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美容室でカットは違法?ねじ曲げ解釈する弁護士ドットコム

2015-03-11 05:58:49 | Talk is Cheap
「重箱の隅をつつく」って格言がある。
些細な事をほじ繰り返してわざわざ問題を提起する。
何が楽しくて何の得があるのかわからないが、最近こんな輩が増えた。

弁護士ドットコム 3月10日(火)9時25分配信ニュースがまさにそう。
弁護士や検事、裁判官ってのは頭が固く融通が利かないのはなんとなく理解できるが、弁護士のサイトがわざわざ重箱の隅をつついた内容を記載する意味が分からん。

今回の記事は美容室で男性がカットしたら違法?=安倍総理は美容室でカットしてるから違法?って内容。
美容師法をねじ曲げて解釈して、安倍首相を貶めて何のメリットがある?お前らは民社党や共産党の手先か?
もしこれが違法だというなら根拠をちゃんと示せ。

<美容師が、コールドパーマネントウエーブ等の行為に伴う美容行為の一環として、カッティングを行うことは、その対象の性別の如何を問わず差し支えないこと。また、女性に対するカッティングは、コールドパーマネントウエーブ等の行為との関連の有無にかかわらず行って差し支えないこと。しかし、これ以外のカッティングは行ってはならないこと>

だから美容室では女の人しかカットしたらダメで、男をカットするのは違法だ!って。バカか。

この文章だけ読めば一般人は誤解をする。そしてこの記事を読んだ美容師、理髪師はお前らを訴えるかもしれないぞ。名誉毀損と風説の流布で。お前らは弁護士だから裁判は得意分野だから何言ってもいいとか勘違いしてないか?

だいたい上記の文章は、国家試験の認定迄されてる美容師法や理髪師法の法律より下の、厚生省環境衛生局が1978年12月に各都道府県知事あてに出した「理容師法及び美容師法の運用について」という通知だ。法律より通知が勝る事が無い事くらい知ってるだろうに。

しかも1972年に通知されてその後改訂がされてないからこれが残ってるってだけだろ?
1972年頃に男が美容室でカットなんかしてるか?散髪屋の窓ガラスに男性人気アイドルタレント等の写真(清水健太郎やにしきのあきら、郷ひろみ等)が貼ってあった時代だぞ。

美容師法の定義は確かに「結髪(セットのことだな)及びパーマネントウェーブ、もしくは香粧品によって容姿を美しく整える」だ。
これだけを解釈すれば美容室では鋏は使えないって事になる。しかし「必要に応じて毛髪の長さを整える」という項目も明記されてる。ここ迄読めばパーマあてるのに余分な髪の毛は切っていいって事がわかる。
したがって、カットだけを美容室でするのは違法って、無理矢理解釈を繋げてどうする。
理容師法の定義は「鋏及びクリッパー、カミソリ等で容姿を美しく整える」だ。したがってカットだけなら理容室=バーバーや散髪屋に行けって?
じゃぁ逆に言うぞ、理髪店ではカラリングもパーマも一切違法だな。
カットしてもらってて色を染めて欲しくても、終わってからどこかの美容室に行けって事だな。
美容室で襟を剃るのにカミソリを使ったらダメなんだな。女性が刈り上げしたくてもバリカン使ったらダメなんだな。小泉今日子が昔借り上げしてたのはバリカンでだったぞ。遡って訴えるか?
松本人志、ビートたけし、所ジョージ。みんな染めてるがカットは散髪屋。カラリングは美容室に行ってると?

1972年の古い通知を取り上げる前にもっと遡ってみろよ。
昔は武士をはじめとしたちょんまげの月代を剃ったり結ったり、女性の日本髪を結ったり。
それらの職人が床屋とか髪結いって呼ばれてた。
床屋って中国では「売春宿の手配する人」って意味だ。
まぁ昔は遊郭(売春宿)で遊んだり泊まったりした後は髪や髭を正さないといけないからこの名前がついたんだろう。未だに大相撲の銀杏を結う人は「床」って呼ばれてる。
美容師とか理髪師とか呼ばれるようになったのは、山野愛子先生が昭和中旬に提言した頃からだ。その結果美容師法や理容師法が出来た。未だに合格率は受験生の4分の1って言われるくらい難関な試験で、医師や会計士と同じく国家試験だ。弁護士どもが持ってる司法試験よりレベルが下なのかどうかは知らないが、同じ国家試験資格取得者の美容師や理髪師をなめるなよ。

弁護士ドットコムで訳わからん記事書いて一国の首相を貶めようとした奴よ。いいか?言っておくぞ。法律は基準でしか無いはずやぞ。それはお前らが一番良く理解してるはずやぞ。法律の殆どは解釈次第や逃げ道が用意されてるよな。報道の自由が保証されてる代わりにプライバーシーの侵害による罪も認められてる。言論の自由が認められてても、名誉毀損や風説の流布による罪も認められてる。
お前らが今回書いた記事はデマの流布でしかないし、何の意味も無い。

今後美容室では、男性弁護士はカットお断りにさせていただこう。自業自得ね。
この弁護士ドットコムのニュースは面白い記事が多くてよく閲覧してたが、俺は今後は見ないようにする。