世知辛い世の中になったもんだ。
不思議な現象はすべて科学で証明され、神話だ民話だってのは風化していくんだろうなぁ。
それを痛切に感じさせるニュースが流れてた。
5月の18日。
新潟県の民家に夜、男の子が「泊めてほしい」と不意に訪れ、断られると姿を消したという出来事があった
これがネットなどどでは「座敷童子ではないか?」って話題になってた。
泊めてくれと言って突然現れた男の子は、小学校低学年くらいで、Tシャツと半ズボン姿。
「今晩泊めてください。何でもお手伝いします」と話したそうだ。
家人の70代の夫婦が不審がって断ると、「僕のこと分からないの?」と言って自転車で立ち去ったらしい。
まぁ座敷童子は自転車のらいだろうけど、時代は変わるからねぇ。
ぬりかべがコンクリートや、一反木綿がポリエステルに変わってるかもしれない。
夫婦の息子が交番に通報して、警察は翌19日の午前に報道発表を行い、情報提供を呼びかけた。
その結果、この男の子はこの家の近くに住んでる男児だと分かった。男児は親に叱られて家出をしよようと思い、結果家人の顔を知っていた民家に行ったそうだ。
真相が分かってしまえば「あぁ、なんだぁ」ってことなんだが、この報道を見て「あぁ世知辛い世の中になったなぁ」ってつくづく思った。
そりゃ夜にいきなり家に見知らぬ子が現れて「今晩泊めて」とか言われたらちょっとビビるわな。
でもさ、この男の子は顔見知りだと思って訪ねて行ったのに、「あんた誰?」って追い返されてるわけだ。覚えてなかったのか、子供の成長は早いからわからなかったのか、それとも他人に興味がなかったのか。まさか二人とも認知症で、実の息子の顔も危ういってわけじゃあるまい。
しかも「(泊めてくれるなら)なんでもするから」って言ってる子を、家にも入れず、事情も聞かず、さらに不審がって警察に通報。
オレオレ詐欺とか還付金詐欺だとか、老人の金目当ての悪質な犯行もある時代だ、新手の詐欺か?って思っても仕方ないけどさ。
もしこの子が本当に座敷童子だったら、がっかりしただろうなぁ。
座敷童子は何もしないけど、家からいなくなったら不幸が訪れちゃうんだけどね。
環境破壊で河童は河には住めないし、雪女は温暖化で絶滅危惧。
子泣き爺はうるさいと近所からクレームつけられるジジイで、砂かけ婆はこれまた通報される迷惑ババア扱いだな。
デジタル全盛のこの時代、お化けも妖怪も信じない。昔話も民話も神話も伝説も消えていくんだろうな。
ゲゲゲの鬼太郎がリメイクで放映されたり、ちょっと前は妖怪ウォッチなるものがブームになったのにね。
おばあさんが川で洗濯してて、ドンブラコと桃が流れてきても、不審がってスルーするんだろうな。それか拾って帰って家で切ってみたら子供が出てきたら、もう警察にすぐ電話。下手すりゃ誘拐犯や拾得物横領に問われたりね。
翁が竹やぶで光る竹を見つけてもスルーかな。写メ撮ってインスタアップか。切って中からお姫様が出てきたら警察に連絡するだろう。そして事情聴取され娘はそのまま児童養護施設へ。家に連れて帰って自分たちの子だって育てたとしても噂が(ネットで)広まりこれも誘拐犯扱い。
裏の畑でポチが鳴いて、そこを掘ったら黄幡小判がざくざく出てきても、届出しなきゃいけないし、隣の爺さんに逆恨みで殺された犬を燃やして、その灰を枯れた桜の木に撒いたら動物愛護弾や、保健所・役所がすぐ来そうだ。
浦島太郎が竜宮城から帰ってきたら50年も経ってて、玉手箱のせいで老人になってもその間国民年金収めてなかったから年金もらえないんだろうな。
罠に捕まった鶴を助けて(そもそも助けないで見ないふりして通り過ぎそうだが)、鶴が娘に返信して訪ねていっても不審がられて家に入れてくれないんだろうな。
寒そうだと言って売れ残った傘を地蔵さんにかぶせてあげて、恩返しと家の前にいろんなものを置いていってくれても、毒や詐欺を疑ってすぐ届けるんだろうな。
悪さばかりしてたごんぎつねが、お礼にと必死に家に届けてくれたのに、それを盗もうとしてると勘違いして殺してしまう話がある。
これは今の時代の予言話なんだろうか。
神話も昔話も全部作り話。
空想や夢をみてはいけない。現実を見据えなきゃ。
もう現代人は鵺に夢を食べられちゃったのかもしれない。
