大阪府豊中市 お酒と創作料理の『心響彩酒ごえん』 ブログ

和食とお酒を楽しみながらゆったりとくつろいで頂ける雰囲気のお店です。

一寸豆

2022年03月22日 | 日記

雨がパラついたり晴れていたり

変なお天気です。

雨後の寒さにどうぞお気を付けくださいませ。

 

さて本日のオススメ

  一寸豆(そらまめ)

一寸豆は世界中で食べられる食材で

野菜として未熟な若い豆を茹でるなどして食べるほか

完熟させた豆を乾燥させたものはフライビーンズ(いかり豆)や

菓子の原料に使われるほか

香川県では醤油煮した「醤油豆」と呼ばれる郷土料理があります。

 

ちなみに中国の豆板醤に使われる「豆」はこのそら豆です。

 

名前の由来は実が空に向けて実るからという説が

良く知られていますが、他にも

江戸時代に林羅山が書いた「多識篇(たしきへん)」には

一寸豆が蚕(かいこ)が繭(まゆ)を作る時期に

美味しくなる豆という意味で「蚕豆」

と書かれているそうです。

 

また、サヤの形が蚕を思わせるからという説もあります。

 

色々な呼び名があり漢字で「蚕豆(そらまめ)」

また、「空豆(そらまめ)」とも書きます。

お多福豆もソラマメの大粒の一品種。

 

一寸豆のサヤを開けると、中には

白いフワフワのクッションに守られるように

豆が並んでいます。

 

この白い綿のような部分は葉や根から送られてきた栄養を

蓄える働きがあり、豆の成長に合わせて

豆に養分を送っているそうです。

 

サヤごと焼いてホクホクの豆をお供に

春酒で一杯どうですか?

 

皆様のお越しをお待ちしております!


本日から通常営業です!!

2022年03月22日 | 日記

春分が終わり後のお彼岸です。

お昼は陽射しが暖かいですが

夜の冷え込みは寒の戻りだと思い知らされます。

 

皆様お体お障りないようお気を付けくださいませ。

 

 

さて本日から通常営業致します!!

下記の時間でやっておりますので

皆さまのお越しをお待ちしております。


春告魚 さより

2022年03月18日 | 日記

嫌なお天気が続きます。

お体障りが無い様に、ご自愛くださいませ。

 

本日のオススメは

  さより

もうお彼岸ですし、春分はすぐそこ

春を告げてくれるお魚サヨリ、そして

サヨリは美味いもの^q^

 

淡白で上品な甘味としっかりした歯ごたえがあり

その身の美しさや独特のすがすがしい香りのお魚です。

 

本日はシソ造りや炙りでのご用意がございます。

淡泊な身を炙り香りを楽しみながら一杯いかがですか?

 

さより」は字を「細魚」、「針魚」とも書くように体形が細長い魚で

体長は40cm前後、尻ビレ、背ビレが後方にあります。

下あごが細く針状に突出しているのが特徴。

体表面の色調は背の青緑色と腹の銀色のコントラストがキレイな魚ですが

内臓部分は腹の内側が真っ黒い色をしていて、この色の変化で鮮度が分かります。

産卵期は春から、北に行くほど遅く夏まで。旬は春3月から5月頃で、春告魚の仲間です。

びっくりすると「とびうお」のように水面を飛び出して逃げ姿をくらますという技を持っています。

ホンダワラ類に産み付けられ流れ藻となって海流に流され漂流します

海面にいる小型の甲殻類、アジモ、昆虫などをエサとしています。寿命は2年ほど。

 

沿岸にいる魚で、上品な味わいが古くから親しまれてきました。

刺し網などで漁獲されますが、量的には少なく、高級魚のひとつです。

「かんぬき」と言われる大型魚は、超高級魚ともいえます。

味は白身で、脂肪がほとんどなくさっぱりしていて、カロリーが低く

緻密な肉質で美味しい魚です。

 

外見は美しいけれど、腹の中が黒い(腹腔膜が黒い) ところから

「腹黒い人」という意味合いで使われる「サヨリのような人」という表現もあります。

 

漢字では「鱵」、「針魚」、「細魚」。「沢寄り」=「多く集まること」。

「さ」=「狭長なる」の意味。

「より」=古名「よりと」の「と」を略したもの。

意味は「群を作り、身体が細長いこと」。

 


地方の呼び名として、石川県の能登では「さより」を「スズ」と呼び

金沢では「花見魚」という愛称で親しまれています。

 

魚の中ではたんぱく質が少ない方で、低カロリー。

脂肪もたいへん少ない魚です。全体的に栄養価は低めですが

亜鉛とナイアシンがやや多いです。

亜鉛は不足すると味覚や嗅覚が低下します。

ナイアシンはビタミンB群のひとつで

飲酒時の赤面や頭痛の原因となるアセトアルデヒドの分解を助けます。

 

皆さまのお越しをお待ちしております^^