Girl's Be Ambitious!

日々の徒然日記、旅行記など

和栗のベイクドチーズケーキ

2012年11月30日 | グルメ
久しぶりに成城石井のチーズケーキシリーズを購入。
期間限定「和栗のベイクドチーズケーキ」。



見た目は他のチーズケーキに比べて色が地味だから、あんまり惹かれないよね。(笑)



断面は層になっていて、一番上のマロンペーストがしっかり栗の味がして濃厚!
その代わりベイクドチーズケーキの味がホトンドしないんだけどね。
これはチーズケーキではないな、うん。

見た目はケーキだけど食べてみると和菓子っぽい感じなので、紅茶より緑茶と合いそう。
栗好きなら試してソンはなし!?
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ラブ・アクチュアリー

2012年11月28日 | 徒然
ブルーレイ・レコーダーの番組検索機能で洋画を探していたら、
BSの「Dlife」で「ラブ・アクチュアリー」を発見。(12月2日 18:30~)。



クリスマスシーズンにはピッタリのラブコメで、これまでにも何度か見たことがあるんだけど、
SHERLOCK」を見たあとにマーティン・フリーマンが出てると知ってビックリ。
え?出てましたっけ?(^^;

ラブシーンのボディダブルを演じているそうで、「そういう設定の人がいたなぁ」という程度の記憶しかなく。
くしくも役の名前は同じ「ジョン」。

吹き替えなのが残念なトコロだけど、今回の放送でチェックしてみよう!
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SHERLOCK2-1/シャーロック2-1 「A Scandal in Belgravia/ベルグレービアの醜聞~コメンタリー~」④

2012年11月26日 | SHERLOCK(BBC)
<解説者>
SV : Sue Vertue (スー・ヴァーチュ) ・・・ Producer
SM : Steven Moffat (スティーヴン・モファット) ・・・ Co-creator、Writer
MG : Mark Gatiss (マーク・ゲイティス) ・・・ Co-creator、Writer、Actor (Microft Holmes)
BC : Benedict Cumberbatch (ベネディクト・カンバーバッチ) ・・・ Actor (Sherlock Holmes)
LP : Lara Pulver (ララ・パルヴァー) ・・・ Actress (Irene Adler)


■バーツで携帯のレントゲンを撮るシャーロック
BC : ルー(モリー)がきれいだ。
SM : 愛らしいね。シャーロックはひどい。
BC : まったくだ。彼女はこんなに魅力的なのに。彼はバカ野郎さ。
このセリフは最高だ。”X線分析すると彼女なのか?”
MG : ”人はバカなことをする”という彼女に、”そのとおりだ”と答えるだけ。
BC : 女性というのは難しい。

■221Bを訪れるアイリーン
SM : 女性の匂いを嗅ぎつけた。
LP : 匂いって?
MG : 香水だ。
SV : このシーンの編集は楽しかったわ。当初は彼女のショットがなかった。
スティーヴンがポールに言ったの。”サルでもいいからベッドに入れろ”
MG : あの場面で?
SV : スティーヴン、話して。
SM : 僕はちゃんとベッドの中を見せたいと主張した。”サルでもいい”と。
するとポールから不機嫌なメールが。”見てくれ。君のお望みのものだ”と。
本当にサルがベッドで寝てる映像が添付されてた。編集に3時間はかかったと思うよ。あれは驚きだった。
SV : その後、スティーヴンが返事を書いた。”大胆なポーズだ。ララは承知するかな?”
今でもこのシーンを見ると緊張する。
SM : サルが出てきそうで?
BC : 突然ホラー作品に。
MG : 放送時にはサルになってる。
SM : ダメだ。考えるのも怖い。

サルの映像www 
編集までしたんだったら、DVDの特典にでも入れてくれればいいのに!


LP : ジョンが会話に割って入るのが面白いわ。
BC : ああ、これは簡単そうで難しい。マーティンはこのエピソードを通してやってる。
MG : ”電話(フォン)”が”ファック”に聞こえる。実にさりげない。
BC : 彼は悪い言葉が得意だ。

ゲイティスさん、下ネタ多いな。(笑)

SM : この議論は2人にとって恋の戯れだ。(パスワードを探り合うシーン)
LP : 彼らなりのね。
SM : 火遊びさ。
MG : 知的な戯れだ。互いに切り札を見せ合ってる。彼らにとって最大限に親密な行為だ。
SM : セックスそのものさ。
LP : 今が絶頂ね。最後は子供の話で終わる。
MG : ”ヘイミッシュ”はラスボーン版から?
SM : いや、そもそもドイルの原作には一貫性がなくて、ワトソンの妻に夫を”ジェームズ”と呼ばせたりしてる。
「唇のねじれた男」の中でジョンを”ジェームズ”と。
BC : 夫の名を忘れたのかも。
SM : 彼のミドルネームと思われるヘイミッシュは、スコットランドではジェームズにあたるんだ。つまり妻はミドルネームを。
BC : ドイルのミスではないってことか。
SV : ハドソン夫人の名も…、
SM : 一度”ターナー”と。
BC : どう処理した?
SM : 前シーズンで隣人の名前に使った。
MG : モリアーティの名もジェームズだが、どうする?
SM : それは今、考えてる。現在、捜査中だ。
ワトソンの傷の場所も、原作では肩から脚に変わる。これも前シーズンでつじつまを合わせた。
MG : ドイルの記述の甘さは、内輪ネタの宝庫だね。

