新しい日本酒がメニューに入りました!
御前酒
MODDERN 純米無濾過生原酒 雄町三部作 第1回
蔵元 | 株式会社辻本店 |
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蔵元所在地 | 岡山県真庭市勝山116 |
アルコール分 | 16% |
内容量 | 1800ml |
原料米 | 岡山県瀬戸産 雄町100% |
精米歩合 | 65% |
火入 | 生酒 |
日本酒度 | ━ |
酸度 | ━ |
アミノ酸度 | ━ |
酵母 | きょうかい1401号 |
備考 | 杜氏:辻 麻衣子(備中杜氏) |
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雄町3部作シリーズ
第1回 MODERN(モダン) ~新鋭~
これからの雄町のスタンダードを念頭に、口に含めば理解する、
官能的で直感的な美味しさを表現しました。
満ち溢れて生きた味わい、無垢のままを詰め込んだ純米無濾過生原酒です。
新酒だからこその伸びしろの余裕、確かな可能性も感じていただけるはずです。
味わい:フレッシュでガス感があり、
穏やかで甘い香りとバランスが良く端正な味わい。
辻本店とは
文化元年(1804年)、現在地に酒造業を創業。
当時は美作勝山藩御用達の献上酒として「御膳酒」の銘
(現在の銘柄の由来)を受け、一般には「萬悦」の銘柄で親しまれていた。
又、当蔵元は古来「うまさけの国」と言われたこの「美作(みまさか)」の地
(岡山県北の旧国名)で、寒冷な気候、良質の酒米と水という、
酒造りの好条件に恵まれた環境にある。このことは、当蔵の基本方針にも表れている。
長い歴史の中、地元の米、地元の水、そして地元の技で醸すことこそ
造り酒屋の原点と考え、綿々と酒造りに励んでいる。
酒質の特徴としては、県南の瀬戸内の酒が甘口であるのに対して
すっきりとした辛口が持ち味である。
それは、冬の寒さの厳しいこの地の人々が求めた味でもある。
また、早くから(昭和45年頃)純米酒の製造にも積極的に取り組み
現在では製造数量の7割を占める。
また、当蔵で40余年の熟練者であった前杜氏の原田 巧の後を引き継ぎ
平成19年より岡山県初の女性杜氏 辻 麻衣子が酒造りを行っている。
蔵人も若返り、杜氏を盛り立てている。
当蔵元の辻家では、明治から昭和にかけての当主が、文化的な活動にも積極性であり
自ら書画を嗜むことから、文人墨客の訪れることが多く
与謝野鉄幹、晶子夫妻の逗留をはじめ尾上紫舟、碧梧桐等が画帳、色紙に筆跡を残している。
また、旨酒をこよなく愛した明治の文豪、谷崎潤一郎は当地で
「細雪」を執筆していたことは、意外に知られていない。
彼の逗留していた町屋も現存している。歴史学者である奈良本辰也を始め
池田弥三郎等。その他渥美清、永 六輔等、多くの客人が訪れている。
酒を通したさまざまな文化とのふれあい。
こうした御前酒の歴史は、上質の酒造りの伝承と本物へのこだわりであり
次代の酒文化の担い手としての心意気を示すものに他ならない。
備中杜氏 辻麻衣子は前杜氏の味
「コクがあって、なおかつキレのよい酒」を引き継ぎながらも
さらに「なめらかさ」を求めて若い蔵人と共に日々研究に努めております。
酒の原材料は「米・米麹・水」。御前酒蔵元では、地元の米にこだわり
岡山県産の雄町、山田錦といった酒造りに適した米を選び、磨き、酒を醸しています。
仕込み水は、蔵の横を滔々と流れる一級河川「旭川」の伏流水を地下から汲み上げ
使用しています。
1804年創業当時のままの酒蔵は、一部機械化されておりますが
まだまだ人の手に頼る部分が多いです。毎年11月から翌年4月の寒仕込み期間中は
蔵人たちが集い、昼夜問わず酒造りに汗を流しています。
この機会に是非お利きください!!