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バーボングラス片手のロックな毎日

給食は餌? 勘違い甚だしい民主党市議

2015-03-03 19:49:57 | Talk is Cheap
「給食はエサ」
2015年2月27日の大阪市議会で、今の給食事業について民主党の福田賢治市議が橋下市長に指摘した内容。

「中学校給食を視察した際、1年生の生徒から『おっちゃん、これ給食ちゃうで、餌やで』と、中学校給食の本質を突いた鋭い言葉が返ってきた」ってこの市議は言う。
これに対し橋下市長は、「(食べ物に対して)『ありがたい』という感謝の気持ちがないとだめじゃないか。子どもたちを甘やかし過ぎ。食育をして現場で教育し直すべき」と一刀両断に切り捨てた。
橋下市長の当たり前の反論は当然納得いくものだが、問題はこの市議は馬鹿か?ってことだ。なんでこんなバカが市議やってるんだ?
視察に来ている議員に向かって「おっちゃん」って呼ぶ馬鹿な生徒の発言を、注意するどころか全生徒の意見の代表として取り上げてるってことが問題だ。仮に他の30人の生徒が「美味しいですね」とか「毎日楽しみです」って言ってたとしても、こいつは一人の「これ餌やで」って意見を取り上げるんだろうな。

学校給食が美味しいとか不味いとか、見かけがどうとかの前に、提供された食事に文句を言う精神、食べ物を大事にしない、そんな今の子供達の食生活と意識の方が問題だろう?
こいつは飛行機での機内食と学校給食をゴッチャにしてないか?

2014年4月から、市内市立中学校では給食提供を本格的にスタートした。現在では128校が対象となっているらしい。
中学生になんで給食?って議論はさておき、食べ物を餌呼ばわりして平気なのが怖い。

俺たちが子供の頃はご飯粒一つでも残すと「米粒の中には88人の神様がいるんやで」。
出てきた食事に文句を言うと「嫌なら食べんとき」。
煮魚とか野菜炊いたものって子供の頃は苦手だから不満げに食べると「もう作らん。明日から自分で作りや」。
苦手なモノをわざと残してたら「栄養いっぱいあんねんから、全部まんべんなく食べ」。
食事前におやつを喰って夕食を残そうモノなら「世の中には食べられへん人もいっぱいおるんやで」。

したがって当時は給食のメニューで「今日は好きなモノだ」とか「げっ!今日は苦手なものばかり」と思っても、口には出さずおいしい時はおかわりをし、苦手なメニューの時は牛乳で流し込んで飲み込んでた。
それでも、どうしても食べられない生徒がいて、泣きながら食べてたり。昼休みが終わるまで食材とにらめっこしてた。それが当たり前の事だったんだよ。

今は、核家族だからおばあちゃんやおじいちゃんと一緒に御飯を食べる家は少ないのだろう。だから大人に合わせた料理より子供に合わせや料理になってると思う。栄養があろうが身体に良かろうが、子供の嫌いな者は無理に食べさせない。好きなモノだけを食べさせる。
食事の時間がバラバラ、家族一緒に食べててもバラバラのモノを食べてる家もあるらしい。(母と子カレー、父ラーメンとか)

テレビのCMをみたらわかるけど、インスタント食品ばかりだ。スーパーにいっても冷凍食品を買い込んでる若いお母さんもいっぱい見る。
総菜コーナーではいろんなおかずを売ってる。野菜・肉・魚コーナーで食材を買うより出来合いの方が便利なのか?
これが19時以降のスーパーで買い物をしている人が会社帰りというのならわかる。昼頃のスーパーで専業主婦らしき人達の籠の中身がこれだ。

コンビニに行けばファミレス並みのメニューの弁当やプレートが売っている。
化学調味料(今は旨味調味料って呼称を替えたが)、保存料、着色剤、増粘剤、phコントロール、ソルビン酸、クエン酸、甘味料・・・。
ありとあらゆるモノを使って見た目に「美味しそう」いかにも「本物っぽい」を演出された、それこそエサを好んで食べてる。
いつまでも黄色く硬くならないアルコールをふりかけられた御飯。茹でたり炒めた後長時間放置されても伸びない麺、どこで捕れてどこで調理加工されたかわからない食材。
こんなモノを喰ってる世代に、ちゃんと作ってる給食をとやかく言われる筋合いは無い。

あっ?冷えてるから不味いだと?食中毒防止の為には朝に請け負いセンターが作って、運ぶさいには冷却した方が安全だからだ。
冷たいのが嫌なら電子レンジを家から持ってこい。ストーブの上で暖めろ。

あっ?味が美味しくない?なんで中学で学校給食って意味自体わかってネェ。家庭の弁当に任せてたら、大事な成長期に必要な栄養素やバランスが取れない事を懸念して、わざわざはじめたんだ。言ってみりゃ病院食と一緒だ。でも、栄養士さんがちゃんとカロリーやバランスを考えてメニュー作ってくれてるんだ。文句言わずに喰え。

あっ?陽気がパッキントレーで味気ない?自分で魯山人の皿でも備前の器でも毎線のグラスでももってこい。それに移せば?

