秋の主役、秋刀魚がごえんのメニューに登場しました!!
「秋刀魚」の字のごとく、秋の旬です。
かつては9月の後半にもなれば、ふっくらして
皿からはみ出しそうなサンマが、お手頃価格で
味わえましたが、近年は不漁続き。
スーパーの店頭では、ほっそり小ぶりなサイズが
少々割高な値段で並び、存在感は薄れてしまいました。
今シーズンはいったいどうなのか――。
古くからサンマを漁獲してきた日本ですが
水揚げ量は1990年代以降、おおむね年間20万~30万トンを
推移していました。
2008年には35万トンに迫り、北海道や三陸などの漁港は
豊漁にわきましたが、19年からは過去最低を更新し
去年は2万トンを割り込みました。
不漁要因については、外国漁船による早取りや
海洋環境の変化、数十年ごとに資源量の増減を繰り返す
長期変動説などが挙げられています。
イワシやサバが増えたことで、サンマが日本近海に
来遊しにくい状況になっているという研究者。
しかし確定的な原因は解明されていません。
サンマの寿命は長くて2年で、資源管理をしようにも
今年取らなければその分、来年は太って戻って来るという保証もありません。
サンマに関する研究機関の予報によれば
「来遊量は昨年を上回るが、依然として低水準」。
大きさも「昨年を下回り、100~110グラムが主体となる」とのこと。
旧築地市場時代には、1匹200グラムを超える大型のものが
たくさん入荷したことを考えると、さびしい限りです。
また、さんまは太平洋に広く分布していて、日本船が漁獲するのものは
黒潮に乗ってプランクトンを食べ、脂を蓄えながら北上し
秋になると太平洋沿岸で南下を開始します。
近年の漁場は、陸から離れた場所に分散して形成されるため
効率的な操業ができず、水揚げ量も増えません。
その上、今年は北海道や三陸海域への南下が遅く
「8月から9月は択捉島東方沖の公海に漁場が形成される」(研究機関)
と分析されてます。
サンマが少ない上に小さく、さらに漁場が遠いとあって
漁業関係者の方も振るいません。
通常なら、サンマ漁の主力となる大型(100トン以上)の
棒受け網漁船が出漁する8月下旬から、水揚げが本格化しますが
今年は「燃油高で遠くまで行きにくいばかりか
日本がロシアに経済制裁を科す中、北方水域に近づくには
かなり警戒しなければいけない」(漁業関係者)と悩みは尽きません。
かつて日本では、サンマを焼くモクモクとした煙に秋を感じました。
今では塩焼きの味を知らず、サンマは回転ずしでしか食べたことがない
という子どもたちも増えているそうです。
数少ない旬を感じさせる魚として、できるだけ早く底を脱し
食卓にもサンマの塩焼きが戻ることを期待したいです。
ごえんではおつくり・たたきでご用意しております。
ご希望があれば塩焼きも承ります^^
皆さまのお越しをお待ちしております。
明日23日金曜日は秋分の日、祝日です。
明日の営業は
17時~23時です。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
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