不思議な現象はすべて科学で証明され、神話だ民話だってのは風化していくんだろうなぁ。
それを痛切に感じさせるニュースが流れてた。
5月の18日。
新潟県の民家に夜、男の子が「泊めてほしい」と不意に訪れ、断られると姿を消したという出来事があった
これがネットなどどでは「座敷童子ではないか?」って話題になってた。
泊めてくれと言って突然現れた男の子は、小学校低学年くらいで、Tシャツと半ズボン姿。
「今晩泊めてください。何でもお手伝いします」と話したそうだ。
家人の70代の夫婦が不審がって断ると、「僕のこと分からないの?」と言って自転車で立ち去ったらしい。
まぁ座敷童子は自転車のらいだろうけど、時代は変わるからねぇ。
ぬりかべがコンクリートや、一反木綿がポリエステルに変わってるかもしれない。
夫婦の息子が交番に通報して、警察は翌19日の午前に報道発表を行い、情報提供を呼びかけた。
その結果、この男の子はこの家の近くに住んでる男児だと分かった。男児は親に叱られて家出をしよようと思い、結果家人の顔を知っていた民家に行ったそうだ。
真相が分かってしまえば「あぁ、なんだぁ」ってことなんだが、この報道を見て「あぁ世知辛い世の中になったなぁ」ってつくづく思った。
そりゃ夜にいきなり家に見知らぬ子が現れて「今晩泊めて」とか言われたらちょっとビビるわな。
でもさ、この男の子は顔見知りだと思って訪ねて行ったのに、「あんた誰?」って追い返されてるわけだ。覚えてなかったのか、子供の成長は早いからわからなかったのか、それとも他人に興味がなかったのか。まさか二人とも認知症で、実の息子の顔も危ういってわけじゃあるまい。
しかも「(泊めてくれるなら)なんでもするから」って言ってる子を、家にも入れず、事情も聞かず、さらに不審がって警察に通報。
オレオレ詐欺とか還付金詐欺だとか、老人の金目当ての悪質な犯行もある時代だ、新手の詐欺か?って思っても仕方ないけどさ。
もしこの子が本当に座敷童子だったら、がっかりしただろうなぁ。
座敷童子は何もしないけど、家からいなくなったら不幸が訪れちゃうんだけどね。
環境破壊で河童は河には住めないし、雪女は温暖化で絶滅危惧。
子泣き爺はうるさいと近所からクレームつけられるジジイで、砂かけ婆はこれまた通報される迷惑ババア扱いだな。
デジタル全盛のこの時代、お化けも妖怪も信じない。昔話も民話も神話も伝説も消えていくんだろうな。
ゲゲゲの鬼太郎がリメイクで放映されたり、ちょっと前は妖怪ウォッチなるものがブームになったのにね。
おばあさんが川で洗濯してて、ドンブラコと桃が流れてきても、不審がってスルーするんだろうな。それか拾って帰って家で切ってみたら子供が出てきたら、もう警察にすぐ電話。下手すりゃ誘拐犯や拾得物横領に問われたりね。
翁が竹やぶで光る竹を見つけてもスルーかな。写メ撮ってインスタアップか。切って中からお姫様が出てきたら警察に連絡するだろう。そして事情聴取され娘はそのまま児童養護施設へ。家に連れて帰って自分たちの子だって育てたとしても噂が(ネットで)広まりこれも誘拐犯扱い。
裏の畑でポチが鳴いて、そこを掘ったら黄幡小判がざくざく出てきても、届出しなきゃいけないし、隣の爺さんに逆恨みで殺された犬を燃やして、その灰を枯れた桜の木に撒いたら動物愛護弾や、保健所・役所がすぐ来そうだ。
浦島太郎が竜宮城から帰ってきたら50年も経ってて、玉手箱のせいで老人になってもその間国民年金収めてなかったから年金もらえないんだろうな。
罠に捕まった鶴を助けて(そもそも助けないで見ないふりして通り過ぎそうだが)、鶴が娘に返信して訪ねていっても不審がられて家に入れてくれないんだろうな。
寒そうだと言って売れ残った傘を地蔵さんにかぶせてあげて、恩返しと家の前にいろんなものを置いていってくれても、毒や詐欺を疑ってすぐ届けるんだろうな。
悪さばかりしてたごんぎつねが、お礼にと必死に家に届けてくれたのに、それを盗もうとしてると勘違いして殺してしまう話がある。
これは今の時代の予言話なんだろうか。
神話も昔話も全部作り話。
空想や夢をみてはいけない。現実を見据えなきゃ。
もう現代人は鵺に夢を食べられちゃったのかもしれない。