あっ?美味しくないだと。栄誉王を第一に考えてるからだが、昔の給食に比べりゃどんだけ充実してると思ってるんだ。
普段コンビニや総菜、冷凍食、ファミレスで喰ってるくせにグルメみたいな事言うんじゃねェ。

弁当で美味しいモノが食べたかったら金を出せ。松花堂弁当を届けてやる。
北陸の蟹でも、大間の鮪でも、丹波の松茸でも、三陸の鮑でも入れてあげよう。

こんなバカな意見にいちいち耳を傾けなければいけない橋下市長が可哀想だ。
そういや以前も「ふりかけを持参してもいいか?」等と間抜けな質問もされてたな。
これじゃぁ大阪都構想どころじゃないな。

和食が世界遺産に登録されても基礎がこれじゃぁお先は真っ暗。
昆布や鰹節や煮干しで出汁を取る。米と旬の食材を食べる。そんな当たり前の事はすでに遺産なのかな。


「今の若いもんは」ってそれを作り上げた大人が言うな

2015-03-03 03:49:30 | Talk is Cheap
昔から子供は無茶苦茶だ。
そして常に言われてきた。「今どきの若いもんは」。
明治維新で「尊王攘夷」って喚いてた世代も、大正デモクラシーでモガやモボ決めてた世代も、富国強兵鬼畜米英って思い込んでた世代も。
いつだって若いもんは純粋で、善悪の判断と限度を知らない。

1945年に太平洋戦争が終わったあと、ようやく訪れた平和とともにそれまでの厳しい一歩的に押さえつける教育から、一気に平等教育、かわいがり教育が始まった。そして当時の子供は学校で「日本は(大人は)間違った事をしたんだ」って教えられて育った。今迄の教育は間違ってたと。産めや増やせよのこの時代、喰う事が精一杯の当時、子供らは学校に行ける事が楽しくてしょうがなかっただろうな。
この世代の子供は平気で今迄の敵国の兵隊にチョコレートやガムをもらいに走り回ってた(らしい)。周りの大人が「何だあいつらは?ご先祖に申し訳ないとは思わないのか」って思っても、この時代に戦争を美化した発言をしたら危険分子と見なされてただろうし、子供がそんな事言ったら学校でいじめに遭ってただろう。
とにかくこの戦後に生まれた子供は甘やかされて育ったと思う。
でも、その子供の中には、学校にも行かず兄弟の面倒と親の仕事を手伝ってた子供もいる事を忘れちゃいけない。
中には愚連隊になった人もいるだろう。

戦後に生まれ、喰うのが精一杯の家庭で育った子供は、本当に頑張ったと思う。あっという間の戦後復興はこの世代のおかげと言って過言じゃない。学校を卒業したあとは親兄弟を喰わすため馬車馬のように働いた。感謝してる。あっという間の戦後復興、日本の高度成長経済の基盤はこの人達のおかげだ。
自分のやりたい事や夢なんか置去りにしたんだろうな。ほんと頭が下がります。
しかし反面、裕福な家に生まれた子供、頭のいい学校に入った甘やかされて育った子供達は違う。
どうなったのかは、知ってるはずだ。大学に入り共産社会主義に洗脳されヘルメットをかぶり、ゲバ棒を持って体制に対して歯向かう事に酔っていた。片やヒッピームーブメントに影響されて葉っぱを吸い、自堕落な自由主義を謳歌してた奴らもいる。
そう、既に格差社会はここで又出来上がってたの。愚連隊やヤクザはこの頃から飛躍に数が増える。
浅間山荘事件や東大安田講堂事件でこのムーブメントは終わる。

