英国館を見終わったトコロで、まだお芝居の開場まで時間があったので
北野坂にある「
スターバックス 神戸北野異人館店」でお茶することにしました。
異人館の事を調べている時に、たまたま見つけたこのスターバックス。
全国に6箇所あるという「
スターバックス・コンセプトストア」の1つだそうで、2階建て洋館の登録有形文化財なんだって。
なるほど、普通のスターバックスとは雰囲気が違う~。
まるで異人館の中でお茶してるみたい。
私は全然知らなかったんだけど観光客には有名なようで、時間も早いのにたくさんの人が
お茶しに来たり、外で写真を撮ったりしてました。
まったりした後、開場の時間になったのでスタート地点の「
旧パナマ領事館」へ。
今日、見に来たのは「
劇団G-フォレスタ」が主催する「洋館ミステリ劇場」というお芝居で
タイトルは「江戸川乱歩『異人館街の令嬢殺害事件』」。
去年、新聞で「洋館ミステリ劇場」の記事を見てからずーっと見たかったんだけど、
チケットが売り切れだったり、タイミングが合わなかったり…。それが今回ようやく叶いましたっ。
<洋館ミステリ劇場>
昭和初期に建築された本物の洋館を使い、昭和初期の探偵小説を再現。
シーン毎に部屋を移動し、犯人を当てるミステリーツアー型の演劇で、
チケットは即日完売を続けるほどの人気を呼んでいる。
今回は舞台が異人館と豪華だし、いつもは1つの洋館で行われるお芝居が
ストーリーが進むにしたがって複数の洋館を移動するという新しい試みがあるそうなので楽しみデス♪
館の入口にはこんな看板が。
てっきり貸切だと思ってたんだけど、普通に一般の人も入れるのね。
「急にお芝居が始まったりしたらビックリするんじゃない?」って思ったけど、実際にその通りで
悲鳴やどなり声を聞きつけて「なんだ、なんだ?」と関係ないお客サンが集まってくることがありました。
そしてその中には「
異人館ミステリーツアー」で謎解きをして周っているホームズの恰好をした人達まで。
コレはあなた達の「ミステリー」の一部じゃないですよー。(笑)
お客さんが全員そろうまでは、館の中を自由に見学。
開演少し前に脚本家の方からお芝居の紹介があり、その後お芝居が始まりました。
1回の公演の観客は30人ホドで、観客が座るイスの上に謎解き用に使う登場人物が書かれた紙ナドが置いてありました。
いや~、部屋が狭いから役者さんとの距離がめっちゃ近いっ!(^^;
ストーリーの内容は詳しく書けませんが、普通のお芝居では場面が変わると舞台のセットが入れ替わるのが
このお芝居では他の部屋に行ったり、庭に出たりと観客自身が場面に応じてぞろぞろと移動するのが面白いっ。
そして今回は建物内の部屋だけでなく他の館にも場面展開に応じて移動するので、かなり大がかり!
一般のお客さんと区別するために、観客には緑のケープが配られてそれを身に着けるので、
移動途中にも役になりきった俳優さんに話しかけられるという楽しい演出も。
今回移動したのは「
旧パナマ領事館」→「
北野外国人倶楽部」→「
山手八番館」→「
うろこの家」→「旧パナマ領事館」。
一応、地図があるし誰かについていけばいいんだろうけど、基本的に館間の移動は個人で行うので
ワタシみたいな方向音痴は迷って時間内にたどり着けない可能性があったんだけど、なんとか無事に乗り切りました。(^^;
っていうか、急な坂が多いから移動がキツい、キツい…。みなさん館に到着した頃には、かなりの息切れ。
同じように移動する役者サン達も、大変だろうなぁ~。(笑)
お芝居は2時間ほどで、最後は配られていた用紙に殺人事件の犯人の名前と理由を推理して書き込みます。
そしてその紙を提出した後、解答編として最後の芝居が行われます。
ちなみに犯人&理由を当てた人の中から抽選で1名に、オリジナルTシャツが配られてました。
私は残念ながら、全くかすりもせず…。( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \
いや~、オモシロかった!
こういう芝居の「お泊りバージョン」とかもあればいいのに。
どこかの洋館に迷い込んで夜中に寝ていると、密室殺人事件が起きて叩き起こされる!とかさ。(笑)
次の「洋館ミステリ劇場」にも参加してみたい♪
③へ続く…。