業界の裏話が好きだ。
本編よりもメイキングが好きな俺。スポットライトが当たってるステージ見るより舞台裏の方が興味があるくらいだ。
最近トーク番組やバラエテイ番組でこの裏話が語られることが多い。
その中には「へぇ、そうだったのか」というのと、「なんじゃこれ、聞きたくなかった」ってのがある。
「へぇ、そうだったのかぁ」って裏話は面白い。
著名人や大物タレントがお亡くなりになられた時、故人を偲ぶエピソードなんかはこちらが多い。
どちらかというと痛快、豪快、破天荒なエピソードが中心で、「さすがだなぁ」とか「すごいなぁ」って印象だ。
「一晩でうん百万の支払いを・・・」とか「その店にいた全員の飲み代を・・・」とかね。
他にも印象に残ってるとか、心温まるエピソードなんかもいいね。「あの撮影現場であの人がこう言ってくれた」とか「あの方がこうされてたのを見てそれ以来私も」なんてのはいいなぁ。
先日放送された【ごぶごぶ】で浜田雅功が渡哲也さんと初めて会った時の話をした。面識はなかったけど挨拶に行ったら立ち上がって「渡です」って挨拶してくれたって。それを聞いた今回のゲスト勝村政信が「実は渡さん、新人の日活ニューフェース時代に、撮影所の階段でその当時のスターが溜まってるところに行って挨拶した時、その中で石原裕次郎さんだけが立ち上がって挨拶してくれたことに感激してそれ以来ご自身もされてるのよ」というエピソードを話した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/5c/ff1865115ccc859a71026b22a9808142.png)
こういうのはいいね。「さすがだなぁ」とか「すごいなぁ」って思えるもの。
エピソードは他人が語った方が感動するのよ。スターと言われる人の話は特にね、
自分で自分を語る(語られる)のはちょっと苦手。まぁこれはその人にもよるんだけどね。それが今も売れてる人なら全然気にもならないんだけど、大した実績もない(または一発屋と呼ばれる人)が「あの頃は」とか語るとねぇ。ただの「過去の栄光を自慢してるだけしょ」って感じてしまうのよ。
特に「あの頃はいくらもらってた」なんてのがダメ。バブルはじけた後の元青年実業家ってやつがこんな話ばかりしてたのと一緒。過去は過去、今は今。
自分語りでも今も売れてる人や、誰もが知ってるベテランとかなら別なのよ。
志村けんが【人生最高レストラン】って番組で語られた話も面白かった。このチュートリアルの徳井が司会をしてる番組は、スターの思い出のエピソードとともに思い出の食事を紹介する番組だからね、自分語りしてもらわなきゃいけない。ドリフに入れてもらえた時の話、ヒゲダンスや「最初はグー」誕生の秘話なんかされてたが面白かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/d6/60a32edae2c106f78c62ecc6160807d4.png)
加藤茶が【チマタの噺】という番組で語られた話も面白かった。MCの鶴瓶よりも10年芸歴の長い加藤茶によるドリフ裏話。競艇で300万円負けた次の日に800万円勝ったとか、ラスベガスでバカラで1億くらい勝ったとか、ドリフ時代のいかりや長介さんの話や今の嫁さんとの結婚秘話とか。「へぇ、そうだったのか」って話ばかり(当たり前だが)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/bb/b6c0e68128ea4f826d0b27c692aeff90.png)
業界の裏話とか、当時世間では知られてなかった話なんかが聞けると面白いし、自分の知らなかったことを知れてなんか得した気分。映画やドラマの撮影でのエピソードなんかは裏側が見れた気になるね。
でもそれもこれも、トーク番組ではMCや司会者が引き出してこそ価値が有る。MCの上手い下手で随分変わるよね。