この若者達も又、社会人になり親になる。そしてGDPを世界水準迄押しあげあっという間に高度経済成長を成し遂げる。
学歴も無く自分を捨てて働き家庭を顧みず働いてくれた若者達のおかげで、経済は成長したが、家庭では母親に全ての子供の世話をおしつけてしまった。その結果、その中には愛情に飢え、満たされない子供も作ってしまった。
そして学歴も無く働くと、いつまでも搾取される側ってことに気づき高学歴といい会社に入る安定を子供に求め始めた。
70年代安保って騒いでた奴らは体制に飲み込まれ、馬車馬のように働き同じように日本の高度成長経済の基盤を作った。
いい大学出てるんからいい会社に入れただろう。同じように学歴閨閥を持たないと、搾取される側になってしまうと感じただろう。
ヒッピーやサイケに酔っていた奴らも髪を切り社会に溶け込んでいったが、こいつらだって元は裕福な家庭だ。嫌々ながらも資本主義社会に溶け込んでいったんだろう。

この世代が作り上げたのが学歴偏差値社会。
規律と規則で縛って若者の自由を取り上げた。
偏差値が全て、内申書が全て、先生や親は絶対。
ルールに閉じ込めておいた方が管理しやすい事を当時も大人は経験から知ってた。
そう、下克上を生き抜き、下克上をを徹底的に排除した秀吉や家康のように。

いい大学を目指すのは当たり前、そしていい会社への就職するのが当たり前。その先には安定した未来が待っている。それが80年代の大義名分教育だ。経済成長もどんどん良好で、バブルだってそろそろ言い始める頃、学校でも格差が出てきた。
いい高校、いい大学、いい会社。でも、子供に選択肢は無い。地元集中。偏差値で決められてしまう大学。出身大学で決められてしまう企業への就職。

そして学校ってルールからはみ出した者はこう呼ばれた。「落ちこぼれ」と。
すでに落伍者の烙印を押された奴らはヤンキーや暴走族になった。いらだちは校内暴力や深夜の暴走になる。学校や警察、権力は暴力によって制圧する。大人が決めたルールに逆らえきれない奴、レールから堕ちてしまった奴らは家庭内暴力に走った。金属バット殺人事件なんかはこの時代の産物だ。

当時の大人は困った。せっかく作り上げたシステムが失敗だったと。
じゃぁどうしよう、おしつけないで強制しないで、競争させないで、牙を抜こうと。
そう、それが「ゆとり教育」

ここから先は言わなくても今の社会を見たらわかるから書かないが、これも失敗。
競い合っても落伍者は出る。
平等にしても群れからはぐれる者は出る。

子供達が一番欲しいのは愛情。
親が与えるのはこれが最優先だ。

その愛情の中には
1,どこでどうやっても生きていける知識や判断力
2,社会で馬鹿にされない為の最低限のマナーやルール
3,自分の思うように生きたらいいが、やったら恥ずかしい事、みっともない事
が含まれていないといけないと思う。

これらを教えないのは大人(親)の怠慢。
そう、全ては大人(親)の責任。
これらを教える為に必要であれば暴力(言葉の暴力も含む)も、必要であれば細かいルールは破っても、必要であれば突き放しても。
そんな基本的な所がぶれてる今、「今の若者は」って他人事のように批判してる場合じゃない。このままだと今回の少年犯罪みたいな事件はいつまでも続く。誰かを責めてもしょうがない。これからの未来を担う子供の教育を、今の大人がもうちょっと真剣に考えないとヤバい。





川崎市の少年殺害事件について-1

2015-03-03 02:02:34 | Talk is Cheap
川崎市の13歳の少年殺害事件。
犯人と思われる18歳の主犯書くの少年が供述をはじめたらしい。

今回の主犯格はヤンキーではないだろう。いや、見た目はヤンキーかもしれないが、ヘタレだろう。
自身がいじめにあってて、ぐれて仲間を集めて、13歳の少年をパシリにして、万引きして来いとか命令したり、言う事聞かないから殴る。
事件現場にも単車ではなく自転車でいってるし、繁華街ではなく河川敷。ただのイチビリヤンキー。だから仲間内で地位を誇示してみせる為に必要以上に弱い物に暴力や無理を強要してアピールする。自身のストレス発散でしかない。
しかもこの18歳、被害者の友人らに癒えにこられて謝罪してる。ヘタレ。しかも親が警察に通報してる。なんじゃそりゃ?
それの逆恨み?しかも殺してるのに当初は否定してたり、何も言いたくないとか言ってたし。
悪いがこんな奴は少年院でリンチにあってくれと思う。出てきても地元の他のヤンキーグループが許さない事を祈る。