■ボンドエアー暗号解読
LP : このシーンのあたなはすごいわ。セリフが大変だったでしょう。
BC : ニコチンでやられた日の翌晩だった。寝不足だし、暑かったしで苦労した。何度も言い間違えたよ。
次の日の朝には一発でOKが出た。いいシーンだが大変だった。ララもマーティンも、辛抱強くつきあってくれたね。
MG : スピードを表現することは、効果的な演出法になりうる。うまく達成できれば強い印象を残せる。
LP : そうね。
MG : ペースを落とすとシーンが冗長になるしね。演じる方は本当に大変だ。

ここの早口シーンは圧巻!
シリーズ1「ピンク色の研究」のタクシーの中で、ジョンのことを推理した怒涛のタネ明かしのシーン以来のインパクト。


BC : スティーヴンは視聴者が追いつける工夫もしてる。キャラクター設定上、シャーロックの説明は難解すぎる。
フォローが必要だ。
LP : 私達にもわかるように。
BC : 彼は周囲の人間の反応を見て、よりゆっくりわかりやすく言い直すんだ。
これで彼の天才ぶりだけでなく、思考のプロセスもきっちり伝わる。実によくできた脚本だ。演じがいもある。
MG : よかった。
BC : 頬にキスされた直後は、口を開くと同時にしゃべるべきだった。昨夜の試写でも観客が笑ってた。
僕が金魚みたいに口を開けてたから。シャーロックは言葉が出なかったのさ。
SM : 一瞬の沈黙があるね。”おかしいぞ。言葉が浮かばない”
BC : 彼は消音装置つきの銃を手に部屋を歩き回るが、”007”という数字にはまったくピンときていない。彼らしいね。
MG : 頭から消した?
BC : いや、そもそも…、ポップカルチャーを知らない。
MG : 君には飛行機に詳しい友人が。
SM : ああ、彼には何度となくメールで質問した。”座席の並びから機体が分かる?”とかね。大いに助けられた。
BC : テロップを噴き上げるのはいい案だった。(モリアーティ―がマイクロフトへメールを送るシーン)
アンドリューは…、
MG : 悪い男だ。
BC : 独創的だね。彼はすごいよ。才能豊かだ。マークもね。
ここで見せてる演技もすばらしい。(マイクロフトがメールを見て頭を抱えるシーン)
MG : 思い悩んでるところだ。マイクロフトの家はすごい。純銀製の巨大なチェス駒が並んでる。
SM : 夜1人で何してるんだろう?
MG : 恐らく兄弟が育った先祖代々の家だ。
SV : 1人暮らし?
SM : それは見る人の想像に任せる。知りたいかい?
MG : きっとクリスマスの夜も、1人で過ごしてる。
SV : 家事は?
MG : ターナー夫人が。
SM : ハドソン夫人かも。
MG : 掛け持ちか。

このシーンはマイクロフトのオフィスか何かだと思ってたら、まさか自宅だったとは。
ホームズ・ボーイズは、いいトコのお坊ちゃまだったのね。


■暖炉前のシャーロック&アイリーン
SM : これはタイトルバックにも使った。
このシーンは試写でも観客の緊張が伝わってきた。2人がいい雰囲気になってる。
LP : 共演した最初のシーンね。2人の初日よ。
SM : 普段のアイリーンの髪型は悪女風だが、ここでは柔らかい感じだ。
だがこのあとの飛行機のシーンでは、スイッチを切り替えて再び悪女になる。一瞬で変身するんだ。
MG : 彼女には、ある種の超能力が。
SM : ぐるぐる回転して、悪い女に変身。
LP : まずはスキンシップ。(アイリーンがシャーロックの手を取るシーン)
SM : 王道だ。
LP : ここで男性スタッフが全員、部屋に集まってきた。”何が起こるんだ?”と。
MG : このエピソードの初稿を初めて読んだ時は驚いた。ここはラブシーンさながらだ。
だが彼は冷酷にも彼女の脈を取っていた。衝撃的だ。アイリーンは恐ろしい女性だが、最後には同情してしまう。
LP : もろさが露呈する。
MG : 彼は冷淡だ。あるいはそう見せてる。
SV : ウソの涙も流せる男よ。
MG : そのとおり。
SM : 彼にもスイッチが。
MG : 注目して。
SV : お腹を押すと泣くとか?
BC : 駐車してあるのはスタッフの車だ。
LP : 道にはファンが大勢。
SM : 君の最後の撮影だった。(アイリーンが221Bの窓から外を見るシーン)
SV : ツイッターで広まった。
SM : ガウンを着てることも。
MG : 皆、撮影の一部だけを見て、物語全体を想像しようとしてた。
SV : ガウンのブランドも。
SM : どこのでも同じさ。

「アイリーン」が出ることが分かってただけに、女性がガウン姿で221Bにいる撮影風景なんか見ちゃったら
「そういう展開なのーっ!?」って勝手に妄想してジタバタしちゃいそう。(笑)
来年からシリーズ3の撮影が始まるけど、DVDを買うまであんまりネットのネタバレを見ないようにしないと。(^^;