戸田恵梨香が【サワコの朝】という番組で、子役としてこの世界に入った話や、ドラマ「大恋愛〜僕を忘れる君を」や映画「あの日のオルガン」撮影時の話、阪神大震災を経験したことなどをお話しされたが、MCの阿川佐和子さんがうまく引き出してたな。事前にアンケートや放送作家などがまとめてるとはいえ、MCの力で面白くなったり、つまらなくなったりするもんね。そう考えると黒柳徹子とかタモリってすごいんだなぁって思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/dd/69c5a572f39300d48f2bbfd2117aae03.png)
悪い例は【今夜くらべてみました】での元SPEEDの島袋のトーク。ヒットした平成ソング( CD)を聴きながら当時を語ったのだが、これはいけない。ただの暴露でしかないってトーク。当時のファンはがっかりするだけだ。番組MCの徳井や後藤がいない場所で、一緒に話してたのがいとうあさこと古市さんだから仕方がないのかもしれないけど、「余計な事喋りやがって」としか思えないトーク。これならそのまま芸能界から消えてくれたままでよかったよって思える内容でした。
「実はあの時・・・」って話しは、やっぱり他人や第三者が語る方がいい。
本人が語るのなら、当時の時代背景がわかる話でドジ話や失敗談、先輩からの助言とかだけにしてほしい。
仮にもアイドルとして売ってた人が、「あの当時ファンとこんなことがあった」とか「メンバーの何々は仲が悪かった」とか、「それ言って誰が喜ぶの?」ってのはさ、ほんま勘弁してほしいのよ。
美談でも微笑ましエピソードでもないただの暴露や愚痴、過去の栄光の話はいらない。聞きたくない。
それでも「またか」「こいつもか」「今更か」「過去自慢か」の“あの時は・・・話”は画面から流れる。今売れてない人にとっては過去話、暴露話は唯一の生命線、メディアに取り上げてもらえるラストチャンスみたいなものだからな。
「今」を語れるものがないから「昔」を語るしかないってことは、もうそれしか価値がないってことだ。
それさえも使いまくって飽きられたら、今度は何を売る気だ?
ヌードかスキャンダルかゴシップか。
そのあとは消えていくか犯罪くらいしか残ってないぞと。
本編よりもメイキングが好きな俺。スポットライトが当たってるステージ見るより舞台裏の方が興味があるくらいだ。
最近トーク番組やバラエテイ番組でこの裏話が語られることが多い。
その中には「へぇ、そうだったのか」というのと、「なんじゃこれ、聞きたくなかった」ってのがある。
「へぇ、そうだったのかぁ」って裏話は面白い。
著名人や大物タレントがお亡くなりになられた時、故人を偲ぶエピソードなんかはこちらが多い。
どちらかというと痛快、豪快、破天荒なエピソードが中心で、「さすがだなぁ」とか「すごいなぁ」って印象だ。
「一晩でうん百万の支払いを・・・」とか「その店にいた全員の飲み代を・・・」とかね。
他にも印象に残ってるとか、心温まるエピソードなんかもいいね。「あの撮影現場であの人がこう言ってくれた」とか「あの方がこうされてたのを見てそれ以来私も」なんてのはいいなぁ。
先日放送された【ごぶごぶ】で浜田雅功が渡哲也さんと初めて会った時の話をした。面識はなかったけど挨拶に行ったら立ち上がって「渡です」って挨拶してくれたって。それを聞いた今回のゲスト勝村政信が「実は渡さん、新人の日活ニューフェース時代に、撮影所の階段でその当時のスターが溜まってるところに行って挨拶した時、その中で石原裕次郎さんだけが立ち上がって挨拶してくれたことに感激してそれ以来ご自身もされてるのよ」というエピソードを話した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/5c/ff1865115ccc859a71026b22a9808142.png)
こういうのはいいね。「さすがだなぁ」とか「すごいなぁ」って思えるもの。
エピソードは他人が語った方が感動するのよ。スターと言われる人の話は特にね、
自分で自分を語る(語られる)のはちょっと苦手。まぁこれはその人にもよるんだけどね。それが今も売れてる人なら全然気にもならないんだけど、大した実績もない(または一発屋と呼ばれる人)が「あの頃は」とか語るとねぇ。ただの「過去の栄光を自慢してるだけしょ」って感じてしまうのよ。
