しましまのドレミ・カフェ

家のしつらい、音楽、おいしいもの、庭遊び
日々のくらしを綴ります
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四十九日

2020-12-19 23:41:00 | 家族のこと


夫と二人、一生懸命用意して、無事母の四十九日を終えることができた。


寒いけれど、窓を開けて換気に気をつけ、


実家の座敷(三階)にエアコンはないので、縦型の電気ストーブを(一階から)持っていって、おっさまが寒くないようにおっさま中心に配置する。


自分たちは外で着るジャケットを脱がず、座る。


もしも自分たちが知らずに感染していて、おっさまにうつすようなことがあってはいけない。
(もちろん、そんなことはないと思うけれど)


もしもの時の感染予防を考え、おっさまにお茶は出さないことにした。

温かくてちょっと高級な感じの小さいペットボトルを直前に買い、タオルでくるんで保冷バッグに入れておく。
お経が終わったら「甚だ失礼ではございますが」と説明して、それを出す。


饅頭も初めから店で包んでおいてもらって、おっさまにはお茶と一緒にお持ち帰りいただく。


色々考えて、知恵を絞って、お経を上げていただいた。


お経が終わる頃、「これでちゃんと母の魂も安心してあの世は行けるのだな」と思う瞬間があった。私もとても安心して、涙が溢れてきた。


行き届かないところばかりだったと思うが、何とか無事に母をあの世へ送り出せたように思う。とてもほっとした。


今後の日程についても、おっさまと話すことができた。今回来てもらえなかった妹たちとも相談して、またコロナの感染状況も考えながら決めていこう。




夫と二人だけで、予約した店で昼食にした。


名古屋の古い町にある。



材料に真摯に向かう、丁寧な料理人の店。

法事を終えて、実家を片付けて、鍵をかけて出てきた安心感に包まれながら滋味を味わう。






お楽しみの八寸。

これがあるから、この店は大好きなのだ。


なんと夫と来られたのは初めてだった。


父も体調を壊す直前になんとか連れてきたのを思い出す。父は珍しくお酒を少し飲んだのだった。そんなふうに後から思い出せるのだから、思い出というのは作っておくものだな、と思う。






蒸し物は中に鶏肉のあんが入っていた。

熱々で本当に美味しい。


夜のコースは、もっともっと楽しい。
今は外食や会食にはとても気を使うので、簡単にはいかない。安心してまた食べに来たい。笑顔で会食する日が早く戻ってきてほしいと切に願う。





午前中はまだ暖かく感じたが、食事も終わって帰宅したら、なんだかとても寒くなっていた。

途中で畑に寄った時は、アラレがぱらぱら車窓に当たっていた。

寒いはずだ。






コメント
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