■飛行場に呼び出されるシャーロック
MG : いいショットだ。(車が飛行場を走るシーン)
SM : 見事なロケ地だ。
SV : 車じゃなくて?
BC : 車も悪くないけど。
SV : 当初は飛行機にカバーをかぶせて昼間に撮影する予定だった。でも誰かが言ったの”風が強かったら困る”
SM : ”夜にしよう”
BC : 夜間撮影の最後のショットだ。
MG : そうだ。撮影中に夜明けを迎えた。
BC : 美しい。
SM : 機内の撮影は「ドクター・フー」の脚本を書いた直後で、疲労のあまり座席で眠ってしまった。
LP : ビジネスクラスでね。
MG : あんな撮影は初めてだった。ビジネスクラスの座席で、エキストラたちがどんどん眠りに落ちていく。いびきの音も。
BC : 体勢を変えると死人が動くはめに。
SM : 最高のテイクだと思っても、ある男性が…(いびきのマネ)。カーテンの反対側では、スタッフたちが熟睡してた。
BC : 撮影助手のダイはラグビーをやってた巨漢だ。彼は熟睡しながらうわごとのように繰り返してたそうだ。
”ジェイミー、そうじゃない”。ジェイミーはレンズのフォーカス担当だ。どんなに早朝の撮影でも緻密さが要求される。
今は何でもデジタルで鮮明だから責任が大きい。コンピューターゲームも軍事演習並みだ。
とんでもなく複雑で高度な技術が求められる。
LP : ”ジェイミー、よせ”
BC : ”スイッチが違う”
SV : でも彼らはスティーヴンがいない間に”カップルシート”を作ってくれた。あなたは寝てたけど。
SM : 疲れてたんだ。
MG : 脚本を読んだとき、ここの長ゼリフに恐れおののいた。(マイクロフトが計画を話すシーン)
元は彼がライトをつけ、座席を照らすはずだった。自分が座ってる席のライトをね。でもそれじゃ何時間も待ってたみたいだ。
”弟はまだか?ちょと見てくる”。薄気味悪い計画だ。集めた死体に服を着せて座らせ、偽の身分を与えるなんて。
BC : おぞましい。
SV : エキストラには本当に機内食を出したかったわ。
MG : 本当の旅みたいだ。
SV : 助監督は”テイクごとに隣の人が起きてるか確認して” ”8分間のテイクです。いびきは厳禁”と。
MG : 長い夜だった。
LP : 暖かくて眠かった。
MG : しかも食事のあとだ。皆たちまち眠くなってた。だが何とか撮影を。
SM : アイリーンはスイッチを押して、悪女モードの髪に。
MG : 空港までの車中で変えた。

死体役なんてセリフも動きもないし、たいくつで寝ちゃう気持ちも分かるねー。
初めてこのシーンを見た時は、座ってるのが死体だと分からず「なんでみんな寝てるの?」って勘違いしてた。(^^;


■マイクロフトの家
LP : ドレスを見て。映像では革に見えるけど。
SV : デザイナーは?サラはどこで?
LP : ロンドンのデザイナーよ、名前を忘れたわ。とにかく、とても珍しい素材でできてた。硬いけど革じゃないの。
SV : プラスチックみたい。
LP : あの素材がアイリーンに合ってる。襟の形も変わってるの。
MG : シャーロックは絶不調だ。完全に彼女に圧倒されてる。問題はいつ形成を逆転するかだ。
すでに彼女の脈を取っているわけだしね。
LP : モリアーティの名が出たらよ。
MG : 確かに彼の名は刺激になったはずだ。
SM : データは安全だと言う彼女を前に、内心”勝った”と思ってる。
LP : あなたも思ってた?
BC : ”あと2分、起きていられるかな”と。
SV : 早回しで演技を。
MG : 舞台配置を3回換えた。
BC : ああ、変更が多かったので、皆ヘトヘトだった。
LP : 最初の夜間撮影で、開始が午前2時。
MG : 最初は50年代のウエストエンドの舞台のようだった。皆が遠く離れすぎていたんだ。
LP : でも脚本どおりだったわ。彼らは向かい合って座っている設定よ。
SV : リハーサルもしたわよね。その後、配置を換えた。
BC : ここはシャーロックが離れてるのがふさわしい。ゲームに負けたみじめな”敗者”だからね。
LP : 勝利は私の目前だった。
SM : シャーロックは残酷だ。彼女の恋心を暴いて勝つとは。だが彼女も彼を辱める気でいた。
あるいは後で彼と合流する気かも。
MG : 結局、採用されなかったが当初はメモを取る時、原作のシャーロックと同様、シャツのカフスに書いてた。
兄弟の共通点だ。
SM : 昔のカフスは取り外せたからね。
MG : そういうことだ。
BC : メモ帳代わりか。
SM : 裕福だからシャツも使い捨てかも。
MG : 一度着たシャツはチェス駒に着せる。
SM : あるいは冷凍庫に保存してある死体に。
LP : いよいよね。(シャーロックがアイリーンを追い詰めていくシーン)
SM : 昨夜、僕は試写の観客の反応をうかがっていた。タイミングは間違いないかと。
このシーンは編集などで何度となく見ているが、劇的な音楽と彼の冷徹な言葉に毎回泣かされてしまう。すばらしい演技だ。
LP : 2人の真実の姿が明らかになる。
MG : ここではまだ勝敗は分からない。彼は一体、何をするつもりなのか。
SM : 彼女に近づくのは、君の案だったね。
BC : ああ、耳元でささやく。彼の顔が暗い影になるのがいい。恋を化学作用と割り切る彼の闇を表わしてる。
LP : 心を引き裂かれそうだった。
SM : 残酷だ。彼女を憎んでた観客も、彼が憎くなる。冷酷なセリフだ。
BC : 冷酷すぎるかと心配したが、やはりいいね。
MG : 皆、見入ってるね。
SM : ここも最高だ。(シャーロックがパスワードを入れていくシーン)
LP : 緊張するわ。
BC : 来るぞ。
LP : ナイフみたい。
BC : 彼の言葉は凶器だ。
SM : 1文字ずつ出す案もあったが、見せなくて正解だった。見る者をドキドキさせたほうがいい。
MG : 前の席の男性がため息を漏らしてた。
BC : 実に効果的な見せ方だね。
SV : 最後に撮ったシーンね。
MG : そう、携帯のアップだ。
SM : よそで撮影した。
LP : 本当に意地悪ね。
MG : 君が悪い子だからさ。
SM : 彼はポケットに入れる手を頻繁に変える。
BC : そんなことはないさ。左手は外、右手は中だ。見てれば分かるよ。

