阪神西宮を出て、向かったのは福男選びで有名な「西宮神社(えびす宮総本社)」の「夏えびす」。
「夏えびす」とはお正月の十日えびすの半年後に当たる7月10日に荒戎(あらえびす)神社の例祭日を中心に行われる祭典で、
20日にもイロイロとイベントがあるとのことだったので来てみました。
いつもの赤門を通ると、参道に「えびす万燈籠」がズラリ。
約5000個が灯されているそうで、なんとも幻想的な雰囲気です。
しかもよく見かけるLEDタイプかと思って筒をのぞいてみたら、ちゃんと火が付いてる蝋燭だった!
松林近くで写真を撮っていると、衣装を着た人が前を通ったので後をついて行ってみました。
松林に舞台がセッティングされており、待っていると7時半から「女人舞楽 原笙会」の舞楽の奉納が始まりました。
まずは華やかな衣装を着た女児2人の「桃李花若紫(とうりかわかむらさき)」。
源氏物語の若紫のイメージだそうで、可愛らしいね。
お次は朝鮮から伝来したという「白浜(ほうひん)」で、衣装は近衛府の制服である蛮絵装束とのこと。
舞楽を見た後は、本殿に向かいましょう。
いつも昼間しか通った事がないから不思議な感じ。
幻想的ですが、蝋燭の明かり以外に光がないので真っ暗。足元に注意デス。
横道にそれた所に何かある?と思って近づいてみると「福」の文字が。
やっぱりこれは「福男」から来てるんでしょうかね。
写真を待ち受けとかにしたら、縁起がよさそう。(笑)
鳥居をくぐって更に進んでいくと…、
奉納提灯がずらり。
手書きの絵が描かれた子供行燈もあって、可愛らしいね。
拝殿前の神池に差し掛かると、LEDライトを使った「天の川」が。
真っ暗な中、青い光が浮かび上がって、コチラもステキ。
本殿にお参りして帰ろうかと思っていたら、えっ!? 改装工事中?
というコトで、近くに「仮本殿」が出来ていました。(これまためちゃくちゃ暗い!)
工事は今年の1月末から始まっており11月末に終わる予定だそうで、年末年始のお正月には間に合うのね。
本殿から道なりに進むと「神明神社(稲荷神社)」があり…、
来るときに通った参道に戻ってきました。
43号線方面から出る前に、最後に通称「あらえびすさん」と呼ばれる「沖恵美酒神社」でお参り。
十日戎はしょっちゅう初詣で来ているけれど、夏に西宮神社に来るのは初めて。
夏祭りだからお正月みたいにもっと出店があると思ったけど、灯籠が並んでいたので境内にお店はなく。
神社外に少しだけ屋台があるくらいだったけど、それがまた厳かな雰囲気で良かったデス。
賑やかな夏祭りもいいですが、こういう落ち着いた祭りもいいですね。
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