GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

京都の廃退と錦市場の観光客用商店街化

2015-04-02 04:10:11 | FOOD&DRINK
京都の町がどんどん醜くなってる。
寺社仏閣が多く世界遺産にも登録されたから、ただでさえ多い観光客がどんどん増えてるせいでもあるんだろうけど。

至る所にコンビニが出来てる。
大阪でもこんなに無いぞって言いたいくらい増えた。
景観法とやらで目立たないようにしてるが、コンビニはコンビニだ。

風情のある店が無くなった。
古い家を改装してneoなんたらとかジャパネスクとか詠ってる店が増えた。
まるで大阪の中崎町のようだ。鰻の寝床と呼ばれた老舗は消え、横文字の店が増えた。

錦市場は観光客でごった返してる。
商店街の店も観光客用の商品ばかり並べてる。
これで京都の台所なんて言ってたら、笑われるくらい商品が貧相。
化学調味料まみれの漬け物。ぼったくりの値段のついた鱧。
錦市場はいつからこんな感じになってしまったんだろう。沖縄の牧志の公設市場と同じか?観光客用商店街。沖縄の地元の買い出し人は「泊ゆいまち」で買うって聞いた。京都もプロは錦じゃ無く中央卸売り市場で買うんだろうな。

ふと老舗の鰻屋を思い出して寄ってみた。
ここは焼いた蒲焼きを店頭で販売してる。昔は奥で、今は2階で食べれる。
久々に食べてみる事にした。鰻は夏の食べ物じゃないよ。夏に売れない鰻屋の為に平賀源内(通説)の作った「土用の丑の日鰻を食べようキャンペーン」のせいで、今、鰻は夏の食べ物のように思われてるが、元々は春や秋だ。まぁ養殖鰻しか出回ってない今、旬も何もあったもんじゃねぇんだが。

階段を上がり、引き戸を開けると若いバイトばかりの店員のおざなりな「いらっしゃいませ」。どこに座っていいか誘導してくれないから自分で「ここいいですか?」って聞いて勝手に座るハメに。これが観光客用の接客か?心なんてこもっちゃいねぇ。ファミレスの方がまだマシ。
笑顔なんか無い。マクドナルドを見習って欲しいな。朱塗りのお盆が安っぽい。食器の用意がガチャガチャと音がウルサい。私語が多い。
店内には英文での貼り紙が。「ここでは一人一品頼むように。」「持込はお断りします。」外人客も多いんだね。でもさ、山椒とか醤油とか置いてあるけど、容器には何も書いてないよ。これじゃぁ外人は使えっこないぞ。気遣いやおもてなしってどこへ行ったんだ?

注文してから意外と早く出てきた(ビール1グラス呑んだくらいだから5分くらい?)鰻は案の定パリッパリ。薫製かと思ったよ。焦げ臭いだけで旨味は無い。典型的な暖め直しの蒲焼きだな。スーパーの鰻の方がまだ美味しいんじゃないか?愛知産の鰻だとの事だが、これほど脂がのってない鰻は久々。まぁタレさえかかってればうな丼は喰えるからいいんだけどね。でもこれじゃぁ、藤井大丸か高島屋の地下でうな丼弁当買うか、ほか弁でご飯だけ買って、スーパーで鰻のタレだけ買って桜の咲きかけた岡崎公園か円山公園あたりで食べた方が良かったな。ペットボトルのお茶買ってもこれなら500円で済んだなと思ってしまった。
遅れて出てきた肝吸い。うーんこの肝、間違いなく養殖。しかも中国産。化学調味料まみれの吸い地。ガッカリというかやっぱりというか、そんな気持ち。観光客はこれで満足するんだろうか・・・。

祇園、鴨川、木屋町、河原町、烏丸、寺町、京極、四条、三条、御池・・・。このあたりはもう京都じゃない。観光客用の京都モデル地区って感じだな。今出川や丸太町、北白川、北山、大原あたりもどんどん浸食されてる。
これが世界遺産の町か?今なら金沢の方が情緒風情がいいんじゃないか?
外人観光客がこんな京都を望んでるとでも思ってるのか?修学旅行生でもがっかりする今の京都の町並み。
まぁJR京都駅からしてもうおかしくなってるんだから仕方が無い。
伝統を守ってる良心的な(頑固な)老舗が可哀想。


サントリー新製品レモンジーナの販売数の実情

2015-04-02 03:00:26 | FOOD&DRINK
SUNTORYはアクティブな会社だ。次々と新しい製品を世に送り出す。
企画もので単発に終わるものも多いが、ヒット商品も多々ある。
ビール離れで発泡酒全盛の今、プレミアムモルツの一人勝ちも愛飲者としては嬉しい。
でも、この会社、宣伝が上手いので本質がよくわからなかったりする時が多々ある。

3月31日に発売されたばっかりの果汁入り炭酸飲料「レモンジーナ」。4月1日にもうこの新製品の販売を一時休止すると発表した。
サントリー曰く、「予想を超える販売量で安定供給ができない!生産体制が整うまで出荷を休止する」との事。
今年12月末までの販売計画で100万ケースとしていたのだが、4月1日までの出荷が既に125万ケース。たった2日間で、年間目標を超え手閉まったためとの事。

うーん。本当か?
「澄みわたる梅酒」の時も同じような事言ってたぞ。

営業が努力して大手スーパーや大型酒販店等に売り込みをして、まとめて仕入れてくれたらダンピングやキックバックを提案し、とりあえず発売時の出荷数だけは確保しただけではないのか?
今日某大手スーパー3軒行ったが、どこも山積みだったぞ。
現時点では店側が在庫抱えてるだけで少なくとも消費者が購入した数は100万ケースどころか10万ケースも無いのではないか?

だいたい12月の販売計画で100万ケースだったのに、既に125万ケースも商品は生産してたの?おかしくない?
ジュースの場合、賞味期限や消費期限が通常の食品とは違って長いのはわかるが、それでもこの数値っておかしくない?

100万ケースって言うのが何本で1ケースなのかわからないが、少なくとも12本じゃないだろう。12本ならダースだ。
って事は少なく見積もっても2000万本。
これを発売前に用意できた会社や工場が追加注文に応えられない?
しかも2000万本を売り切ったとしたら、日本国民の6人に一人はレモンジーナをこの二日間で購入した事になる。
そんなに売れたのなら、今日見た山積みのディスプレーは何だったんだ?
更にこのレモンジーナ。発売前にコンビニ限定「先行GETキャンペーン」てのをやっていた。1/26-2/26迄WEB限定で10000人に景品が当たるキャンペーン。これは何だったんだ?この先行予約分はどのくらい売れたんだ?

なんか嘘くさい「予想を超える販売量」
CDの出荷枚数が「100万枚突破」って言いながら、結局は販売店におしつけただけで、結局返品で実際は30万枚しか売れてなかったってのが一時期よくあったが、今回もそのパターンのような気がする。
サントリーさん。本当は生産が追いつかないじゃなくて、これから返品が山のように来るから生産しないでも在庫確保できるからじゃないの?