シャーロックがアイリーンを追い詰めていくシーンは、何度見てもゾクゾクするっ!
「I imagine John Watson thinks love’s a mystery to me but the chemistry is incredibly simple, and very destructive.」
(僕にとって愛は不可解なことだとジョン・ワトソンは考えていると想像するが、化学現象は驚くほどシンプルでとても破壊的だ。)
こんな時にジョンの名前がさらっと出てくるなんて笑えるよね。やっと自分を取り戻した感じ?


■カフェで会うジョン&マイクロフト
SM : ここで一拍、置いて…、
MG : ロンドン暴動の日だった。
LP : この日だったのね。
MG : 実害はなかった。すでに屋内のシーンは撮り終えてた。警察は”暗くなる前に撮影をやめてもらうかも”と。
LP : 4時くらいにね。
MG : 前の晩にもある事件があった。足場が盗まれたんだ。このシーンの撮影中も降雨機が止まった。
第1監督がやって来て”撤退しよう”と。警察からも要請が。それで全員、避難したんだ。妙な感じだったね。
LP : 実感がなかった。
MG : 当初、議論したことだが、終盤でのジョンの出番は少ない。だがそれでも大丈夫と判断した。
中心はシャーロックとアイリーンだし、だからこそ最後に彼の役割が重要になるんだ。
LP : 決断を下すのね。
MG : 視聴者も彼がいないことに不満は感じないだろう。あとでちゃんと活躍するからね。
SM : これはワイルダーの映画からヒントを得たんだが、彼がいないとシャーロックは弱い。見る者はハラハラする。
MG : 相棒がいないとね。
LP : 物語作りの秘密が聞けて楽しいわ。
MG : 海賊になった彼の姿が見たい。
LP : 似合いそう。
SM : ”弟は海賊になりたがってた”のあとマイクロフトが、懐かしそうな顔をするバージョンもあった。
MG : 詳しくは描けないが、兄弟には様々な歴史が。

レストレードと同じく、兄弟の少年時代のスピンオフも見てみたい!

■221Bのシャーロック&ジョン
SM : ”彼にどう伝える?”ジョンは決めかねてる。階段を上る時もまだ何というか決めてない。
シャーロックの冷静な反応を見て、一度は安心するが、それは覆される。携帯を要求するあの手…。
昨夜の試写でも話したが、これは現代風の表現だ。原作では彼はアイリーンの写真を求める。
報酬は求めず、ただ写真だけを。マーティンの演技は非常に繊細だ。相手の様子を見ながら慎重に対応する。
LP : 多層的な演技ね。
SV : 高級な携帯だもの。欲しいわよね。
MG : ひと目で分かるよう、ヒョウ柄にすることも考えた。だが結局キラキラを付けるだけに。
前シーズンのピンクの携帯とは区別した。
”カメラ付き”という言葉を使ったのは分かりやすさを考えてのことかい?ほかの電話と区別するため?
SV : データも抜かれてる。
SM : キーで文字が打てて、特徴のある外見の機種がよかった。だが”カメラ付き”とは今はあまり言わないかな。
MG : 仕方ないさ。僕らはすでに歴史をいじり回してる。
SM : ここは大好きだ。(ジョンがアイリーンの死の事を告げるか迷っているシーン)
もう何百回も見ているのに涙が出てしまう。見る者はここで確信するはずだ。
彼女は彼を思って死んでいったと。彼は窓辺にたたずむ。

■処刑されるアイリーン
MG : 最初、彼女はモリアーティに殺されたと思った。そこにサプライズが。
SV : 内緒で書いたのね。
SM : ああ、君たちには秘密にしてた。彼女は死ぬと言ったが、本当は生かすつもりだった。
観客はジョンの決断に注目する。それで最後の最後にどんでん返しを入れた。
MG : 正しい判断だったと思うよ。これまでの流れからも違和感はない。完璧な幕切れだ。
彼は最後にアイリーンを救出し、彼女の存在を消した。恐らくそれが真実だ。”弟なら私をだませるだろうが”と兄も言ってる。
SV : 画面が黒に落ち、一瞬、終りに見える。
SM : 昨夜は拍手が起こったらどうしようかと心配した。
SV : 音も消える。
MG : ここであのあえぎ声が。今のは生だ。
SM : 来たぞ。ロレンスだ。(シャーロックがアイリーンを救出するシーン)
MG : 砂漠のヒーロー。
BC : 夜の闇に消えていく。
SM : 最高のラストだよ。ワイルダー版では彼女との別れは悲しい思い出だ。だが僕らのバージョンでは違う。

シャーロックがアイリーンを助ける設定はいいけど、あの立ち回りシーンがやっぱりちょっと…ねぇ。(^^;
あの修羅場から剣だけで逃げ出すなんて、ジェームズ・ボンドも真っ青じゃないか。(笑)


