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日々の徒然日記、旅行記など

東京出張 ~国立科学博物館 特別展ミイラ ~「永遠の命」を求めて~ ①

2020年01月09日 | 徒然
今年1回目。 日帰りで東京へ行ってきました。

今日は仕事前に行きたい場所があったので、6時には家を出発。
羽田空港に到着したら雲ひとつない晴天で、空港からめちゃくちゃ大きな富士山が。
これは年始からめでたい!



羽田空港から向かったのは、上野にある「国立科学博物館」。
去年11月から行われている「特別展ミイラ ~「永遠の命」を求めて」を見にやってきました。ヽ(*´∀`)ノ

始まった時から、楽しみにしていた展覧会。
かなり人気とのことだったけど、平日の午前中だからか入口に行列は全くありませんでした。



チケットはネットで購入し、自宅でプリントアウト。
チケット売り場を素通りし、入口のところで半券と交換してもらいました。

それではさっそく入場!


写真はHPより

今回この特別展で展示されているミイラは43体。
地域ごとに「南北アメリカのミイラ」「古代エジプトのミイラ」「ヨーロッパのミイラ」
「オセアニアと東アジアのミイラ」と部屋が分類されています。

ちなみにミイラとはいえご遺体なので、尊厳を守るためか撮影禁止になってたんだけど、
展示ケースの前で何かを構えている人がいたので「写真撮ってる?」と思っていたら、
なんとのぞいていたのは双眼鏡! Σ( ̄□ ̄|||)

そんな手があったとは!と驚きましたが、ミイラの中には皮膚や髪の毛、指先の爪などが、
まるで生きているかのようにキレイに残っているものがあり、数百年、数千年たっているとは
思えないほどの保存状態だったので、細部まで見たくなる気持ちは分かるかも。(笑)



どれもスゴイ!のひと言でしたが、中でも私は日本のミイラにとても興味を惹かれました。
日本のミイラは4体あって、2体は江戸時代の兄弟。
意図的にミイラにした訳ではなく条件が重なって死蝋化したもので、骨ばった他のミイラと違って
かなり皮膚感が残っていたのが印象的。

3体目は江戸時代の「本草学者のミイラ」(左)。
現在確認されているうち、学問的な探究心で自らミイラとなった唯一の日本人で、
自らの遺体を保存する方法を考案し、本人の言った通り後年に掘り起こしてみると見事にミイラになっていた、
という、なんともすごいお方だ…。(^^;
CTスキャンの結果、亡くなる直前に「柿の種子」を大量に摂取していたことが分かったそうですが、
果たしてこれがミイラになった原因なんでしょうかね。
きちんと防腐処理をされたミイラより、よっぽど保存状態がいいのがスゴイ。
ちなみに兄弟と本草学者のミイラは国立科学博物館の所蔵だそうで、普段も展示してくれればいいのに~。

4体目は「弘智法印 宥貞 (こうちほういん ゆうてい)」。
福島県にある曹洞宗金久山 貫秀寺に安置されており、事前にあまり下調べをしていなかった私は、
即身仏が展示されていることにかなり驚きました。(しかも大トリ!笑)
日本に即身仏は17体ありますが、ミイラというよりは仏様なので、まさかお寺がこういう企画に
出展を許すなんて思ってもいなかったので。
過去にもこういったイベントにご出張された仏様はいるんでしょうかね?



途中にあった「ミイラマスクチェンジャー」をパチリ。
自分の顔がミイラになっている所が見られます。



そして最後のショップには海洋堂フィギュアのガチャポンが。

CTスキャンを取って分析した画像を見られたり、それぞれの地域の死への考え方など、
かなり充実した展覧会で期待以上の内容。
前回の「恐竜博」は残念ながら見逃したので、今回来られてよかったデス。

家族も見たいと言ってたんだけど、巡回展は熊本、福岡、新潟、富山だそうで、
関西には来なくて、残念!

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