今回のこの事件を含め、最近の少年犯罪はかなりエスカレートしてるよな。
同級生を殺した、いじめで自殺した、脅迫メールを送った、行方不明になった、親をナイフで斬りつけた、無関係の人の家を放火した。
何もそこ迄・・・とか、殺さなくても・・・、って。残虐な少年犯罪がある度に、物知り顔のコメンテーターが「これは今の社会のひずみが生んだもの」とか「周りの大人がもっと気づいてれば」、「何故周囲の人は気づかなかったんでしょう」とかコメントしてる。あげくには学校、役所がこの被害者の心の悲鳴を把握してなかったって事でまとめる。
俺はこんなコメントが一番嫌い。メディアやコメンテーターは、なんとなく世間が納得するするように発表してるだけだ。

考えてもみろ、今の学校や社会のシステムで、どうやって大人が少年や少女のトラブルを把握できる?ましてや仮に把握したとしてもどう対処せぇっていうの。
先生は手を挙げれない。言葉で言えばパワハラや問題発言。じっくり話そうとしたらひいき。肝心の親共はモンスターペアレンツ。ガキどもは好き勝手しほうだいな時代だ。

以前はヤンキーでもないのにいちびった事したら、先生や教育委員会なんかより前に、ヤンキーグループにシメられる。いちびった格好で繁華街に行けばメンチ切られてカツアゲや喧嘩を売られる。即、路地裏へGo!。ヘタレな部分出したら飛んでみろハネてみろ。それが嫌ならはったりでも喧嘩受けろ。負けそうなら逃げろ。ヤンキーやるのも根性がいった。ヘタレなヤンキーは生きていけないから中学デビュー、高校デビューはなめられないように必死だった。
弱いもんいじめをするイチビリは、ヤンキー仲間に馬鹿にされ、体育館の裏でしばかれる。教室の椅子が無くなる。はみごにされる。だから「昔はいじめがなかった」って今の40-50代が言うんだよ。

でも今、誰でも髪を染め、ピアスを開け、墨を入れれる。ヤンキーとチャラオの区別がつかなくなってる。
ヤンキーとギャルとの境界線も無い。派手に自己主張しても誰も文句を言わない。
一昔前なら、先生が髪を無理矢理黒く染めさせる、切る、既製の制服来てくる迄は来させない、停学処分にする、指導名目で柔道場で投げやがる。無視しやがる。落ちこぼれのレッテルを貼られる。
今、そんな事したら、ペアレンツ共が喚くのは目に見えてる。一昔前なら学校に怒鳴り込む親なんて、金縁眼鏡かけたPTA役員か、勘違いした市会議員とかくらいだけだ。だいたい親が出てきた時点でその子供はもうヤンキーの世界では生きていけない。

家で社会のルールや基本道徳を教えられてない子供が、TVで有名企業の社長や政治家が謝罪させられてる画面を見る。「自分らしく生きろ」って大義名分を与えられて、間違った自由を手にした少年少女。好きな物しか食べず、好きな事しかやらず、親や先生も怖くない。道徳心も思いやりもしらない。何が悪い事なのか、何が間違ってる事なのか誰も教えてくれないから好き勝手。
こんな道を外れていくこいつらを誰が指導できるって言うんだ?

よく「最近の子は」って表現されるけど、子供は以前からそんなに変わっちゃいない。
若い奴らは限度を知らないのは当たり前だ。好き勝手な振る舞いするのは当たり前だ。幼稚園児や小学低学年の子供らをみたらわかるだろ?
奴らは騒ぐ、勝手に触る、喚く、ごねる、走り回る、転んだら無く、思い通りにならないとすねる、虫を殺す、散らかす。
こんなガキ共の習性を道徳ある人間に育てるのが、親の教育、家庭の教育、学校の教育、社会の教育。

さぁ、家ではわがまま言う子供を叱れるか?悪い事して叩いたら、押し入れに閉じ込めたら、家の外に放り出したら、DVと言われる。
さぁ、近所の人は悪さする子供を叱れるか?よその子のわるさを注意したら親に怒鳴り込まれる、SNSで実名で晒される。
さぁ、学校の先生は生徒を叱れるか?モンスターペアレンツ共がすぐ乗り込んでくる。やれ体罰だ、いきすぎだ、無神経だ、おかげで登校拒否になった。
さ、社会に出て上司はこいつを叱れるか?パワハラだ、セクハラだ、労働規則にかかれてない事は守らネェ。仕事を観て覚えろと言っただけでいじめと言われる。

責任転嫁と自己主張の固まりのこんな世の中で、残念な事件がおこるのは当たり前だ。
大人達がよってたかって今のこの時代を作ったんだからな。

もう一度書くが「最近の子は」って表現は間違ってる。
今の子供達を作ったのはこの国と今の大人だ。
それは次のブログで書く。