■回想するシャーロック
LP : 回したわ。(シャーロックが携帯を投げるシーン)
BC : 最後だ。
MG : ”あの女(ザ・ウーマン)”か”比類なき女(ジ・ウーマン)”か。よく議論されるが、どちらも正解さ。
LP : あなたの演技、すばらしいわ。
SM : ララのテーマが流れ、最後に不協和音が協和音に。最後まで聞かせたのはここだけだ。
MG : シャーロックは引き出しを閉めて…、
BC : 物語を閉じる。
SM : 彼女の事は記憶の奥にしまって、いつもの仕事に戻る。
MG : 冒険の日々に。おつきあい、ありがとう。長いから何度も中断しただろう。
LP : 通して聴いた人は偉大ね。
SM : ではまた、次のエピソードで。
SV : ステキなクレジットね。
SM : もっと名前を載せよう。


BBC SHERLOCK INDEX
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サガルマータ

2012年11月24日 | グルメ
インド・ネパール料理の「サガルマータ」へ行ってきました。

3連休で出かけている人が多いのか、いつもは混んでいる店内も今日は珍しくガラ~ン。
他にお客さんはこなかったけど、お持ち帰りを買いに来てる人が。
へー、ここってお持ち帰りもできるんだ。



注文が終わった後、ふと壁のメニューを見ると「カレー鍋」の文字がっ!
コッチに変えようかとも思ったけど、残念ながら予約制のよう。

カレー鍋って鍋屋では見たことがあるけど、インド料理屋のメニューとしては珍しいよね。
かなり本格的な味がしそうな予感。食べてみたい!



お鍋が食べられなかったので、いつもの「カスミルセット」をオーダー。
サラダに熱々のシシカバブ&タンドリーチキンが出てきたあとは…、



「シュリンプ」か「チキン」を選べるカレー&ナンと、別に1品料理で頼んだ野菜の天ぷら「ベジタブルパコーラ」(左)。
いつもだけど、ナンが大きくて1人1枚は食べきるのが難しい…。(^^;



お会計の時に「ポイントカードはいりますか?」と言われたので、貰ってみました。
いつの間にこんな制度がっ!?
500円で1ポイントだから貯まるのが早くて、次回はさっそく「チーズナン」が貰えるそうデス。

ポイントの数字がウネウネしてて面白い。これはネパール語の数字?
次は絶対、カレー鍋を食べるぞっ!
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SHERLOCK2-1/シャーロック2-1 「A Scandal in Belgravia/ベルグレービアの醜聞~コメンタリー~」③

2012年11月23日 | SHERLOCK(BBC)
<解説者>
SV : Sue Vertue (スー・ヴァーチュ) ・・・ Producer
SM : Steven Moffat (スティーヴン・モファット) ・・・ Co-creator、Writer
MG : Mark Gatiss (マーク・ゲイティス) ・・・ Co-creator、Writer、Actor (Microft Holmes)
BC : Benedict Cumberbatch (ベネディクト・カンバーバッチ) ・・・ Actor (Sherlock Holmes)
LP : Lara Pulver (ララ・パルヴァー) ・・・ Actress (Irene Adler)


■翌日の朝、221B
BC : 新聞に病院改修の記事が。
MG : 実際はしてない。
BC : その話をしても?
MG : 第3話の話?ああ、いいとも。
BC : まだ第3話を見てない人は、この先を聴かないで。
MG : クライマックスの舞台は病院の屋上だ。それでここに改修の記事を入れた。セント・バーソロミューには無断でね。

シャーロックが読んでる新聞に書いてある「バーソロミュー病院」の改装記事。
私は全然気づいてなかったんだけど、ネットではこの記事の内容が第3話「ライヘンバッハ・ヒーロー」での
シャーロックの死の偽装に関係があると指摘している人も。ありえそう!


LP : スティーヴン。着信音の案はどこから?
MG : 彼が使ってる。
SM : 出会った後の2人の関係をどう描くか悩んだ。再会まで長い時間がかかるけど、その間はメールでつながる。
文字だけでなく、特徴ある音も入れないと考えた。221Bにあえぎ声が響くのが不似合で面白い。
LP : アフレコで何度もあえいだわ。
SV : NYのララに電話で指示を。
LP : ”さあ、あえいで”
SM : 女性同士でか。
LP : ”もっと長く、悩ましい感じに”
MG : テスト版はひどく苦しそうな声だった。
LP : 便秘みたいな?
SM : 殴られたみたいだった。
LP : ジョンの質問が面白い。
BC : 試写では音が小さく感じた。
LP : あの声?
MG : ウケてた。
SV : 観客の笑い声で聞こえない箇所もあったわ。
MG : 推理ゲームのボードも壁に。
SM : 詳細は次回。

ホントだ~。「バスカヴィルの犬」に出てくる「Cluedo (クルード)」のボードが暖炉の横に貼ってある。
この時期に2人で遊んで、ジョンに呆れられたんでしょうかね。(^^;


MG : ハドソン夫人に失礼な態度を取ったマイクロフトに、2人が噛みつく。
SM : 侵犯行為だ。
MG : 彼らにとって彼女は神聖だからね。
SM : ジョンにからかわれるシャーロックは10代の少年のようだ。女性に無関心なようでいて、着信音はあえぎ声。
涼しい顔をして…。スー、ベネディクトの髪の”レシピ”は何だっけ?
BC : オートミールと…、
SM : トマトだっけ?
SV : ええ、トマトソースよ。
LP : 色の話?
SV : 彼の髪が変色しないように。
SM : プールのせい?
BC : 僕は泳ぐのが好きでよく行くんだが、塩素で髪が変色しないようケチャップを塗れと言われた。
SV : ラップして一晩よ。
MG : だから皆、離れてる。
BC : ケチャップ臭い。