特に「あの頃はいくらもらってた」なんてのがダメ。バブルはじけた後の元青年実業家ってやつがこんな話ばかりしてたのと一緒。過去は過去、今は今。
自分語りでも今も売れてる人や、誰もが知ってるベテランとかなら別なのよ。
志村けんが【人生最高レストラン】って番組で語られた話も面白かった。このチュートリアルの徳井が司会をしてる番組は、スターの思い出のエピソードとともに思い出の食事を紹介する番組だからね、自分語りしてもらわなきゃいけない。ドリフに入れてもらえた時の話、ヒゲダンスや「最初はグー」誕生の秘話なんかされてたが面白かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/d6/60a32edae2c106f78c62ecc6160807d4.png)
加藤茶が【チマタの噺】という番組で語られた話も面白かった。MCの鶴瓶よりも10年芸歴の長い加藤茶によるドリフ裏話。競艇で300万円負けた次の日に800万円勝ったとか、ラスベガスでバカラで1億くらい勝ったとか、ドリフ時代のいかりや長介さんの話や今の嫁さんとの結婚秘話とか。「へぇ、そうだったのか」って話ばかり(当たり前だが)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/bb/b6c0e68128ea4f826d0b27c692aeff90.png)
業界の裏話とか、当時世間では知られてなかった話なんかが聞けると面白いし、自分の知らなかったことを知れてなんか得した気分。映画やドラマの撮影でのエピソードなんかは裏側が見れた気になるね。
でもそれもこれも、トーク番組ではMCや司会者が引き出してこそ価値が有る。MCの上手い下手で随分変わるよね。
戸田恵梨香が【サワコの朝】という番組で、子役としてこの世界に入った話や、ドラマ「大恋愛〜僕を忘れる君を」や映画「あの日のオルガン」撮影時の話、阪神大震災を経験したことなどをお話しされたが、MCの阿川佐和子さんがうまく引き出してたな。事前にアンケートや放送作家などがまとめてるとはいえ、MCの力で面白くなったり、つまらなくなったりするもんね。そう考えると黒柳徹子とかタモリってすごいんだなぁって思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/dd/69c5a572f39300d48f2bbfd2117aae03.png)
悪い例は【今夜くらべてみました】での元SPEEDの島袋のトーク。ヒットした平成ソング( CD)を聴きながら当時を語ったのだが、これはいけない。ただの暴露でしかないってトーク。当時のファンはがっかりするだけだ。番組MCの徳井や後藤がいない場所で、一緒に話してたのがいとうあさこと古市さんだから仕方がないのかもしれないけど、「余計な事喋りやがって」としか思えないトーク。これならそのまま芸能界から消えてくれたままでよかったよって思える内容でした。
「実はあの時・・・」って話しは、やっぱり他人や第三者が語る方がいい。
本人が語るのなら、当時の時代背景がわかる話でドジ話や失敗談、先輩からの助言とかだけにしてほしい。
仮にもアイドルとして売ってた人が、「あの当時ファンとこんなことがあった」とか「メンバーの何々は仲が悪かった」とか、「それ言って誰が喜ぶの?」ってのはさ、ほんま勘弁してほしいのよ。
美談でも微笑ましエピソードでもないただの暴露や愚痴、過去の栄光の話はいらない。聞きたくない。
それでも「またか」「こいつもか」「今更か」「過去自慢か」の“あの時は・・・話”は画面から流れる。今売れてない人にとっては過去話、暴露話は唯一の生命線、メディアに取り上げてもらえるラストチャンスみたいなものだからな。
「今」を語れるものがないから「昔」を語るしかないってことは、もうそれしか価値がないってことだ。
それさえも使いまくって飽きられたら、今度は何を売る気だ?
ヌードかスキャンダルかゴシップか。
そのあとは消えていくか犯罪くらいしか残ってないぞと。