に感情移入出来たので、必然と傷を負いながらもへこたれる事無く奇跡的に勝ち進んでいくという展開にはグッと拳を握り締めながら見続けてしまう心地よさみたいなのが感じ取れました。

今年の全米公開を控える続編にも期待大。
愛と勇気と感動を強く味合わされた素晴らしい作品でした。

ゲームの概要と主人公の内面を理解して貰う為に用意された前半。
森や野原を舞台に各々に武器を持った子供たちの戦いを思う存分に描ききった後半。
その中にも裕福層と貧困層の人々の馬鹿騒ぎや対となる苦しみなんかも描写として取り入れ、作品にある世界観すらもきっちりと理解出来る様に時間をかけてゆっくりと映し出し見せてくれる辺りは見事な構成なんじゃないかと思う。
約2時間20分の大作ですが、ダレる部分がなく寧ろ最初から最後まで腰を据えて堪能させて貰った事に作り手の上手さと努力を感じさせられちゃいましたねぇ。

ゲームを面白くさせる為の欲。
ゲームで勝ち残る為の欲。
誰にも当てはまる事ですけど、人間の欲程恐ろしいものはないですよね。

評価:★★★★
13/01/16DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-01-16
メーカー:角川書店

THE HUNGER GAMES
2012年
アメリカ
143分
SF/サスペンス/アクション
PG12
劇場公開(2012/09/28)



監督:ゲイリー・ロス
原作:スーザン・コリンズ『ハンガー・ゲーム』
脚本:ゲイリー・ロス
出演:
ジェニファー・ローレンス『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』・・・カットニス・エバディーン
ジョシュ・ハッチャーソン『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』・・・ピータ・メラーク
リアム・ヘムズワース『トライアングル』・・・ゲイル・ホーソーン
ウディ・ハレルソン『BUNRAKU』・・・ヘイミッチ・アバナシー
エリザベス・バンクス『スリーデイズ』・・・エフィー・トリンケット
レニー・クラヴィッツ・・・シナ
スタンリー・トゥッチ『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』・・・シーザー・フリッカーマン
ドナルド・サザーランド『モンスター上司』・・・スノー大統領
ウェス・ベントリー『ジョナ・ヘックス』・・・セネカ
トビー・ジョーンズ『スノーホワイト』・・・クラウディウス
アレクサンダー・ルドウィグ・・・ケイトー
イザベル・ファーマン『エスター』・・・クローヴ
アマンドラ・ステンバーグ・・・ルー
ウィロウ・シールズ・・・プリムローズ・エヴァディーン
ポーラ・マルコムソン・・・カットニスとプリムローズの母

<ストーリー>
未来の独裁国家を舞台に、最後のひとりになるまで殺し合いを繰り広げるサバイバルゲームに参加したヒロインの運命を描く。


オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『ハンガー・ゲーム(2012)』
『ハンガー・ゲーム2(2013)』
『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス(2014)』
『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション(2015)』
コメント (18)
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