■クリスマス・パーティー
BC : ひどいな。弓の使い方も指の動きもメチャクチャだ。(バイオリンを弾くシーン)
MG : 演奏は別の人?
SM : 弾き方は学んだろ?
BC : 僕はミュートしたバイオリンを弾いてた。元の映像には僕の演奏も入ってる。
クリスマスの曲とか国家とか。弾けるのは3~4曲だけさ。
LP : とても上手だったわ。あなたは何でも得意だけど。
BC : もし次シーズンがあるなら、もっといろいろ覚えたいね。演奏シーンを増やしたい。
MG : 今回、君がバイオリンを鳴らした時も、すぐに何の曲か分かった。君の努力に皆、感心してたよ。
SV : ”鳴らした”じゃ失礼よ。
BC : 事実だ。ミュートされててよかった。子供に習わせる親は大変だね。
LP : ルイーズを見て。(モリーが現れるシーン)
SV : ルパートにも注目よ。
BC : 彼女をチェックしてる。いいね。
SV : 奥さんの浮気を指摘された直後に。
SM : 彼のコメディの才能を感じるね。
SV : いいわね、積極的で。
MG : 隅におけない。
BC : まったくだ。
SM : 僕らは皆、ルパートのファンさ。

レストレードが、ドレスアップしたモリーを見る時の表情が面白すぎるっ。
ジョンと同じく女好きの設定か!?


MG : ビリー・ワイルダーが監督した「シャーロック・ホームズの冒険」でも既設の移り変わりを描き、
物語にスケール感を与えてる。
ここではモリーが彼らの生活の一部になってることが分かる。ここでレストレードが彼女の気持ちを悟る。
LP : おかしいわ。
SM : 季節感を表現することで、物語にスケール感が出る。
ワイルダーの表現にならい、雪のベーカー街を映して時の流れを現した。物語に広がりが出る。
LP : ここのシャーロックは残酷ね。
BC : 彼は自分を貫きすぎて、いつでもことを荒立てる。クリスマスでも変わらない。
彼に対する好感度がガタ落ちするシーンだ。
LP : 本人以外は皆”マズい”と思ってる。
BC : 彼は真実を見抜けなかった。

アイリーンが自分に興味があるってコトは見抜いたのに、どうしてこんなに分かりやすいモリーのコトは見抜けないのよっ。
モリーが不憫すぎる~。・゜・(ノД`)・゜・。


MG : ジョンの”よせよ”がいい。ヒヤヒヤしてる。
BC : まさに”勘弁しろよ”という感じだろう。どんなに細かい点も見逃さず人々の秘密を暴く彼は、
一緒にいてさぞ疲れる相手だろうね。
これは彼なりの罪滅ぼしだ。(モリーにキス) マーティンの演技がいい。彼の謝罪に驚いてる。
いい脚本だ。この謝罪によって、またいつものトーンに戻れる。
MG : キスはスーの案?モリーへのキスさ。
SM : どうだったかな。確か最初から脚本にあった。
SV : そのはずよ。
SM : 彼とアイリーンは初対面のあと、しばらく会わない。脚本を書いてる間も迷ってた。いったいどう話を進めようかと。
MG : それで彼女を殺した。昨夜の試写で、モリー役のルーの魅力を実感した。多くの人に愛されてる。
LP : 皆、感情移入を。
SV : 彼女の恋を応援してるわ。
MG : 彼女が思い悩む様子は見る者の胸を打ち、共感を呼ぶ。
SM : モリーはレギュラー陣の中では、原作に出てこない唯一の人物だ。
そもそもはルーをパイロット版の小さな役に起用した際、あまりにいいので出番を増やした。
MG : セント・バーソロミュー病院のシーンだ。自慢げに恋人を紹介したのに、シャーロックは”ゲイだ”と。
後に彼がモリアーティだと判明する。

■アイリーンの死体を確認するシャーロック&マイクロフト
SM : おなじみの遺体安置所だ。
MG : シャーロック初登場の場所さ。
LP : 遺体役の女性が”あなたの体の代役よ”と挨拶を。”ありがとう”と言うしかなかった。
SM : ヌードシーンはやらずに?
LP : モリーの心のモヤモヤが伝わってくるわね。なぜ体を見て特定できたのか。
SV : ここは映像も演技も最高ね。(シャーロック&マイクロフトがタバコを吸うシーン)
MG : すばらしいシーンだ。
LP : 2人の横顔がステキ。
SM : 美しいね。
MG : 切手にしよう。
SM : 月並みなショットは、ただの1つもない。
SV : これはブリストルで撮った。
MG : ウェールズでは公共の建物内では禁煙だ。
BC : 最初のテイクはまだよかった。翌日、大事なシーンがあったのにニコチンのせいで不眠に。みんなタバコはよくないよ。
LP : このショットが好き。(泣いてる人達を2人が見るシーン)
MG : みんなで話し合った。ここは2人が兄弟として話しているシーンだ。いつものように他者を意識する必要はない。
LP : 素直な会話ね。
MG : とはいえ彼らは世間一般の兄弟とは違う。マイクロフトは彼に手を引くよう助言する。
BC : セリフの読み方、イマイチだ。
SM : どこだ?
BC : ”低タール”だ。
MG : 直しとこう。
BC : 手遅れだ。
MG : ここでライブで直す。
BC : 相談しよう。彼を心配する人間は大勢いる。温かみを感じるね。
MG : なのに彼は、帰宅すると靴下分類の話。
BC : シャーロックは長年己を貫いてきた。意識的に世間から自分を切り離して生きてる。
実際、優しくなったことで最後の決戦でも苦戦する。だから人づきあいを絶ち、孤独を選んでるんだ。そこに美学を感じるよ。
LP : ポールはあなたの脚本を忠実に映像化してる。もちろんそれだけでもすごいことだけど、ここまで芸術的な映像にできるなんて。
BC : いい女優だ。(ジョンの彼女ジャネットについて)
SM : 美人だね。確かに彼のような監督は初めてだ。
映像にしづらそうな場面を書いている時も、”彼なら何とかしてくれる”と安心できるんだ。
MG : 間違いない。

「大いなるゲーム」のコメンタリーでゲイティスさんが、ポールはテレビでの監督は初めてだって言ってたけど、
映像だけを見ても、ドラマと言うより完全に映画のレベルよね。


■221Bのシャーロック&ジョン
SM : このエピソードの下見用映像を見た時にも思った。こんな美しいドラマは初めてだと。
LP : このショットを低い位置で撮ってるのも正解ね。(221Bの外で雪が降っているシーン)
MG : 本当にそうだね。月並みなアングルを使ってないのは、もちろん気をてらってのことじゃない。そうじゃなくて…、
LP : 物語のためね。
MG : 見る者に美しさと新鮮さを感じさせる。独特のフレーミングだ。
SM : 物語の流れに沿った人物の見せ方も面白い。
シャーロックとジョンの初対面では、推理しているシャーロックにカメラが寄り、対するジョンはどんどん小さくなる。
ポールは実に優れたストーリーテラーだ。この美しいバイオリン曲は、デヴィッド・アーノルドが作った。(シャーロック作曲の曲)
MG : 編曲はマイケル・プライス。
SM : きれいな曲だ。
MG : 本当に。
SM : アイリーンのテーマさ。
MG : ”ララのテーマ”だ。
LP : 「ドクトル・ジバゴ」みたい。
MG : ”1895”も会場の笑いを誘った。
SM : 分からない人のために説明しよう。1895年は原作でシャーロックが最も活躍した年。
彼の”最良の年”と言われている。ジョンのブログのカウンターも、1895で止まったままだ。
MG : あの年は僕も大好きだ。
SM : 事件をたくさん解決したかい?
BC : 寒い冬だった。
SV : さっき雪のショットが出てきたけど、撮影は真夏の夜だったわ。
BC : マーティンのクリスマスっぽいセーターも、夏には暑すぎた。
SV : 住宅街で深夜撮影はNGだったから、日没後の2時間で撮った。
MG : 木々が茂ってた。
SM : 憎かったよ。
LP : ロンドンで暴動が起きた時期でもあった。
MG : パトロール隊員を見かけたね。
BC : 第2話でも夜の撮影が多かったが、夏なので暗い時間が短く苦労した。
前シーズンにスペイン料理店で撮影した時もそうだったね。太陽の光でなく闇を追い求めるはめに。
SV : 通勤途中の人々が、窓の外をコーヒー片手に歩いてた。

■アイリーンに呼び出されたジョン
BC : コマ撮りだ。(発電所に到着する車のシーン)
LP : 見事ね。
MG : 発電所は絵になるね。
BC : ポールにジャガーのCMの依頼が来る。彼にこないなら、僕がナレーションを。
SV : すばらしいロケ地ね。
BC : 美しい。

この発電所と、後に出てくる飛行場に車が乗り付けるシーンは、本当に車のCMみたいでカッコイイ!

SM : 昨夜、喝采を受けたシーンだ。
BC : 当然だ。演技も脚本もすばらしいよ。ジョンの愛を感じる。男の愛(マン・ラブ)だ。
MG : 略して”マブ”
BC : ここで感じるのは2人の絆とジョンの思いやりだ。互いにそんな話はしないが、ここで彼は友人をかばう。
これぞイギリス的な”ロマンス”だ。ひそやかで、繊細な配慮に満ちてる。
MG : まさに。
BC : これは、その好例だと思う。
LP : アイリーンとジョンが関係を築く場面でもある。
MG : 彼らは2人ともシャーロックに惹かれてる。
LP : ジョンの心配と愛情は本物ね。
BC : すごいショットだ。照明も美しい。(死んだはずのアイリーンが登場するシーン)
MG : テムズ川沿いのバタシー発電所だ。モンティ・パイソンの「人生狂騒曲」もここで。
LP : 「英国王のスピーチ」も。
BC : 「未来世紀ブラジル」は?
MG : 見事なデザインだ。
LP : 細部に至るまでね。
SV : 床は保護してあったので、撮影後は元通りに。
BC : 美しい寄木張りの床に、ずらりと並んだ古い機器類。
MG : それにハトも。
LP : たくさんいたわ。
BC : 不思議な機械もあったね。皆、安全帽を。
SM : かぶってる君の写真、大事にしてるよ。
BC : 僕もPCの壁紙に。
LP : ヘア担当者は、せっかくの髪型がつぶされて気の毒だったわ。
MG : 2時間かけて直した。ジョンの怒りは感動的だ。彼は友人のために怒ってる。からかわれた自分自身のためにも。
”カップルよ”というセリフは痛いところを突いてる。アイリーンは彼らのことを…、
SM : 一心同体だと。
MG : ああ、そう見なしてる。彼の怒りは当然だ。そこにまた例の着信音が響く。
LP : マーティンの演技にはあらゆる感情がこもってた。彼は天才俳優(ジーニアス・アクター)だわ。
MG : ”ジャクター”だ。2語をくっつけた。
LP : ”ゲイティス語録”ができるわ。
BC : ”マブ”とかね。
LP : 記録しなきゃ。
MG : シャーロックはここではオチをつけない。

■221Bに戻るシャーロック
LP : この日、あなたは私にオランウータンの記事を見せて、マーティンに似てると言ってた。
いえ、あれはどこかの部族だったわ。
SM : この話の収拾を。
LP : 記事の写真を私に見せ、ホビット役のマーティンに似てると。
BC : 記憶にないな。
LP : 本当よ。
BC : 何の写真だって?
LP : どこかの部族が踊ってる写真よ。
MG : 好きなシーンだ。(シャーロックが221Bのドアを開けるシーン)
BC : 確か仮面を着けてたような…。ごめん、まだ部族の話を。
MG : そろそろドラマの話に戻ろう。
SM : 最後のシャーロックの怒りに燃えたアップがいい。
MG : 彼の天才ぶりを改めて感じるね。
SM : 物語上も効果的だ。彼はこれまでに何度か弱みをさらした。
”本当に名探偵なのか?”と見る者は不安を覚える。ここで面目躍如さ。
ハドソン夫人に手を出すとは、敵も命知らずだ。
BC : 彼がハドソン夫人の危機を察知するシーンでは、通りでドリー撮影も行った。
通行人に気づかれ、路上に100人ぐらいの人だかりができてしまった。
大勢に見られてやりにくかったが、彼らも何のシーンか分からなかっただろう。
SV : スタッフも心配しながら見守ってた。
BC : 僕が360度回転する予定のショットは、撮影を断念することに。
でもそれもクリエイティブで臨機応変な現場ならではだ。楽しかった。

これだけヒットしたら撮影時はスグに人が集まってきちゃうだろうから、
シリーズを追うごとに外での撮影はネタバレしないよう気をつけるのが大変そうだね。


LP : このコートをどこで買えるのか、大勢から聞かれたわ。
SV : 作れば売れるのに。
BC : 今回は缶を回した。敵にとどめを。
SM : ナンバーは”XYL”(ジョンが車で221Bに戻ってきたシーン)
MG : でかでかと”男性器(KOX)”と掲げたナンバーもあった。
BC : ”立派”だったね。
MG : シャーロックが急いで書いた字は3歳児並みだね。(ドアの張り紙)
BC : どうも。書いたのは僕だ。
MG : 前シリーズで書いた字はきれいだ。
BC : ああ。だがシャーロックは多忙だからね。
MG : 昔と違って?
BC : 美しい書体を使うヒマはない。
SM : 他の情報を入れるため、脳から消去した。
BC : 残念ながらね。

「シリーズ1」でシャーロックの字が映るシーンなんてあったっけ?覚えがない。(^^;
そういえば先月発売された「The Casebook」には、登場人物手書きのポストイットがあるそうだけど、
その文字は実際のキャストが書いたのかな?


SM : 夫人が自由の身に。
MG : ここでの電話のセリフがたまらないね。(レストレードに電話するシーン)
CIA捜査官も気の毒に。俳優はトッド・ボイス。よくイギリスのアメリカ人を演じてる。
「ミス・マープル」の頃からまるで年を取ってない。
BC : 僕はデビュー直後、彼と共演した。「白い象のような山並み」の短編映画だった。
エマ・グリフィス・マリンやグレッグ・ワイズも出てた。原作はヘミングウェイだ。久々の再会だったのでうれしかった。
LP : さっきのシーンも好きよ。捜査官が窓から落ちる。
SV : ”私のごみバケツが”
MG : 名ゼリフだ。
SM : 任せとけ。
LP : 2人ともハンサムね。(シャーロック&レストレード)
MG : 楽しいドラマだな。
BC : 足を拭いて冷蔵庫を開けるのは、帰宅後の僕そのものだ。
SM : 冷蔵庫を開けるのは君の案だっけ?ハドソン夫人との親しい関係が端的に表れてる。まるで家族だ。
MG : 学校から帰った子が、カバンを置いて冷蔵庫をあさるのと同じだね。
BC : 依存と愛情で結ばれた関係だ。

初めて足をフミフミしてるシーンを見た時は、一瞬ナニをしてるか分からなかったなぁ。
なんで足踏みしてるの?って。(笑)


LP : ”国は滅びる”
SM : 試写でも拍手が。
BC : ウーナは人気者さ。
SV : 大量のワインね。(ジョンが持ってるグラスの中身)
BC : ウイスキーじゃないかな。
SM : 隠れた意味が。
SV : デュボネよ。
BC : もっと強い酒かと。
SM : ジョンは酔いたいんだ。毎晩、泥酔してるかも。
BC : 大みそかだからいいのさ。
MG : だから恋人の名前も忘れる。
BC : グラスの形、変わった?
SM : いや、いくらシャーロックでもそんな超能力はない。クリスマスカードは悩んだ。
BC : 弓を回した。
SM : 原作のシャーロックはクリスマスなど、まるで無縁だ。だからジョン宛のカードばかりが並んでる。
シャーロックにも母親から1通だけ届いてる設定を考えた。だがアップにするのも変なので断念したよ。
MG : いい映像だ。(アイリーンがシャーロックからのメールを見るシーン)
BC : コートも美しいね。
LP : セント・ポール大聖堂の近くで撮ったの。窓に映るようバスが通るのを待ってね。
SM : 実際は8月だ。
LP : 私はバスが近づいたら皆に大声で知らせる係だったわ。それで急いで撮影したの。

女優自ら「バス係」とは!都会ではやっぱり撮影も大変なんでしょうね。

④へ続く…。


BBC SHERLOCK INDEX
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